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日米比較③ LAの銀行は5時まで営業。ATMは24時間無料。=日本人は自国の不自由さに気づかない?(山本太郎発言を考える) [れいわ新選組応援]

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日米比較③ LAの銀行は5時まで営業。ATMは24時間無料。=日本人は自国の不自由さに気づかない?(山本太郎発言を考える)

山本太郎発言で思い出し、書いたLA時代の話が好評なので、もう1本書いてみる。LAに住んでみて驚いたのはアパートの設備や安さ、車を持つことの気軽さ。そうそう、ガソリンも日本より割安というのもある。高速は無料だし、東京にいるとかかるいろんな費用がいらないこと前回書いた。(最後のその記事のアドレスあり)今回は銀行だ。

日本の銀行は午前10時から

午後3時まで営業。僕が子供の頃からそうなので、当たり前だと思っていた。「郵便局は5時までなのに、なぜ、銀行は3時?」と考えることはなかった。また、当時、日本のATMは24時間ではなく、午後7時まで。5時を過ぎると100円の手数料を取られた。文句を言いながらもそれが銀行だと思っていた。

でも、LAの銀行は午後5時まで営業している。

そしてATMは24時間。365日。手数料は一切取られない。アメリカ人に聞くとこう言われた。

「なんで自分の金を引き出すのに手数料が要るの? おかしいじゃない? 俺の金なんだから、銀行に預けてあげてんだから、出したいときに出せるのは当然。それを時間で制限したり、手数料とったりなんておかしい!」

確かにその通り。今まで当たり前だと思えていた日本の銀行だが、アメリカと比べると、いかに銀行側の都合で営業しているか?に気づいた。なぜ、日本の銀行は3時で閉めるのか? 公務員だって5時まで仕事。多くの人は深夜遅くまで。今でこそ24時間ATMがあるが1980年代前半は7時を過ぎるとATMさえ使えなかったのだ。

当時、僕はすでに映像の仕事をしており、

早朝から深夜まで撮影。銀行に行く時間がなく現金を引き降ろすことができない日々が続いた。銀行には金があるのに先輩から借りて生活していたこともある。公共料金の支払いも今のようにコンビニでは払えず、銀行か郵便局。3時か5時で終わりなので、支払いができず、何度も電話を止められた。

そんな不便なことがまかり通ったのは背景がある。結婚していれば夫は会社で働き、金の出し入れ、支払いは自宅で家事をする妻が行う。だから営業終了が3時や5時でも問題ない。それが日本人の典型であり、独身の僕など、とても困るのだが、世間的には銀行を批判せず「だったら結婚すればいい」という考え。夫がしっかり働き、妻が支えるというのが国の方針だったのだ。

戦後はそれでよかったかもしれないが、

80年代頃から晩婚化。市民の生活スタイルは大きく変わった。が、銀行や郵便局は相変わらず古い体制を続ける。対して、アメリカの銀行は当時から5時まで。ATMは24時間ー無料。市民のための環境ができていた。いかに日本は役所、企業の都合が優先されるか?を痛感した。

ちなみに、当時のアメリカでの公共料金支払いは、パーソナルチェック(小切手=銀行に口座があれば誰も発行してもらえる)に金額を書き込んで、電話会社、電力会社、水道会社に郵送するだけ。銀行や郵便局に行かなくてもOK。これも便利。1980年代の話だが、この時代から日本は市民が不自由をし無理をしているのに、企業や役所は市民目線で対応せず。古い体制を維持。それを政府が守ってていたということだ。だから、今でも銀行は3時で閉まる。

「でも、コンビニで24時間降ろせるから今は大丈夫だよ〜」

という友人もいるが、毎回108円の手数料を取られる。アメリカは今でも24時間無料で引き出しができる。日本人はそんな理不尽や不自由をいつしか「当たり前」と思うようになり、企業が保護、優先され、市民が様々な搾取をされていることに気づいていない。庶民の負担の上に企業が栄華を誇るのは今に始まった事ではないのだ。「れいわ新選組」に変えてもらわなければ!

自己責任ではない=> https://cinemacinema.blog.so-net.ne.jp/2019-08-18-9

アパートと車=>https://cinemacinema.blog.so-net.ne.jp/2019-08-19


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日米比較② 割安LA生活VS貧乏な東京生活? なぜ、日本では必要のない高い支出をせねばならない?=(山本太郎発言を検証する) [れいわ新選組応援]

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LA生活が東京より快適なのはなぜ? なぜ、日本では必要のない高い支出をせねばならない?=(山本太郎発言を検証する)

アメリカと日本の比較記事。

大好評で400「いいね」超え。山本太郎さんが「貧しいのは自己責任ではない。政府が悪いんですよ」と街頭演説で言ったのを思い出して書いた。

「アメリカは広いから家賃も安いんだよ〜」

と納得しがちだが、それはいろんな理由の1つにしか過ぎない。今回はその辺を説明する。LAでは中流階級はプール付きの一戸建てに住んでいる。大学生でもプール付きのアパートに住んでいることは前回書いた。入居するのに保証人は要らない。学生であると証明するファームがあればOK。礼金も要らない。

アパート探しは不動産屋ではなく、アパートで「For Rent」と言うプラカードが出ているところを探し、そこのマネージャーに部屋を見せてもらう。気に入れば即入居。敷金のようなもの(部屋代の何十%)を払えば、その月からの部屋代を払うだけ。ちなみに僕はUSC(南カルフォルニア大学)に通っていたので、大学とハリウッドとの間にある地区のアパートに住んでいた。

電気代、駐車場代は込み。

ランドリー、プール、ジム。ビリヤードもあった。パーティ用の広いラウンジもある。友人と2人でシェアして借りていたが、1人分の負担は東京のワンルームマンションと同じくらい。部屋は1ベッドルーム、ダイニング、キッチン。バストイレ。家具付き。(ベッドや本棚。ソフアが4つ)冷暖房完備。冷蔵庫もダイニング・テーブルも付いている。

電気代を払うアパートに住んだこともあるが、水道、ガス合わせても日本よりずっと安い。と言うか日本の電力会社が総括原価方式という悪名高い方法で、必要以上の利益を加算しているので異常に高いのだ。多くのアパートは電気代こみなので、大学生は夏にエアコン付けっ放しで外出する。

アパートは2年毎の更新料もない。

引っ越すときは私物を運ぶだけ。引越しセンターに頼まず、自分の車で何回か往復すれば十分。ほとんどが家具付きアパート。

車検はない。日本車は優秀なのになぜ、日本では車検が必要なのか? アメリカ車はすぐ故障するのに車検はない。中古車も業者ではなく、個人売買が多い。マーケット等に「For Sele」と書かれた張り紙があり、その連絡先に電話。車を見せてもらい、気に入れば買う。かなり安く車が手に入る。例えば休日にビーチに遊びに行く。高速道路はフリーウェイと呼ばれ、名前通りに無料。サンタモニカビーチ等有名なところは駐車料金が必要だが、少し離れれば公営の安いパーキングがある。

つまり、LAはお金をあまりかけずに住むことが出来て、レジャーも格安で住む。ただ、レストラン等の人が作った料理は高め。人件費が高いからだ。でも、これは働く人たちの賃金。今、日本のレストラン等が安いのは、皆が安い賃金で長時間労働をして、料理の値段を下げているから。逆にLAでは調理されていないものは安い。肉、野菜、果物。僕が住んでいた頃より、いろんな値段は上がっているが、食材に関しては今も日本より安い。

酒類も日本より安い。

バドワイザーは1ドル前後。100円くらい。発泡酒ではない。アメリカで一番人気のビール。他も同じ。こう考えていくと、日本は都会で住むと住居、電気、高速道路、駐車場、更新料、礼金、車検と、LAでは必要のない支払いがある。日本のビールは高い税金がかかっている。高速道路は完成時に「いずれ無料」と謳ったいた。なぜ、LAは最初から無料なのに、日本は未だに有料。それも値上げが止まらない。

つまり、いろんな会社、外郭団体が、政府に守られ、本来取らなくてもいい利益を取っているということ。そのために日本人は必要のない出資を強いられる。貧しくなるのは当然。想像しよう。礼金、更新料は要らない。車検はなし。高速料金はタダ。電気料金は安い。部屋代も安い。ビールは100円。どれだけ今の生活が楽になるか?ここからも、日本政府の方針が既得権益を優遇、庶民から金を吸い上げていることが分かる。山本太郎が指摘したのも、これと同じことだ。

前回の記事読んでない方は=> https://cinemacinema.blog.so-net.ne.jp/2019-08-18-9



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日米比較① 日本人が貧しいのは自己責任ではない!=LAと東京を比べてみた(山本太郎発言も検証) [れいわ新選組応援]

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日本人が貧しいのは自己責任ではない!=LAと東京を比べてみた

今の日本。東京で餓死する家族、

貧困に苦しむ家族がある。車も買えない。家も買えない。若い人は夢も希望も持ていないという。そう考えていて、LA留学時代に聞いた話を思い出した。お世話になっていた日系2世のおじさん。こう話してくれた。

「大きな声では言えないけど、日本人は優秀なんだよ。特に優秀でなくても、普通の日本人なら、アメリカでそれなりの成功できる。大きな家に住んで、車も持てる。日本人は真面目だし、勤勉だ。普通に働くだけで金持ちになれる。アメリカ人には真似できないんだよ」

確かにそうだ。当時のダウンタウンに行くと、もの凄い数の浮浪者がいた。立ち止まると寄ってきて「Give me a quarter?」と25セント硬貨をねだってきた。服はボロボロ。顔は汚れていて、凄い匂いがする。だが、そんな浮浪者の中に日本人はいない。日本人どころか、中国人も、韓国人もいない。白人と黒人だけだ。だから日系のおじさんはこう言った。

「大きな声で言えないけど」

「アメリカ人は怠け者だ」という意味に取られるといけないから。でも、普通の日本人が普通に働けば金持ちになれる。それは本当だ。実際、LAで働く日本人の友人は1年で高級マンションを購入。別の知人夫婦はプール付きの家に住んでいた。当時は「アメリカだからね!」と思っていた。が、やはり日本人は有能でよく働く。それを正当に評価すれば、それだけの見返りがある。それなりの裕福な生活ができて当然なのだ。

対して日本はどうか? 

真面目に働く日本人が多い。なのに、狭いアパートに住み、車も買えず、プール付きの家など夢のまた夢。アメリカ人より遅くまで働き、休日返上の人も多い。それで生活が苦しい。最近は自己責任と言われる。

「デモしている暇があれば働いて税金納めろ」

と暴言を吐く人もいる。そんな時、山本太郎がこう言った。

「貧しいのを自己責任という人がいる。違うでしょう? 国が悪いんですよ。政策が悪いんです!」

その通りなのだ。なぜ、同じ日本人が働いて、日米で大きな差が開くのか? それは日本にいる日本人が国や企業に搾取されているから。高い税金、高い消費税、高い家賃、安い月給。そして国は集めた税金を海外でばら撒き。アメリカに貢ぐ。会社は儲けても賃金に反映させず内部留保。だから、国民に回ってこないのだ。それは自己責任ではない。政府が悪い。そのために国民が苦しんでいる。

LAではプール付きの家

に住むのが中産階級。車は誰でも持っている。日本のテレビ番組では超金持ちと超貧しいアメリカ人しか紹介しないから分からないが、中流でもかなりな金持ち。僕もLA時代はプール付きのアパートに住んでいた。ランドリー、サウナやジムまで付いている(電気代、駐車料金はコミ)。当時の東京のアパートでいうと、風呂付きワンルームくらいの家賃だ。これも山本太郎が指摘していたが「日本は家賃が高すぎる」その通りだ。

契約するだけで敷金、礼金、と3ヶ月分くらい取られる。更新でまた1ヶ月分。LAではデポジット(敷金のようなものー1ヶ月分の家賃の何%か)のみで入居できる。駐車場も無料。それを思いうと、普通の日本人が普通に働けば金持ちなれるLAと、どんなに長時間働いても貯金もできない日本。これは個人の責任ではなく、政府に問題があること。ハッキリする。

そう。あなたが今、真面目に働いていれば、それなりの生活ができるのが当然。それなりの部屋に住み、貯金もできる。あなたは悪くない!それができないのは、必要以上に金を取られ、それを政府が別のことに使っているからだ。だから日本人は貧しい。山本太郎の指摘は正しい。



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