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「日航123便乗員怪死の謎」読み終わる! [123便事件]

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「 日航123便乗客乗員の怪死の謎 命乞い」(小田周二・著 文芸社)

読み終わりました。

本書の指摘、説明を疑いの目で読み進めたが、たぶん、これが真相。

疑問が全て解決された。

でも、あまりにも酷過ぎる現実。

すぐに感想を書く気になれない。

自衛隊のメンツのために、

助かるはずだった524人を皆殺しにしたということ...。


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日本人は考える力がない③ =東大を出て「戦争しよう!」という人。その背景は? [日本の教育]

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日本人は考える力がない③
=東大を出て「戦争で北方領土を取り返そう!」という人。その背景は?

東大卒というと、めちゃめちゃ頭がよく、何でもできる人って印象ある?でも、今、話題の議員。北方領土で「(ロシアと)戦争するしかないっしょ」と驚愕発言し、非難殺到した彼も東大の経済学部。「まあ、東大でもいろいろいるよねえ?」と思うかもしれないが、ちょっと考えてみよう。

今、北方領土を占領しているのはロシアだ。

プーチン率いるロシアの軍隊は世界最強と言われている。実はアメリカでさえ今のロシアには勝てないいうのが事情通の意見。日本が軍事費をかなりつぎ込んでいるとはいえ、不良品の戦闘機や直ぐに不時着(本当は墜落)するオスプレイなんかを買い込んでいる。その国の自衛隊で本当に勝てると思っているのか?という疑問がまず起こる。

プーチンとトランプは友好な関係。そんなロシアを日本が攻撃したらどうなるのか? 北方領土を取り戻すどころか、それを口実に北海道まで占領されるのではないか? 自衛隊員が多く死亡した上に、莫大な賠償金を要求され、北方領土は完全にロシア領として認めることにならないか?

その議員は「酒に酔っていた」というが、

酒に酔っての発言はほとんど本音だ。また、百歩譲っても、それを国会議員が発言すればアウトだろ。つまり、彼の発言はちょっと考えれば「戦争で取り戻すのは不可能」と分かる。成功の確率はまずない。失敗した時のリスクはとんでもないものになることも、直ぐに想像できる。にも、関わらず、そんな発言をした。

街のアル中オヤジが自宅で、テレビ見ながら言うのならまだ分かる。が、彼は最高学府の東大。それも経済学部を卒業し、経産省に就職。衆議院議員になった人なのだ。ここから言えることは「単なるアホ!」ではない。前回、書いたように日本の教育は「考える」力を育てない。「与えられたことを確実にこなす」能力を育てるだけのもの。

東大もまた、その能力が高い者を上から順に合格とする。聡明で分析する力がある者を探してはいない。当然、彼も「考える力」があまり育っていない。想像力がない。戦争とはどういうものか? 映画で見る程度のかっこいい場面しか想像しないだろう。自衛隊員の気持ち、その家族の気持ちを考えることができない。戦争後のことも想定できない。そんな能力を育む機会が教育の中ではなかったからだ。

実は、僕の知る高校生。東大に合格した。

親しくはないが、彼のブログを読んでいたのでいろいろ知っている。朝から晩まで勉強。たまに映画を観に行くことだけが楽しみ。世間を知らない。考え方が著しく幼い。なのに、人のブログに「あなたは間違っています!」と強烈なコメントをする。高校生だからなあとも思ったが、東大生になった。そのあと経産省に就職したなら?

幼稚な考えを持ったまま大人になってしまう。与えられることしか出来ない公務員になる。社会経験が少ない。「自分の発言がおかしい」ことに気づかない。あの議員と共通のものを感じる。東大でなくても、他の一流大学でも同じ。いずれでも日本人は「考える力」を育てる教育は受けていない。

有名大学を出て、若手議員として活躍する知人

が何人かいるが、彼ら彼女らを見ても、「へ?」と思うことがある。なのでその議員だけが特別とは思えない。ただ、それでも一流大学に行く者は「与えられたことを確実にできる」では、そんな偏った教育の中で、優秀な成績があげられない人たちはどうなのか? 社会に出て何が待っているのか? 次回、考える。

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日本人は考える力がない?② 国策教育で経済大国になったが、その人材では不況から逃れられない [日本の教育]

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「日本人は考える力がない?」②
国策教育で経済大国になったが、その人材では不況から逃れられない

なぜ、日本人は考える力がないのか? その現状はここ何回か記事にした。一時は経済大国として「ジャパン・アズ・ナンバー1」と呼ばれた国であり優秀な国民なのに? そして本当に考える力がないのか? 検証したい。

日本の教育は優秀で文盲率がほぼゼロだ。つまり文字が読めない人はほとんどいない。留学時代に教師に言われたが、アメリカでは文字が読めない人が結構いる。それに対して日本は文章が読めるのはもちろん、足し算、掛け算は暗算でできる。これもアメリカ人が聞いたら驚愕する。分数ができたら「天才」と言われる。

やはり日本人は優秀?

でも、これらは文字が読め、計算ができると言うだけのこと。日本の教育を考えてみよう。僕の高校時代。科目は現国(現代国語)、数学、化学、日本史、英語R(リーダー読み)、英語G(グラマー文法)を中心として学年で多少変わる。古典、漢文、体育、美術(あと音楽、書道と3つから選択)、武道などもある。

大学受験、文系なら現国、日本史、英語が重要だった。それ以外のものは「どーでもいい!」という風潮が生徒にもあった。では、それらメイン科目の授業を思い出してみよう。

現国は近代の文学を取り上げていた。

夏目漱石、森鴎外、太宰治等、新しいものでは北杜夫があった。それらの小説を教師が解説、その文章は何を表現しており、どのようなことを伝えようとしているかを教えてくれる。また、小説に出てくる漢字、熟語、慣用句、等を覚えさせられた。

現代国語なので、目的は近代の小説等を味わい。その意味や主張を理解し、文学の世界を堪能し、読解力や感受性を育てると言うことだと思えた。が、テストになると教科書で習ったのと同じ小説の一部が出て、教師が教えてくれた意味や意図を質問してくる。つまり、読解力ではなく、授業で教わった通りに答えを書けばマル!になる。

あとは漢字や熟語の読み方。

意味。つまり、現代国語と言いながら、記憶力なのだ。「すでに教えられたことを覚えているか?」「その通りの答えが出来るか?」それが当時の現国だった。本当の意味での「読解力」や「文学を味合う感性」は問われない。

英語の授業では

「発音」や「イントネーション」は問われない。ベタな日本語英語でオーケー。教師も日本人なのでネイティブな発音はできない。メインは翻訳だ。英語の文を読ませて、それを日本語にする。単語の意味を問われる。題材はシェークスピアやオ・ヘンリーの短編小説があった。それが「R =リーダー」。

もう一つの「G =グラマー」の授業は文字通り文法。現在完了形。現在完了進行形。過去進行形等の文法を教わる。こちらも発音やイントネーションは関係ない。文法を覚えるだけ。つまり、英語文法を覚え、それに従って英文を翻訳する。単語の意味を覚える。それが英語の授業。英会話もない。自分の思いを英語で表現することもない。ディベートもない。

単語の意味を暗記する

文法を覚える。その文法を使い英訳という作業をする。それを間違いなくすることが「英語」のテストで高得点を取れる。だから、10年勉強しても英会話はできない。外国人が話す英語を聞き取ることもできない。そもそも、英語の授業というのは翻訳家を育てるのではなく、外国語を学び、海外の人とコミニュケーションができるようになり、視野や見聞を広げるための英語教育ではなかったか?

現国、英語以外の授業も同様

数学も、古典も、日本史も、暗記が中心。教えられたことを再現できるか?それをテストで試される。鋭い方はもう、お分かりだろう。これはあることを目的とした訓練になっている。特定の職業のための能力がどれだけあるか?を測るのが、日本の学校教育なのだ。

その成績で大学が決まり、その上位にある大学を卒業をした者を採用すれば、与えられたことを確実にこなし、記憶力優秀なビジネスマンとして働いてくれる。つまり、優れたサラリーマンになる人材を育て、選別するのが日本の教育システム=学校教育なのだ。その優秀な人材を国や大企業が使って、政治や経済を動かして行く。それによって経済大国を目指す。戦後の復興を進める。

それが国策として行われて来たのが日本という国。

その政策は機能し、一時は世界1の経済大国にまでなった。が、世界は変わった。バブル崩壊、リーマンショックで、それまでの発想では立ち行かなくなって来た。なぜか?

日本人は与えられたことはできるが、与えられないことを自分で考える力が育っていない。状況を把握し、新しい方法論で問題を解決することに不慣れなのだ。過去の方法論でしか対応できない。その結果がこの20年の不況。なのに、今も国策教育を続けている。そのこと。次回も詳しく説明する。


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