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「日本の発展のために原発は必要!」と今も信じる女性議員さん。でも、推進派ではない。高学歴! 背景を考えてみた。 [原発問題]

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「日本の発展のために原発は必要!」と今も信じる女性議員さん。でも、推進派ではない。高学歴! 背景を考えてみた。

商売柄、いろんな人に会う。もう何年も前だが、ある町の女性市会議員さんとお話しした。僕よりも若く、見るからに真面目。一流大学を出ている。その町のホープという感じだ。が、お話をすると???という感じを受けた。こんな発言があった。

「安部総理。頑張ってますね。とても頭がいいですね!」

今時なかなか聞けない発言だ。最初は皮肉か?と思ったが、そうでもないようだ。見るからにできるというその議員さん。なんでそんなことを言うのか?さらにこうだ。

「原発は必要ですよ。日本人が今の水準の生活を続けたければ原発を維持すること。やがて理解されるはずです」

これもビックリ。でも、彼女は原発推進派ではない。いずれの問題も、ちょっとネットで知られば、いくらでも間違いであることに気づく文章や資料が出てくるはず。ある種の人たちから金を受け取ったり、便宜を図ってもらっていることもなさそうなのに、なぜ、そんな発言をするのだろう?

短い時間の対面だったし、彼女の立場や詳しいバックグラウンドは分からない。金や名誉のために議員になった人ではなく、故郷に対する愛もある人なので、それらの発言がとても気になった。

改めて書くこともないが、安倍政権の横暴は多くの人が知るところ。世界中に日本人の血税をバラ撒き、国内では金持ちを優遇。一般人を苦しめ続けている張本人。日本を破壊。叩き売りしていると言える。

とても「頑張ってますよ」「頭がいい」とは言えない。もし、彼女がその派閥にいるなら分かるが、そうではない。また、原発事故も、未だ解決しておらず、避難したまま、多くの人が仮設暮らしをしている。なのに政府は世界中に原発をセールス、どこも買おうとせず。今や原発は高く付くエネルギーであると世界が認めている。

さらに言えば彼女が言う「日本人が今の水準の生活を続けたければ」と言うのは推進派がよく使う台詞だ。実際、原発は危険なだけでなく金のかかるエネルギーであり、火力発電だけで日本の電力は賄えるのは周知の事実。猛暑だった今年の夏。一度も節電キャンペーンはなかった。多くの原発も止まっていた。電気は足りているのだ。

このことは多くの国民がすでに感じている。なのに議員先生があんなことを言うなんて、かなり驚いた。原因は何か? 知性もある。思いもある。学歴もある。そんな議員さんのそれら発言の背景は? 想像するに彼女はテレビしか見ないのではないか?(特にNHK?) あと新聞。もしかしたら読売、産経を読んでいるかも? そしてネットはやらない。せいぜいメールくらい。

そして、その小さな町にも電力会社の回し者。あるいは勉強会と称する洗脳学習?が行われているのかも? 以前、原発に反対していた大阪の知事が途中でコロッと態度を変えたのは、電力会社が人海戦術で知事を支持する企業等を訪問。原発の重要性を説いて回ったからだと聞く。有力な支援者たちから言われれば、知事も反対しづらくなる。それが真面目な議員なら

「そうか....危険でも原発は必要なんだな。日本の発展には欠かせないんだ!」

と思い込むかもしれない。さらにネットをやっていなければ、反証や反論を知ることもない。そうして現実を見誤り、間違った認識を持ってしまう。総理頑張っている発言も、似たような背景ではないか?

実際、NHKニュースを見ていると、総理が頑張っているように見える編集がなされれている。街頭演説で「辞めろーー」とヤジが跳んでも、整音(映像業界用語で、背景のノイズを消して声を聞きやすくすること)されているし、前後のカットで印象操作もされている。僕は映像編集の仕事もするので、その辺はよく分かる。その人をよく見せるも、印象を悪くするのも編集次第なのだ。

田舎でネットをせずに生活しているお年寄りはNHKしか見ない人がいる。だから「総理頑張っているなあ」と言うことになる。しかし、彼女は若い。そこで考えたのだが、もともと状況把握能力が低いのではないか? バカといのではない。学歴は高い。それとは別。例えば家庭が裕福。1人っ子。父親が溺愛。都会で暮らしたことがない。

それらのことは状況把握能力が育ちにくい背景となる。困ったときは誰かが助けてくれる。真面目なので利用されていることに気づかない。いいところのお嬢さん。いくら学歴があっても、やはり別の話。

大臣なった議員が、各省庁の官僚たちに洗脳されて、消費税値上げ等に賛同してしまう話。よく聞く。いくら一流大学を出ていても、経済の勉強不足の議員など頭のいい官僚にかかっては敵ではない。

だとしても、様々な状況を知り、調べて、状況を把握することで現実は見えてくるものだ。でも、そのための能力というものもある。大人になっていきなり育つものではない。それが状況把握力なのだと考えている。


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怖い夢を見て目が覚める。まだ、外は真っ暗。夜明け前。 [2018]

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怖い夢を見て目が覚める。まだ、外は真っ暗。夜明け前。

だが、もう一度、寝ることもできず、起き出してこの記事を書いている。どんな夢だったか? 詳しくは覚えていないが、変な建物で撮影していて。俳優たちが全然言うことを聞かず、おまけに皆、素人。その上、建物が変で下の階に降りる階段が異常に狭くて、つげ義治の漫画にあったような感じで、次第に建物がから出られらなくなる。

編集のプレッシャーのせいか? 先行きが不安なせいか? 時々、夜中に目が覚めて寝られないことがある。映画界はなかなか大変な業界。華やかではあるが、生活は保障されない。何をすれば成功するか?という定義もない。スタッフはまだ仕事があるが、監督業と俳優業はさらにリスキー。

どちらもブレイクすれば注目されるが、宝くじに当たり続けるようなラッキーがないと続けられない。批判や中傷を受ける。妬みもある。あれこれ事実ではないことも言われる。中堅どころの有名監督は2人自殺している。お1人とは自殺の前年にお会いしていた。映画会社に失望しているとの話を聞かせてくれた。

俳優業も大変だ。精神的におかしくなる人もいる。女優に多いと聞く。繊細でないと演技はできない。でも、繊細だとプレッシャーに弱い。ノイローゼや精神病になる人もいる。僕も何人か知っている。以前は非常に気遣いをするいい子だったのに、今では発言がおかしい。長年に渡り自分を抑え、耐えてきたことで、何かが壊れてしまったようだ。

スタッフでも1人いる。発言がおかしい。もともと映画人はおかしな奴が多いが(お前が言うか?と言われそうだが)風変わりな人と精神病は微妙に違う。勉強すると分かってくるが、興味がない人にはどちらも「変な奴」と思えるだろう。その彼もしばらく仕事がなく、あれこれ奮闘しているのだが、前に進めずにいる。

映画関係に関わらず、世の中はストレスが多い。繊細でナイーブな人には生きづらい世の中。うつ病は「心の風邪」と言われるが、心は歪んだり、傷ついたり、血を流したりする。それは形として見えないだけで、病んでしまう。そんな時に自身を守る働きが精神病ではないか?と思えることがある。

多くの精神病は情報処理能力の欠如。まともに情報を受け取り、把握できなくなることで、間違った判断をする。それに基づいて発言するので、他者から見ると「あの人、何か変!」となる。しかし、まともに現実を受け入れると、心が壊れてしまうので、間違った判断で自分を守っているように思える。

これは精神病だけに関わらず、多くの人にも見られる反応だろう。「政治腐敗が酷い」「また消費税値上げ?いい加減にしろ」と思うが、自分には何もできない。テレビを見ると「アベノミクス。まだ道半ば」「安倍政権支持者。40%」とか言っている。「そんなアホな!」と思っても、そんな報道を受け入れることで「少しづつでも世の中良くなるだろう」と納得しようとする。諦めようとする。

そうしないと心が壊れてしまう。そんな気休めができないのか? 心が壊れた人たちがいる。嘘を言ってでも注目を浴びたい人。尊大な態度で人を踏みつける者。被害者を演じて他者を攻撃する人。周りにいる者は堪らない。

でも、今の時代。正気でいる方が難しいのかもしれない。そんな中でどう生きるべきか? 考える仕事が映画作りだと思えている。



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