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状況把握能力とは何か?②=その力が低い人が問題を勃発させる [my opinion]

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会社員なのに、バイト気分で会社で仕事をすると問題が起きる。バイトなら「すみません。明日休んでいいですか?」と気軽に言えるが、会社ならよほどの理由がないと休むことはできない。バイトは単なる時間給の労働力だが、会社員は保険や年金。様々な恩恵があり、社員を優遇している。退職金もある。それをいつでも辞められるバイトと同じに考えていてはマズイ。

まあ、そんな人は極々少数だろうが、会社で働いていると言う意識を持ち、自分の立場を把握すれば、誰でも分かることだ。では、これはどうか? 映画撮影にボランティアで行った。撮影現場を見られることは映画ファンには嬉しいこと。俳優の芝居を生で観れたりもする。荷物を運んだり、駐車場の整理をしたりの仕事だが、なかなか出来ない経験ができる。しかし、後になっても文句を言う人が必ず出る。

「何日も働いたのに1円もくれなかった」「記念品ももらえなかった」「招待券ももらえなかった」「馬鹿を見た」「利用された」

そんなことをあちこちで言って回る。この人もまた状況把握能力が低いと言える。まず、ボランティア。それは時給も給与ももらえない仕事。それを分かって行っているのに「1円もくれなかった」と言うのはおかしい。その代わりに日頃会えない有名俳優等にも会えるし、撮影現場も体験できるのだ。もし、お金が欲しいならアルバイトをすべき。

次に記念品や招待券について。それらがもらえる撮影現場もある。だが、ないところもある。最初にそれは告知される。にも関わらず、前の現場でもらえたからと、今回もらえないのはおかしい!と批判するのは当て外れ。会社によって給料も待遇も違う。バイトでもそれは同じ。しかし、その手の人は相手ではなく、自分の経験を優先して考える。

「前回の映画会社は記念のタオルをくれた。その前はボールペンだ。なのに、今回はくれない。酷い!」

でも、何もないことは告知されている。にも関わらず自分の経験を軸にして考えて相手を批判する。これも状況把握能力の低さを象徴している。把握の仕方が間違っているのだ。詳しく説明するなら記念品をくれる会社はそこそもの製作費がある。でも、一般のギャラを払うほどの余裕がないか? あるいはケチって記念品にしてしまうことが多い。

ボランティアの現場は本当に予算が少なく、プロも雇うのに苦労しているところ。そんな背景がある。むしろ記念品をもら得るところは、余裕があるので、ギャラを払わずに済ませていることが多い。それを批判するなら分かるが、本当に製作費のない現場を批判するのはどうだろうか? つまり、その人が状況把握ができず。当て外れな批判をしていることにもなる。しかし、そんな事情を知らない人が聞くと

「へーギャラが出ないの? 酷わねー」

と思ってしまう。本人は把握能力がないから、当て外れな批判をしているとか、最初にボランティアと言われていることを忘れて、

「私は被害者だ」「酷い目にあった」

と我に正義あり!とばかりに言い触れ回る。そのために、悪い噂が立ち、せっかく、その街でロケした映画のイメージが悪くなる。そんな風に状況把握能力が低い人が現場にいると、不必要なトラブルが起こり、罪のない人たちまでが加害者や被害者になることがある。

逆に言うと、そんなタイプの人がトラブルを起こしがちなのだ。映画現場でなくても、会社でも、バイト先でも、サークルでも、同じ。人が集まる場で、本来の目的を理解せず。別の価値観や個人的な思いを優先して行動する人たちは結果トラブルとなる。

だから、状況把握能力。とても大事であり。それに著しく欠ける人は注意せねばと、撮影の時はいつも考えている。



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状況把握能力とは何か?①=問題解決をして前に進むための力 [my opinion]

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状況把握能力とは何か?=問題解決をして前に進むための力

記憶力、想像力、分析力、

などなど、いろんな能力がある。そんな中で僕は「状況把握能力」という言葉をよく使う。心理学や精神医学で実際に使われている言葉ではなく、僕が勝手に作った言葉だが、これがかなり有効なのだ。

どんな意味か? その人が今、置かれている状況を把握する力のこと。その能力が高い人はリーダーとしても優秀であり、問題解決や物事を進行させることができる。その能力が低い人は周りを混乱させ、問題を次々に起こし、物事を止めてしまう。

そう聞くと、能力の低い人はまるで悪の手先か? 敵国の工作員だと思てるだろう。しかし、やってることは同じ。違うのは、その人は「混乱させてやれ!」と思い行動するのではなく「良かれ!」と思ってやっていることが多い。が、結果、皆を混乱させてしまう悲しい存在となる。

では、その状況把握能力とは

どんな能力か説明する。言葉通りに状況を把握する力だ。例えば映画製作なら製作費はいくらか? 撮影期間はどのくらいか? スタッフは? キャストは? スポンサーは?と、自分を取り巻く状態を把握、理解する。

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そして、テーマ。その映画は何のために作られるのか? も把握する。商業映画で儲けるため? 町おこしのための地方映画? 社会問題を訴えるための作品? 芸術性を追求? アイドルを売り出すための映画? いろんな目的がある。それを理解し、把握することで、目的に向かってプロジェクトを進めることができる。

アイドル映画で芸術性を追求しても意味ないし、社会問題を訴える作品なら低予算で作らないと、大手企業の賛同が得られないことが多い。状況を把握すると、おのず方法論が決まってくる。そんな中で状況を理解する能力が低い人がいると、あれこれ問題が起こってくる。

例えば「今回は社会問題を訴える作品」

とする。当然、製作費は低い。人件費も低くなる。スタッフは皆、2役3役せねばならなくなる。なのに「何で俺が別のパートの仕事をしなきゃいけないんだよ〜」と不満をいう。でも、それは仕事を受けた段階で想像の付くこと。それをいつもの商業映画の感覚でいるから、不満が芽生える。その切り替えができないスタッフは状況を理解する能力が高くないということだ。

撮影が遅れている。予算にも余裕がない。見ていると美術部の仕事が遅れている。「お前らのせいで撮影が遅れてんだろ!」と怒る奴が出てくる。でも、そうだろうか? 本当に美術部の責任か? 状況把握をしっかりすると、予算が少ないことで美術部は助手の数を減らされ、経験のない新人が助手。その上、美術費が極端に少なくて、捨てられたものを拾って来て作り物をしていた。

仕事が遅いのは十分な予算をもらっていないからだ。それを「遅い」と批判しても何の解決にもならない。状況からすると、予算は増やせない。助手の数も増やせない。なら、作り物を必要最低限にして、美術部の負担を減らすしか方法はない。監督に話して、セットの飾り付けを減らす等の対応をするべきなのだ。

「ギャラが少ない!酷い!」

という役者。でも、考えれば、彼は新人。経験も少ない。演技も大したことない。監督が好意で呼んでくくれただけ。ノーギャラもいいくらいだ。彼を呼ぶだけで交通費、宿泊費、食費がかかる。映画撮影に参加できるのは新人にとって大きなプラス。それに気づかず、ギャラが安いと不満を言う。


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状況を把握できていない。ギャラの金額だけしか見ていない。己の実力、評価を考えず、バイト感覚で8時間働いたら8000円は欲しいと言うレベル。それを把握できず、監督の好意にも気づかず、不満を言う役者を呼んでも現場の空気が悪くなるだけ。彼もまた状況把握能力が低いのである。

現場で怒鳴るベテランスタッフ。昔はよくいたが、最近は少ない。それでは許されなくなって来たからだ。納得できる理由があればまだいい。若手がダレているの活を入れるとか。それが自分の不満や個人的な理由で怒鳴っているようではダメ。それも状況把握能力が低いと言える。

「イライラする!」「何で俺がこんな仕事をしなきゃいけないんだ!」「ギャラも安い!」「監督が新人でバカだ!」

そう思ったとしても、そこで怒鳴っていいことには繋がらないし、怒鳴っても問題は解決しない。例えば、その人が技術部であれば、自分の仕事をまず頑張ること。ベテランであれば新人の監督をフォローしてあげる。自分のいる立場と経験。何をすればプラスで、何がマイナスか?を考えること。

状況を把握していれば、そんな答えが見えてくる。なのに、自分から見える光景と個人的な感情だけで怒鳴ってしまう。それは他のスタッフのやる気をなくし、彼自身の評価を下げることにしかならない。そんな風に状況を把握できない人がいると、大変な事態がより大変になってしまう。

これは会社でも、組織でも同じ。その仕事は何が目的で、どんなメンバーが集まり、どのようにして進められているか? そして自分の立場。役割を理解すること。それが状況把握である。

太平洋戦争を勉強していても、

米軍は日本の状況を把握した上で攻撃している。対して日本は、自国の戦力を過大評価。アメリカの力を過小評価。古い記録を参考に算段。武器がなくても気力で勝てると指示。

対するアメリカは驚くほどの日本の状況を把握していた。言えることは上にいる人間に状況把握能力がない国は国民が苦しむと言うこと。また、上にいる人間でなくても、状況把握ができない者がいると、仕事でも、撮影でも、次々に問題が起こる。

その意味で僕はスタッフを選ぶとき、その人に状況把握能力があるか?を見る。感情的過ぎないか? 立場を理解するか? を考える。映画撮影以外でも同じ。人を見ると言うのは「状況把握能力」が高いか低いか?を見ると言うことなのかもしれない。



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映画いっぱい観れるのはどっち!Amazonプライム対Netflix? [2018]

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映画いっぱい観れるのはどっち!Amazonプライム対Netflix?

調子に乗ってAmazonプライム以外にNetflixも引いてみた。こちらも30日間は無料。両社ともに宣伝が下手なのか?意図的なのか?どんな映画が観れるか?をあまり公表していない。その辺が映画ファンにとって肝心要なのにだ。

その理由が分かる。どちらも最新の映画はあまり見れない。TUTAYAで5枚1000円で借りる方がいい。amazonに関しては新しい映画もあるが、2日で500円とかの料金。TUTAYAより高い!Netflixは最新作はない! 

古い映画についても問題がある。「カプリコン1」「カサンドラクロス」「ガントレット」「ヘルハウス」という懐かしい映画は両社とも配信していない。amazonは日本映画の旧作。例えば日活ロマンポルノとかはあるが、これも追加料金。

Netflixは数年前の映画は充実しているが、古いのも新しいのもほとんどない。もちろん、映画会社にとって、いろんなメディアで稼げる作品を早々と配信サイトに売ったりしないだろう。なので、すでに賞味期限の切れた作品等が両社ともにメインになる。

とは言え「ジャスティスリーグ」「バットマン[VS]スーパーマン」「ワンダーウーマン」「ダンケルク」という話題作。そして名作、知名度のある作品でいうと「レイダーズ」「スパイダーマン」「2001年宇宙の旅」等は追加料金なしで見ることができる。

だから、マニアな映画ファンでなければ、結構有名作品もあるので楽しむことができる。映画以外のコンテンツも豊富。amazonなら「ガンダム」シリーズ。Netflixなら「鬼太郎」の最新シリーズが観れる。

ただ、最新作はかなり待たないと配信されないので、熱い映画ファンだと不満が募る。また、Netflixは作品のエンドロール途中で次の作品に飛んでしまう。何か最後まで観れる設定があるのだろうが、これはかなり気分が悪い。

多くの人がエンドロールを見ずに再生を止めるからだろうが、それは個人の判断に委ねるべき。配信サイト側がそれを独断でスキップするのは、大きなお世話。感動の余韻に浸っていたら、エンドロールの途中で次の映画が始まるのは無神経。

「ゲゲゲの鬼太郎」でさえエンディングの氷川きよしの歌が終わらない内に次のエピソードが始まる。これは製作したスタッフにも失礼。その点、amazonは全て最後まで流れる。また、追加料金を払えば最新作も旧作も見られるので、どちらか?というとamazonプライムをお勧めしたい。


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「明日にかける橋」ららぽーと磐田にて 来年1月12日(土)( 1日限り)アンコール上映が決定 [2018]



「明日にかける橋 1989年の想い出」

 ららぽーと磐田にて

ロケ地静岡県磐田市

2019年1月12日(土)14:00〜

アンコール上映が決定

9週間のロングラン。大ヒット。

「もう一度観たい!」

という熱い声に応えて1日だけのアンコール上映が決定しました。

最後のチャンスです。5.1chステレオ。大スクリーン! 感動をもう一度!


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