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A狙撃事件=本当に単独犯か? その背後に広がる謎を推理する!② [A狙撃事件]

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さあ、ここからが本番だ!では、山上による単独犯。統一教会に対する恨みの犯行だったのか?これは違うだろう。ここから再びケネディ暗殺がダブってくる。オズワルド1人であの犯行ができないのと同じように、この事件でも山上1人ではなし得なことが多々あるのだ。

❶山上はA暗殺を思い立ち、岡山まで行くが警備が厳しくて断念。その後、彼の住む奈良県西大寺にAが応援演説に来る。そこを狙い犯行。

山上めっちゃラッキー。わざわざ岡山まで遠征して断念したのに、地元にターゲットが来るなんて、強運としか言えない。もし、そうなら統一教会に対抗する神様の応援?とも思えるが、そうではない。

おかしなことがある。あの時は参議員院選。Aは各地で応援演説を行っていた。そのために奈良県の西大寺に行った。が、彼はすでに奈良県の自民候補者の応援演説を同じ西大寺駅前で行っている。なぜ、2回も行く必要があったのか?

候補者の当選が危ない?だから再度応援?いや、彼はそんな状態にはなく、実際、当選している。では、なぜ、Aは2回も応援に行ったのか?さらにAはその日、本当は長野で応援演説をする予定だった。それが急遽中止となり、その日の未明に奈良行きが決まった。そして事件のあったあの場所で演説した。

❷事件があった西大寺駅前から少し離れた演説場所。立憲民主党の泉健太党首がその場所で演説したいと申し入れたが、奈良県警は「警備し辛い場所なので」と却下している。んな場所でなぜ、Aは演説できたのか? 奈良県警はなぜ許可したのか? 

ケネディ暗殺事件でも同じようなことがあった。オズワルドが撃ったとされる教科書倉庫前の道路。エルム・ストリートと呼ばれる道。これまでの大統領パレードでは一度も通ったことがない。通常はエルム・ストリートを通らず、真っ直ぐにフリーウェイに進むのだが、なぜかルートが変更された。

その道はL字型で大統領車は減速しなければならない。そのすぐ横に立っていたのが、オズワルドの働く教科書倉庫。狙撃に最適の場所である。何者かがそのためにルートを変えたのではないか? オズワルトにそんな力はない。当然、政治力ある誰かが変更させた。そこからも暗殺が計画的、組織的であったといえる。

同じようにAも長野で応援演説するはずが、急遽、奈良県に変更。それも警備がし辛い場所。実際、Aの後ろは道路であり、その向こうには演説を聞く人々。その道路も遮断されず、車や自転車が走っていた。そこに山上容疑者も進み出て犯行に及んでいる。

❸ケネディ事件と同じように、誰かが演説日程を変更。狙撃しやすい場所を選んだ。そんなことが出来るのは権力ある者だ。さらに事件のあった西大寺駅周辺にはなんと、統一協会の協会まである!そこの信者の2世である山上容疑者が犯行に至る。さらに彼が住んでいるのが西大寺だ。出来過ぎだ!

つまり、山上に狙撃させるために、彼の近所にAを連れてきて、警備が難しい場所で演説をさせた。山上に対して「さあ、お膳立ては出来たよ。あとはよろしく」的な状況。そしてオズワルドと同様に山上にAの演説日程を変えたり、県警が拒否する危ない場所でAに演説させる力はない。

その権限がある者たちが変更し、ゴリ押しして、演説を実現したのだろう。その変更理由も公にはなっていない。報道もされていない。もし、何らかの理由があれば山上は超強運といえるが、変更理由はどこからも発表されていない。ケネディ暗殺時の路線変更も同様。何の理由もなかった(当日の新聞にはいつもの旧ルートが記事で紹介)。どちらも暗殺の場を作るための変更ではなかった?

❹ちなみにケネディのケースだが、エルム・ストリートに変更できる権限があるのは、ダラス市市長だけ。当時、市長を務めていたのはアール・キャベルという人物。彼はケネディ政権時にCIAの副長官だったチャールズ・キャベルの兄弟。チャールズはピッグス湾事件(キューバ政府転覆計画)を実行しようとして、ケネディに作戦を中止され、クビになっている。

このようにケネディの恨みを持つ、あるいは彼が邪魔になる権力者たちが集まり、裏で糸を引き暗殺事件を進めたといわれる。同じように、Aが邪魔になる権力者たちが手を組み、排除しようとしたら?と考えると、いや、そう考えないと、あの狙撃事件は成立しない。

まとめてみよう。犯行は山上容疑者である可能性が高い。ただ、彼単独ではなし得な犯行。権力ある人たちが背後でお膳立てをしなくては不可能。もちろん、そのことを山上は知らない。オズワルドと同じく利用されただけだ。

❺では、その背後にいる権力者たちとは何者か? そしてAを排除したい目的とは? そういうと「CIAだ!彼らは暗殺が得意だし」と言う人が多数出てくる。だが、それは安易。推理とは言えない。映画の見過ぎと言うレベルだ。

確かに暗殺計画を実行できる団体は、日本にはいないだろう。単に暴徒に殺害されるということはあっても(今回はそれに見せかけている)組織的に暗殺を実行するのは大変。そうなるとCIAのような組織の関与が考えられる。では、動機は何か? CIAということなら組織自体の判断ではなく、アメリカの意志が働いているはず。

これまでもアメリカに逆らった政治家たちが何人も潰されている。が、田中角栄も、小沢一郎も、鳩山由紀夫も、スキャンダルで潰されたのであって、暗殺ではない。もし、アメリカの意志だとして、なぜスキャンダルではなく暗殺だったのか?

スキャンダルでは済まない重大な何か?があったのだろう。だとするとAのどんな行動が、アメリカの怒りを買ったのか? そこが問題になる。それはまたいずれ。


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