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ロシアxウクライナ問題。2通りの主張ーそれぞれを分析。見えてきたこと? [ウクライナ]

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ロシアxウクライナ問題。2通りの主張ーそれぞれを分析。見えてきたこと?

FBFのいろんな記事を読んでいて気づいたこと。乱暴に大きく分けると「ウクライナ支持」「ロシア擁護」になるだろう。分かりやすいようにそう分けてみた。

「ウ国支持」派の多くは「ロシアが侵略した!」「いかなる理由があろうと侵略は許されない!」「先に手を出した方が悪い!」「プーチンは悪魔だ!」「戦争反対」「ウクライナに平和を」と、冷静に批判するものから感情論、激情型もいる。

その情報ソースを見ると圧倒的にマスコミ報道をベースにしたもの。ほとんどが「ロシアの侵攻」ありきで話を進め、「侵略」と断定して論じている。

「ロ国擁護」派は「この戦争は8年前に始まった」「生物兵器研究所攻撃が目的」「先に攻撃したのはウクライナである」「ロシアを一方的に批判できない」「侵略ではない」「問題はウクライナのネオナチである」という意見が多い。興味深いのは「プーチンは正しい!」「ロシアが正義だ」というものはほぼない。武力行使は支持できないが「何か理由があるはず」という形での擁護。

彼らのソースはテレビではなく、マスコミが報じないことをネットで探し、歴史を調べ、多角的に検証。感情論に傾いていない。ただ、ほとんど情報が出てない新事実?を発信する人もおり、その辺の信憑性は分からない。

それぞれに極端な意見を主張する者から、非常に冷静に論じる者まで多種多様。単純にどちらがどうか?というのは難しい。ただ、言えるのは「ウクライナ支持派」は圧倒的にマスコミ情報をベースにしており、ネット情報はデマと考えているのか?知らないことが多く、知っていても否定、マスコミ報道に沿った意見がほとんどである。

しかし、気になるはこの数年のマスコミ報道。フェイクが多く、内外共に問題があることが指摘されて来た。ウクライナ支持派の人たちも、原発報道等で大いに疑問を感じたはずなのに、今回はマスコミ報道を鵜呑み、全面的に信頼している人が圧倒的に多い。なぜ、今回に限ってマスコミ報道を信用するのか?

「ウクライナ支持派」には感情的に「許せない!」「プーチンは悪魔だ!」と激昂する人が多いが、冷静に語る人もいる。ただ、そんな人たちの意見を読んでも「侵略」であると決めつけている。では、その目的は何か?どんなメリットがあるのか?というと、明確に分析できている人はおらず、「ソ連時代の名残」とか「独占欲に取り憑かれた」とか「元KGBだから」という個人的な印象を語るだけだ。

中には「プーチンは狂っている」という者もいるが、それも個人的な想像に過ぎない。「あいつはバカだから」という井戸端会議レベル。彼らも明確にできていないという現れ。確かに目的が見えない。と言ってこの時代に「世界征服」などということが目的にはなり得ない。

その点「ロシア擁護派」の意見を見ると、「生物兵器研究所攻撃」「ロシア系ウクライナ人保護」のためというものが「侵攻目的」として挙げられている。確認は取れないが理解はできる。ただ、「ウクライナ支持派」はその辺の意見を「デマだ」「報道されていない」「事実ではない」と否定する。確かにマスコミは報じていないが、ネットではその種の情報はたくさん出ている。

つまり「ウ国支持派」はマスコミ情報は信頼するが、ネット情報はデマというスタンス。もし、それが慎重な姿勢から来たものであれば、21世紀のこの時代に侵略する目的も明確に指摘するべきだ。「KGB」や「ソ連時代の」というのは、「彼は前科者だから」「元ヤクザだから」というレベルでしかなく、「狂っているから」に至っては彼らが信頼するマスコミでさえ指摘しないものだ。

ただ、「ウ国支持派」の意見を見ていると、その辺には触れず検証もせず、「侵略である」と思い込んでいる。ソ連のアフガニスタン侵攻とは時代が違う、外国から猛烈な批判を受け、経済制裁される。事実そうなっている。それでも侵攻したのは何か理由があるはず。ウクライナを侵略するメリットを明確にせねば「侵略」とは決めつけられない。

また、「ロシア擁護派」が常に指摘するのに「ウ国支持派」がほとんど触れないのはゼレンスキー大統領の言動。「国会でのスピーチに感動した!」という人はいるが、国民に武器を配り、青年男子の国外避難を禁止。海外から義勇兵を求める。これらはマスコミも報道しているものでデマではない。これには触れずプーチン批判を続けている。

が、この行為こそ狂っていると思える。その上「最後まで戦う!」と宣言。日本軍の「玉砕覚悟」「一億総火の玉だ!」と変わらない発想。国民に武器を配るのも、学生や主婦にまで竹槍を持たせ訓練させた戦時中の日本を思い出す。その歴史を知るものなら、あの時代は皆、狂っていたと実感するのに、それをウ国が行っていることに疑問も反感も持たないのはなぜか?

もし、プーチンが狂っているなら、ゼレンスキーも狂っていると考えるべきだろう。狂人同士が争う。それこそ危険な戦争。なら、両国に「やめろ!」というべき。なのに「ウ国支持派」はロシアとプーチンばかり批判している。なぜか?

彼らのニュースソースはマスコミ。それも西側のマスコミ。西側というのはアメリカであり、ヨーロッパである。ロシアの情報はほとんど入って来ない。日本と同じで海外のマスコミもスポンサーがあり、それら企業に都合の悪い報道はしない。日本でも安倍政権時代、マスコミはほぼ抑え込まれ、テレビ朝日も批判をしなくなった。電力会社批判や電通問題はほぼ報道されない。

海外はそれらとは違い正義と真実を伝えているのか?それもあり得ない。また、アメリカがイラクを「大量破壊兵器がある」というだけのことで侵攻した時に、ここまでマスコミは批判したか?日本はアメリカに非難決議をしたか? 否。つまり、マスコミはアメリカ絡みのことは批判しない。なぜなら、アメリカにある多くの企業がマスコミのスポンサーだから。

今回、そのアメリカの企業が攻める側には関係していない。だから事実を報じている? いや、むしろロシア悪玉にすることで、何かメリットがあると考えるとどうだろうか? イラク戦争はイラクの持つ石油をアメリカが手に入れるために「大量破壊兵器がある」と嘘をついて攻撃(侵略)した。同じように、アメリカやEUがロシアの天然ガスや石油を独占したい!と考えていたら?ロシアの侵攻は絶好の機会ではないか?

ゼレンスキーは分からずスピーチしただろうが、真珠湾攻撃も同じ。アメリカが日本を挑発。先に叩かせて犠牲を出して、国民の怒りを掻き立てた。それで遠慮なく日本を攻撃することができた。もし、真珠湾が侵略行為なら撃退するだけでいい。だが、アメリカは原爆まで落とし、日本を占領した。要はアメリカは侵略が目的だった。日本は嵌められた側面が強い。

今回のロシアがそれに当てはまるか?まだ分からないが、キューバ危機、トンキン湾事件という事実もある。それらと比較すると色々見えてくる。が、「ウ国支持派」で過去の歴史をあげて論じる人は少ない。

有名大学を卒業した人たちも多いのに、時代劇の構図で見ている。悪代官と可哀想な百姓。そしてマスコミ情報を全面的に信頼。病院破壊や原発攻撃も信じているようだ。が、戦争は情報戦。嘘を流し恐怖を煽るのは常套主題。なのに疑わないで「許せないー!」

そして戦争で使われる手法ーどんなに頭のいい人でも恐怖や悲しみ。子供や弱者が犠牲になり感情を揺さぶられると冷静さをなくし「許せない!」「悪魔だ!」と激昂、誘導される。戦争を始める時に使う手法。アメリカはそうやって真珠湾攻撃を利用し「リメンバー・パールハーバー」と叫び、日本との戦争を始めた。

歴史を学んでいれば、それを思い出すはず。残念ながら既にその手法に陥っているのが、それらの人たちではないか?ただ、彼らは以前に原発に反対、安倍政権を批判した人たち。リテラシーはあるタイプだ。その誘導から逃れればあれこれ気づくのでは?一番有効なのはテレビ[TV]を消すことかもしれない。

今回は「ウ国支持派」の疑問を多く挙げたが、「ロシア擁護派」にも疑問はある。機会があればその辺も書いてみる。でも、まず「ウ国支持派」にかなり思い込みが激しく、いつもの鋭さ、聡明さを失っている方が多いので、まずそちらを考えてみた。



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