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映画作りを理解しない人がいると多くが困惑する [2021]

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2年連続、567で大変。映画業界は壊滅的な打撃を受けた。前にも記事にしたが、もう一度お伝えしておく。僕は7作目となる監督作を昨年から準備していた。それが撮影前に依頼者が投げ出すという事件があった。シナリオもできており、スタッフも集まっていた。出演する候補者がほとんど決まり、オファー開始の直前。全てがひっくり返った。何より悔しいのは中止理由が567ではないこと。なら延期にすればいいのに中止。

全ての原因は依頼人が、映画作りをよく理解していなかったこと。そして自分が投げ出したことで、どれだけ多くが迷惑したか?被害を受けたか?全く分かっていない。こちらはかなりの費用を他者から借りて準備していたのに、その保証もされない。ということは僕が個人で何年もかかり返済せねばならない。が、この種のケース。依頼人を告訴しても勝つ見込みはない。詳しいことは長くなるので省略。機会があれば記事にする。

それなりの社会的地位にいる人なのに、見識を疑う。そもそも映画製作は低予算でも小さな家を建てるようなもの。工事前に資材を購入。職人はスケジュールを空けて準備、技師が設計図を書く。賃金も経費もすでに派生している。それを「まだ工事が始まっていない段階だから」と解釈して投げ出したのだ。「すみません」の一言では済まないことが、全く想像できていない。

この件について同情。依頼人への批判コメントはいらない。長期に渡って怒り狂っていた。そして落ち込み人間不信になった。ようやく平常心を取り戻し、以前に記事で報告した。今回もあれこれ皆さんの意見が聞きたい訳ではない。ただ、関係者、応援者の中に「別の会社で作るんでしょう?」「567が終わったら再開?」と思っている方もいるので、もう一度お伝え。先にも書いた通り、近々の再開も別会社からの出資もない。応援して頂いたのに本当に申し訳ない。

別のスポンサーで再開しようと模索したが、政府に忖度する企業には無理。567禍でもありどこも手を挙げない。とても大切なことを伝える作品なので、作らねばならない映画だが、現在もスポンサーもスポンサーは見つかっていない。

先日、久々に小さな仕事が来た。本当に小さな仕事。映画ではない。だが、ここから再スタートして、いつかその作品を実現したい。年月はかかるが、作らねばならない作品。今度こそ遺作になってもいいと考える。ただ、その前にリハビリをして、生活費を稼ぐことが急務。人生最後の夏休みは終わりそうだ...。


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