SSブログ

感想「念願かなって「ドキュメンタリー沖縄戦」を観る事ができました!」Sさん。女性(ネット配信中) [沖縄戦]

スクリーンショット 2021-09-19 9.18.59.png

念願かなって、太田監督の「ドキュメンタリー沖縄戦」を観る事ができました!

(Sさん、女性)

バーチャルシアターで観られるなんてすごいですよね。30分前からパソコンの前でドキドキしながら上映開始を待ちました。沖縄の上空を飛ぶ戦闘機や輸送機。沖縄はもしかしたらまだ戦争が終わっていないのかも……と思う光景を目の当たりにしました。

沖縄戦を描いた絵は、本当に悲惨でした。でも私はまだこの時この絵を「沖縄戦を描いた絵」の中で沖縄戦の悲惨さを誇張してるのかな?と見事な平和ボケっぷりで見ていました。後であんな思いをするなんて、思っていませんでした。

沖縄戦を知っている島民の方々の証言が語られていきます。日本軍が発表する情報を皆さん信じておられました。受けてきた教育は見事に思想をコントロールしていました。(皆さんの証言について、いっぱい書きたいのですがそうすると感想がなかなか終わらないと思うので割愛します。)アメリカの兵隊に捕まったら男は戦車で轢かれて殺される、女はレイプされて殺されると皆さんは信じていらっしゃいました。

鬼畜米英の思想が植え付けられていたのです。メディアの情報を疑いもしない皆さん。今の日本のメディアや教育と重なり怖くなりました。そして沖縄戦を当時撮られた悲惨な映像がリアルに当時の様子を写していました。

銃撃戦で砲弾を受けても、死なずに死んだ兵隊さんや島民の皆さんが苦痛に晒されて苦悶する様(こんな軽い表現では伝わらないです)あちらこちらに死体があって、撃ち殺された人々は荼毘にふされることも無くそこら中に痛々しい姿で倒れていました。

ハエがたかり、そこで死んだのが当たり前のようにたくさん放置されていました。目を覆いたくなる映像に悲しみか怒りかわからない感情が湧きました。でも沖縄の方々が受けた地獄はそれ以上だったのです。

沖縄は本土決戦のための捨て石にされたのです。日本軍が島民を兵隊や従軍看護婦として14歳の子供から70歳の老人まで戦争に引きずり出します。フィルムの中の少年達は誇らしげな表情をしているように見えました。お国のためになるんだと言わんばかりに。

ガマと呼ばれた防空壕ではもっと悲惨な地獄絵図が繰り広げられていました。母親に「殺してほしい」と言った年頃の少女。レイプされて殺されるなら母の手で殺してほしい…そんな思いだったのでしょう。

少女の母親は持ってきた包丁で少女の首を刺しました。「血が首から吹き出した」証言をした方は繰り返しその様子を語っておられました。今更ながら本当に悲しく辛く悲惨だったと思い知らされました。

赤ちゃんが泣くと米兵に見つかるから「殺せ!」と言う日本の兵隊。母親はその子の口を手で塞ぎますが泣き止む事はありません。赤ちゃんでさえ、自分の保身のために殺せと日本軍は「命令」したのです。

命令に背いたら「逆賊」になる、自分の大切な子供を殺すことはできない…。悲しい葛藤があったのだと現実を突きつけられる思いがしました。日本軍を沖縄の人々は「友軍」と呼んでいましたがこれは「友」では無かったのです。

日本軍は保身のため島民のガマを占拠し、ガマに隠れていた人々を追い出しました。そして「自決」を強要したのです。私が最初に見た沖縄戦の絵は本当にあった事だったのです。

自分の子供を殺す母親、絞め殺し刺殺し……死にきれずに苦しむ人達、目を覆いたくなる光景が繰り広げられた事でしょう。「教育」という「洗脳」の怖さを改めて知りました。

今まで感じていた以上に怖くて異常な事だと思いました。米兵に捕まったら殺されると洗脳されてきた島民が、ガマから出てきた事で日本軍より米軍の兵隊の方が助けてくれる事を初めて知った時は、どんな思いだったでしょうか?

その時の思いを考えると本当に辛いし、死ななくて良かったのに自決した人々の事を思ったらやりきれない思いと怒りか込み上げてきました。今、私は泣くことしかできない…歴史を変える事はできないし、戦時中の沖縄に行く事もできない。悔しかったです。

でも、最後に子供たちの笑顔に出会えました。戦争は子供たちの笑顔までは、殺すことが出来なかったんだ…そう思いました。そして現代の日本は、戦争の後をなぞっているように思えて怖くなりました。

もう既にメディアによる洗脳が始まっていると思います。例えば、「みんなでコロナワクチンを打ちましょう、打たないとコロナはこんなに辛くて悲惨な結果になりますよ」と、洗脳しコロナワクチンの悪い面は全く放送しません。

ワクチンの説明書の小さな文字を見ないで国の「命令」に従う現代人が、戦時中に「日本は強い国、兵隊さんはお国を守っているからかっこいい、将来は兵隊になって日本のために戦うぞ!」と憧れる戦時中の人々に似ているように思えてやみません。

この映画は戦時中の沖縄を書いたものであるだけでなく、未来の警鐘を描いていると思いました。たくさんの人がこの映画を観られるといいなと、心から思わずにはいられません。

「ドキュメンタリー沖縄戦」この映画に出会えて良かったです。国のやる事を鵜呑みにしないことができるようになりました。太田監督には、感謝しています。「ドキュメンタリー沖縄戦」を作って下さって出会わせて下さって本当にありがとうございます。


DVD発売はありません。学校では教えない真実の沖縄戦!
詳しくはこちらのサイトで=>
バーチャルシネマ https://www.aevc.aeoncinema.com

10月7日まで。


144698748_4971400386267559_9205383203717573495_n.jpg
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。