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脱・都会生活その後は?=LAに近い暮らし。搾取され本来の意味を失う日本人。 [日本人の問題]

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脱・都会生活その後は?=LAに近い暮らし。搾取され本来の意味を失う日本人。

もう、何年も前だが、都会の暮らしをやめた。仕事のことを考えると、高い家賃の都会に住む必要がないからだ。長年、新宿まで歩いて30分のエリアに住んでいたが、全く意味のないことを知った。今、都会でなくても、映画館、大型電気店(あるいはカメラ屋)、ドンキホーテ、ショッピングセンター、ユニクロ、スタバ。何でもある。CDや本は店頭ではなく、amazonで買う。だから何も困らない。

僕の場合。仕事はシナリオと編集が室内。撮影は地方。なので、いずれも都会に住む必要がない。おまけに都会の家賃は高い。その差額を別に回せれば生活水準がアップ?あるいは出費が大幅に抑えられる。ただ、懸念したこともある。一昔前だが都会に住んでいた業界の友人が田舎に引っ越した。年月が経つごとに鋭さが失われ、思考力も落ちて行った。

彼はいう「都会で暮らしていると街を歩くだけでも、看板があり、いろんな新製品の情報が目に入る。街行く人のファッションを見ても季節の移り変わりを感じる。でも、田舎にいると目にするのは田んぼと畑だけ。自分でも鈍くなるのが分かる。テレビを見ているだけでは時代についていけない」特にクリエイティブな仕事をする場合は重要。時代の波についていけなくなる。だが、これは過去の話。現在はネットがあり、都会にいなくても様々な情報が入る。都会と田舎の差は縮まったと思える。

ただ、大きく違うはことがある。都会は電車やバスを使い移動する。コンビニやスーパーは歩いて10分程度のところにある。アメリアでいうとニューヨークに近い。が、非都会(田舎というだけでなく、衛星都市等も含め)は車社会。どこに行くのも車。スーパーも、映画も、電機屋も車で行く。だから、どこへ行っても巨大な駐車場がある。ロスアンゼルスに近い環境だ。車がないと非都会生活は困る。スーパー行くのに歩きで30分。大量に買っても車がないと持ち帰りも大変。

ただ、車は経費がかかるので、僕はバイクに乗っている。税金もガソリン代も安い。駐車場代もいらない。どこでもすぐに行ける。そんなことで脱都会生活を始めてから、生活スタイルが変わった。昔、住んでいたLAの暮らしに近い。都会では映画を見に行くのは電車やバス。LAでは車。今はバイク。アパートからバイクに乗ってシネコンまで。大きな無料駐車場。映画を見たら、そのままバイクで自宅まで。

全くLA時代と同じ。大学も車で通っていたし、まさにあの頃に戻った感じだ。多くの人はそんな自宅から会社に通う。車、あるいは駅まで自転車。そして電車。僕は自宅で仕事することが多い。結局、都会から離れた場所でも問題なかった。そんな暮らしをもう5年前後しているのだが、多くの日本人がアメリカ人のように車がないと生活できない環境にいることを実感している。スーパーに行って大量の食材を買う。家族みんな、車で映画を見に行く。完全にアメリカだ(NYなど例外もあるが多くがそんな感じ)。

なるほど、こんな狭い島国でも車が売れるはずだ。地方ロケに行くと、車がないと生活できないと感じたが、地方だけではない。東京にすぐ近い街でも同様。昭和とは違う生活をスタイルを日本人は送っていること。痛感するし、コロナ禍で進んだテレワークが普及すれば、満員電車や通勤というものもなくなるのではないか?そうなると、もっと別のことに時間もお金も費やせるのでは?と思える。まさに僕がそうだ。

あのまま都会にいれば高い家賃を払うために、やりたくない仕事もやり、映画以外の仕事もせねばならなかっただろう。多くの製作会社はそれでいい映画を作るより、事務所の家賃を払うために仕事をする。だから、ピンはね、中抜き。いい映画を作るより、経費をゴマかすことに頭が行く。都会に事務所を持ったことで、そういう環境に組み込まれてしまう。映画界だけでなく日本人はそんな風にして、時間もエネルギーも有効に使えていないのでは?と思えてくる。



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