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脱都会生活を実践(上)=都会から離れて暮らしても困らない? [日本人の問題]


脱都会生活を実践(上)=都会から離れて暮らしても困らない?

アメリカ留学から戻り、25年ほどはずっと新宿まで歩いて30分の街に住んでいた。と言っても高層ビルもない。駅前商店街のある小さな街なのだが、ある事件で郊外に引っ越した(事件のことは先に三回に渡り記事で紹介)。田舎町という感じではなく、住宅街。近所に畑もない。ま、高層ビルもない。新宿までは電車で1時間ほどかかる。ただ、家賃はめちゃ安。以前の半分。

なのに部屋も広い。2dk。繁華街は近所にないが、そんな街で暮らして5年ほど経つ。困ることはほとんどない。まず、僕の場合は映画館。新宿に近いと、あれこれ週に何度も通った。昔ならこの街から電車で1時間かけて新宿や渋谷まで行かねばならなかったが、今はシネコンがある。近隣に5館もある。新宿でやっているメジャーな映画ならほぼ網羅できる。

次によく行くのが本屋。紀伊國屋のような店があると便利。だが、都内でも次々に本屋は潰れている。どうなのか? 最近はamazon。たいていの本は手に入る。送料無料。紀伊國屋がなくても平気。映画屋にとって大切なのは大型量販店。パソコン関係、カメラ関係、データのカード等で行くことが多い。けど、今は都会でなくてもヤマダ電機やKsデンキがあり困らない。

スーパーやコンビニは当然ある。若い頃のように飲み会にも行かない。終電まで飲んだりしない。あの頃はタクシー使わずに新宿から歩いて帰れる距離に住んでて便利だったが、そこまで飲まない。仕事はシナリオと編集は自宅。新宿が近い必要はない。撮影は地方。これが都内の撮影が多いと、都心に住む方が便利なのだが、僕の場合まず近場の撮影はない。

つまり、25年前はめっちゃ便利だった新宿まで歩いて30分のアパートも今では全く意味がなくなっていた。それどころか部屋代高い。全く意味のないことを数年間続けていたのだ。監督デビューから16年。忙しすぎて考える暇がなかったが、時代は変わり、都会の周辺に住まなくても何も困らない時代になっていたのだ。

ただ、1つだけ困ること。脱都会でも駅の周辺はそれなりの値段になる。少しでも安い部屋を!と探すと、いい物件があったが、駅から遠い。歩くと30分。以前なら新宿に行ける距離。今は、駅からさらに1時間かけないと新宿まで行けない。ま、新宿まで行く用がほとんどないのだが、駅まで30分。スーパーも遠い、電気屋も少しある。歩いて5分の距離に吉野家はない。

最初は健康のために歩こうと思ったが、意外に面倒。移動で時間を取られる。都会生活やめたの失敗か? しかし、簡単な解決法があった!もちろん、それを考えた上でのことだった。 続く


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