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僕らの世代が時代に取り残された理由=戦争を知らない。学ばなかった。教えられなかった。そして今戦時中なのだ? [my opinion]

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僕らの世代が時代に取り残された理由=戦争を知らない。学ばなかった。教えられなかった。そして今戦時中なのだ?

ズレてしまった友人たち=時代の流れが把握できず、フェイクニュースに騙され、誘導されている?の記事を書いたが、僕も1つ間違えば同じだった気がする。そこを分けたものは何か?考えていた。大きいのは「ドキュメンタリー沖縄戦」を担当したことだろう。戦国時代や幕末の歴史は好きだったが、昭和史は本当に関心がなく、学生時代から戦争を映画はほとんど見ていなかった。が、その時代こそが今もっとも参考になる大事な時代なのだ。

僕らの世代は1960年代生まれ。昭和でいうと30年代。高度経済成長の時代。そこからバブル崩壊までが戦後日本が最も豊かな時期。それをど真ん中で謳歌できたのが僕らの世代を中心にその前後の人たち。残念ながら僕は最盛期にアメリカ留学。経済がどん底だった国で過ごしたので、バブルの恩恵はあまり受けていない。帰国した途端にバブル崩壊。経済大国日本を体験できていない。だが、同世代はそれを体験。さらにバブル崩壊後の20年以上の不況も経験している。

その頃に青春を過ごした人たちは「日本は貧しい」という印象。僕らの世代は不況になってもしばらくは「日本は経済大国!」と思い続けていた。気づくとSONY製品は身の回りになく、アメリカではLG製品が溢れていた。そして原発事故。安倍登場。さらに酷い国になって行く。ここらへんから僕らの世代はズレ始めたのだと思える。高度経済成長時代は「政治なんて関係ないんだよ〜」と言っていた。それは多くが政治を考えなくても、日本の経済が伸びていたからだ。だが、バブル崩壊以降。政治に注文を付けないと日本が大変なことになることが分かってきた。

安全神話が崩れる。原発が爆発。一つ間違えば日本全滅の危機(そう思っている人は少ないが、事実ですよ)少なくても東京全滅まであと一歩だった。事故直後の風が放射能を太平洋に押しやったことで、東京は死の街になることを免れただけ(でも、放射能は降り注いだ。今も)。そうなって初めて「政治は関係あること」が分かった。政治家どもを野放しにしておくと、大企業と組んで、金儲けのためには何でもやることが認知できたのだ。ここで幕末のように心ある者が出てきて、日本を変える!と思いきや、そうでもない展開になっている。

この1年。心ある者たちも誘導され、多くが大切なものを見失い。踊らせれているように思える。何が起こっているか?理解できずにいるようだ。多分、僕らの世代。高度経済成長からバブル崩壊ー不況までの経験値では理解できない状態なのだろう。それは何かというと、安倍政権がやったことはまさに「日本を取り戻す」だった。それも「戦前の日本」を取り戻すこと。僕らは政治の腐敗に気づき多くが声を上げ、戦いを始めた。そのこと、安倍がいる間は見えたが、彼が辞任したことで、戦いの狼煙を上げた人たちは敵を見失った。

だが、政府、マスコミ、大企業は安倍政権3期によって戦中の体制に作り替えられている。安倍がいなくてもそれは続いている。なのに、僕らの世代はヒーローものを見るように「敵の大ボスを倒した」めでたしめでたしという思いと、次はどうすればいい?という戸惑いを感じることになる。

その体制が続いていることを体感していない。さらに、その体制こそが戦時中の日本。戦争のために全てを犠牲にして、国民を誘導するもの。僕らの世代に経験のないもの。僕も知識としてさえ、把握していなかった。そこで「沖縄戦」なるほど、安倍政権は当時と同じことをしたことに気づく。

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それは安倍1人が辞めて終わるようなことではない。沖縄戦でもそうだが、沖縄県民にどんな犠牲が出ようとも、本土を守る準備ができればいい!という方針。政府というのは酷いことをするとは思っていたが、そこまでするものとは考えてなかった。ワイロ、汚職、権力争い。そのくらいだと思っていた。企業やマスコミも同様。国民を殺しても儲けようと、今はしないと無意識に感じていた。沖縄戦を知ったとき、それは今の日本で再び行われていることに気付いた。

マスコミが商売であることを分かっていた。が、どこかに良心があり、報道人としてのプライド、意地、使命を持っていると思えた。が、そうではなかった。戦中のマスコミを調べる。朝日新聞は戦争を記事にすると売れることを知り、軍に接近。そのために大本営発表の垂れ流しになって行く。

今のマスコミも同様。567の恐怖を煽れば視聴率が取れる。だから、連日放送している。そんな戦中の様々な事実を「沖縄戦」取材で知った。今も勉強は続けている。国というのは国民を守らないものであることを痛感した。が、そんな側面を僕らの世代は体感し、知り、見つめる機会がなかったのだ。

だから、単なる看板でしかない安倍が辞任しただけで喪失感を持って、目標が見えなくなった。が、すでに彼が作り上げた戦時中と同じ体制は機能し、今も国民を踏みつけながら暴利をむさぼっている。ある側面に気付いている人もいるだろう。

だが、オリンピックと言われると無条件に舞い上がる人たち。それで大儲けする企業や政治家いるにも関わらず。感染が広がっても開催しようとしている姿を見ればそれが分かってくる。戦時中の愚かな作戦の繰り返し。インパール作戦だ。大きな犠牲が出るのが分かっていても実行してしまう。日本軍の得意技だ。当時、多くの日本人が信じていたこと。努力したことは、より大きな犠牲を出し、日本を滅亡に導くことばかり。今、日本人はそれの再現をしているのではないか?

しかし、僕らの世代は、戦争が分からない。カッコいい戦争しか知らない。経験がない。何より戦闘機が飛んで来ないと戦争だと思わない。今は567という戦争が行われていると考えるとどうか? それを感染流行としか考えていないから背景が見えないのだろう。

その対策して進められているのは、戦時中と同じものであること。気付いていない。僕らの世代は貧しかった日本も知っている。高度経済成長もバブルも知っている。不況も把握できる。だが、戦時中を知らない。教わっていない。学ぶ機会がない。だから、今の時代を把握できない。だから、ピンボケになり、ズレたことを言ってしまう。それが背景ではないだろうか?


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