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マスコミはいつの時代も真実を伝えない=金儲け優先。権力者には逆らわない? [マスコミ問題]

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マスコミはいつの時代も真実を伝えない=金儲け優先。権力者には逆らわない?

この本は大手新聞が戦時中、いかにして真実の報道をやめて軍に迎合し、大本営発表に追づいするようになったか?を検証している。軍に都合のいいニュースを、嘘を、今でいうフェイクニュースを連日、国民に伝えた当時の新聞。朝日新聞、毎日新聞の変節。何か、ここしばらくのマスコミと通じるところがあり、興味深い。

昨年辺りからマスコミはフェイクニュースで国民誘導をすることが使命のように、嘘やデマを垂れ流している。もちろん、以前からその向きはあったが、ここしばらくは戦中を思わせる酷さ。特に昨年の大統領選、567感染のあたりは報道ではなく、完全な誘導になってしまった。その意味で戦時中を見つめることで、今が見えてくると思えた。

戦前に一番売れていたのは毎日新聞。今や、いつ消えるのか?と言われる毎日が一番のメジャー紙だった。ついで朝日新聞。その朝日が発行部数を伸ばし、毎日を抜くことになるのだが、そのきっかけは戦争報道だった。戦争を報道すると売れる。国民は「どうなるんだろう?」「アメリカ参戦するのかな?」「満洲はどうなっている?」「俺も戦争に行くのかな?」とか不安になるので、状況を知りたくて新聞を読む。テレビのない時代。ラジオはあったが新聞はとても大事な情報源だった。

不安があるから知ろうとするーだから新聞が売れる。なので、戦争の記事を増やす。これ、現在のテレビ状況と同じ。567が不安!感染するかも?どうなっているんだろう?知りたい。だから、報道番組を見る。視聴率が上がる。もっと視聴率を取りたい。だから、番組は恐怖を煽る。ある有名な朝の番組のPが言っていたが、「不安を煽れば視聴率が取れる。だから567ネタを毎日放送する」真面目で誠実そうなキャスターや政府を忖度することなく物言う社員コメンテーターを見ていると、真剣そのものだが、実は番組としてはそれが本音なのだ。

そのことを裏付けるように、戦時中の朝日新聞(先の番組と同じグループ!)も、戦争を記事にすると売れる。と言うことで連日、戦争を扱い、毎日新聞を追い抜く。戦争情報が必要だ。そのために軍と接触する。そうなると軍に批判的な記事が書けなくなる。批判すると情報をくれない。結果、軍の言いなりとなり、嘘も、フェイクも、軍の言う通りに記事して、所謂、大本営発表になって行く。負け続きの戦況を「連戦連勝」と報じるようになった、それが背景なのだ。さらに、世論も戦争推進に向いていた。賢明な記者たちには戦争反対の者もいたが、世論に逆らうと発行部数が下がる。批判を受ける。強硬な団体から抗議が来て、脅迫される。それらも考慮して朝日新聞は「戦争推進」「軍のいいなりの報道」路線を選んだという。

昨年からのテレビ、新聞のおかしな報道も、同じように大きな力(この場合は世論ではなく、政府や大企業。巨大権力)の指示でフェイクニュースを流したと思える。戦時中も現代も、マスコミには「真の報道」と言う思いはなく、売り上げ、権力者のいいなり。それが報道機関であることが分かる。この本、読み進めたらまた記事で紹介する。


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