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日本人を誘導するのは簡単=感情的に揺さぶれば冷静さをなくし、すぐに暴走する? [日本人の問題]

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日本人を誘導するのは簡単=感情的に揺さぶれば冷静さをなくし、すぐに暴走する?


タイムラインを流れてくる記事。あるいは僕の記事に書き込まれるコメント。読んでいると、論理性に欠けるものがよくある。いいところに気づいているのに、なぜそんな結論になるのか?と思えることがある。数字で表現すると分かりやすいが、100ー30=70。50にはならない。30を引いて残るのは70だ。数字だと間違いにすぐに気づくが、文章だと気づかないことがある。多くの原因は感情に左右される。思い込みがあること。

ご存知のように僕は安倍支持ではない。が、今回はあえて間違った安倍批判の話を紹介する。「嫌いな奴には何を言っていい!」という風潮があるが、それでは単なる誹謗中傷。だが、嫌われ者に対して間違った批判をするのを分析することで、いろんなものが見える。

安倍総理時代に「なぜ、彼はおかしな発言をするのか?」いろんな事情通から聞いた話を記事にした。医学関係者の証言もあり、かなり真相に迫ったもの。そこに書き込まれたコメントがこれ。

「そうじゃありませんよ。分かってませんねえ。あの人は昔から嘘つきだったんです。子供の頃に『宿題やった?』と聞かれて『やったー』と言って遊びに行っていた。家庭教師をしていた平沢勝栄議員がそう言ってました。嘘の常習犯だったって。と言うことは?もう分かるでしょう?子供時代から虚言癖があったのです」

「もう、分かるでしょう?」と言う表現。上から目線で、あんたでも、ここまで言えば分かるでしょう?と言うニアンスを感じる。このコメントは安倍晋三がおかしな発言が多い理由と背景を分析した記事への反論。だが、要約すると「昔から嘘つきなんだよ〜」と言うだけ。論理性も乏しい。まず、子供の頃に「宿題やった」と遊びに行く子供は虚言癖なのか? そんな子供は日本中にたくさんいる。僕も同じようなことを言って遊びに行った。友達でもその手を使う奴は多く、あとでバレて叱られたと言う話もよく聞いた。子供にとって「宿題やった」はよく使う手だ。

その子達が大人になって安倍ような意味不明の発言をしたり、毎回違う意見を主張したりすることをしているのか? その子達だけでなく、大人の世界で安倍のような奇妙な発言する人は少ない。嘘つきの集まりである政界でも、あれほど白々しいことを言うのは安倍だけだ。それを子供の頃、よく嘘を着いたから今も嘘つくなんて、全く根拠になっていない。それ以前に「では、なぜ、虚言癖なのか?」「その原因は?」を医学的に検証する必要がある。「子供の頃、嘘をついた』=>「だから今も嘘をついている」=>「虚言癖である」にはならない。

大人で嘘を付く人は多い。蕎麦屋だって「まだ、そば届かないんですけど?」と電話すれば「今、出ました!」と必ず言う。ほとんどが嘘。蕎麦屋の多くは虚言癖か? また、安倍は嘘つきというが、よくよく聞くと、嘘だけではなく、意味不明の発言も多い。また、いい大人(それも総理という立場)とは思えないヤジを飛ばしたりするのは、精神的な異常性を感じる。さらに、以前言っていたことを180度違うことを言い出す。嘘を言うにしても、前回の整合性を考えて言うものだ。安倍にはそれが感じられない。

つまり、「安倍はよく嘘を言う」ーではなく、言語回路、あるいは精神的に何らかの異常、正常でないものがあると思える。「虚言癖」の範疇から出ている。こう考えていくと、嘘つく大人=>子供の頃から嘘つき=>平沢勝栄という議員の証言。それらを繋げただけのコメントなのだ。また「宿題やった」以外の嘘を平沢も、他の人物も証言していない。単なる子供時代のエピソードにしか過ぎないのだ。大学時代、家庭、就職してからの神戸製鋼所加古川製鉄所、秘書時代も、頻繁に嘘を着き続けていた!というのなら虚言癖という可能性もあるが、そんな話は聞かない。

さらにコメント主は安倍嫌い。許せない!という感じの方だ。だからテレビで安倍のおかしな発言を聞くと「また、嘘ついている!」考える。嘘なのか?意味不明の発言か?考えずに「嘘」に分類してしまう。嫌悪感を持っているところに、平沢議員の話を聞く「やっぱりねー」と納得。「虚言癖」という言葉を思い出す。詳しいことは知らない。嘘を付く病気くらいに思っている。「だから、安倍は子供の頃から虚言癖だった」と結論づける。それは「子供の頃に万引きをしたから、彼は大人になっても泥棒だ」というのと同じ。ある種の決めつけ、レッテル貼りに近い。

アメリカで言えば「彼は有色人種だ。だから、泥棒をしたのはあいつだ」という差別的な決めつけにも近い。嫌われ者の総理だから、誰も深く考えず、そうだそうだ!と思いがちだが、そのコメント主が言っていることは、非常に危険であり差別的なものが強い。「前科者だから」「昔、泥棒したから」だから「今も泥棒する」にはならない。安倍への憎しみが強いので、論理性が欠如して、決めつけが強くなっていることに気づかない。もちろん、その人がもともと深く考えないタイプかもしれないが、憎しみは冷静さを奪い、人を暴走させる。

関東大震災の時も、特定の民族が「井戸に毒を入れた」という噂が流れ、暴徒がその人たちを殺傷した事件があった。それも感情的になり、事実を正確に見つめることができなかったからだ。寅事件も同様。「差別主義者だ」というマスコミ報道で感情的になっているので、事実を確認しようとせずにフェイクニュースを信じてしまう。

コメント主と同じように憎しみを抱いている人は「寅は差別主義者」=>「だから、支持者を煽り議会襲撃」=>「なるほど。やりそうだ!」とマスコミ報道を信じてしまう。嫌悪感があるので「本当はどうなのか?」とか考えない。安倍発言も同様だ。問題だらけで無能の彼を批判することは必要。でも、的外れな批判、レッテル貼りは無意味。それは誹謗中傷と同じ。安倍弁護ではない。事実を正確に見ることを言っている。

他でも、いろんなコメントを見るたびに、同じことを感じる。「この人は見落としている事実がある。それを見つめれば主張は成立しないのが分かるのに、、、」間違ったことを主張していることに気づいていない。その事件の責任は**さんではないのに? その人を糾弾している。一部しか報道しないマスコミ情報だけで感情的になり冷静に事実を見れていない。そんなコメントをよく見る。これも教育が「考える」力を育てなかったからか? 

そんな人たちを誘導するのは簡単。深く考えない。感情を揺さぶればすぐに怒り出し、冷静さを失う。論理性を無くす。そして暴走。戦時中も「鬼畜米兵」というレッテルを貼り、敵対心を助長した。それがマスコミの仕事だった。彼らは今も同じことを続けている。誘導されないためには考えること。感情的にならないことだ。

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