嫌われ者の研究は大切?=橋下、小池、安倍、ホリエモン、そしてトランプ?! [トランプ問題]
監督業は日頃の勉強が大切。といっても数学や物理を学ぶということではない。何か気になった時に、それを調べるということ。僕は多くに嫌われる人物を調べるということをする。例えば橋下、石破、ホリエモン、小池百合子。彼ら彼女らの本を読んだりする。それを記事で紹介するとと、「この人、嫌いです!私は絶対にこの本を読みません」とかコメントが来る。お勧めしている訳でもないのだが、それくらいに嫌われているということなのだろう。
ただ、嫌われ者シリーズを勉強することで、嫌われる理由が分かると、そこに時代があることを感じる。国民の思考性、日本の国民性も見えてくる。意外な事実にも気づく。調べても嫌われる理由が分からない人もいる。小沢一郎がそうだった。さらに調べ、いろんな人に聞くと、政敵が彼を貶めるためにネガティブキャンペーンをしたのだという。億単位の費用でマスコミを巻き込んでイメージダウンを図った。さらに検察をも使ったのが陸山会事件。なるほど、そういう裏があったのだ。
その頃から多くに嫌われる人=実は...という構図もあることに気づいた。トランプも同様。前回の大統領選前から、あまりに嫌われるので興味を持ち、それ以降4年間、彼のウォッチを続けた。事件や報道があるたびに、いろんな角度から考え情報を探した。これまでに219回も記事にしている。なので大統領選の裏もすぐに分かった。小沢ケースに似ていることも大きなヒントだった。どちらも彼らがトップになると困る人たちが大勢いるということ。だから、汚い手を使って引き摺り下ろしたいという構図が見えてくる。そこから世界や時代が分かってくる。
映画は時代の鏡だ。どんなヒット作でも過去の作品を見ると「何でヒットしたの?」と思えるものがある。その時代の価値観が反映されていても、時代が変わると、それが古びたものになってしまう。観客に響かなくなるのだ。つまり、映画監督は時代を把握してなければならない。今、人々は何を感じ、何を求めているか? 今はどんな時代なのか? それを把握せず「俺はこれが作りたいんだぜ〜」と学生時代に好きだった映画を模倣しても、現在の観客には受け入れられない。
じゃあ毎日、新聞を読むぞ!ということではない。現在の新聞はほぼフェイクニュースだし、テレビも同様。だから見ないという人も多いが、どんなフェイクを流しているのか?を確認するのも勉強だ。が、同時に真実は何か?を探すことも大事。何が正解ということはないが、僕の場合は「嫌われ者を研究する」ということをしている。
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