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子供たちの未来は大人の責任?=芸能界で活躍したい女子高生。その現実 [日本の教育]

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子供たちの未来は大人の責任?=芸能界で活躍したい女子高生。その現実

芸能プロダクションの知り合いが嘆く。「10代の若い女の子がよく事務所を訪ねて来るんです。で、女優になりたいのかと思うと、何でもいい。有名になれれば歌手でもタレントでもいいって。その上、事務所があれこれやって売り出してくれる。テレビや映画に出してくれると思い込んでいて....この世界、これがやりたい!という強い思いがないとダメなのに...でも、そんな子が多いんですよ」

よく分かる話だ。昔は芸能界を目指そうという子はかなりはみ出していて、バイタリティもあった。が、それらの子ははみ出していない。普通の子だ。何かを与えられないと出来ない。指示されない動けないのだ。学校授業と同じ。この問題をやりなさい。この公式を覚えなさい。言われないことをしない。してはいけない。そんな生活の中で、自分がやりたことすら分からなくなる。誰かが指示してくれない出来ない。

でも、学校では成績のいい子しか認められない。男女共学なら可愛ければ注目される。が、女子から嫌われたりする。学校生活でアイデンティティーが認められることは少ない。社会の部品を作るための教育だ。個性を伸ばそうというものではない。大人になる頃には「自分らしさ」を消去されてしまい会社の部品になっている。が、若い頃は足掻きたくなる。私を見て!私を褒めて!私を愛して!そんな思いがある。

だから、自分らしい何かを始めて認知されようと頑張る。そんな認知欲求がある。が、今の子たちは何をしていいか?分からない。芸能人になればチヤホヤされる? 愛される? そう思って芸能事務所を訪ねる。歌手になりたい!女優になりたい!という思いはない。何でもいい有名になれれば。あー悲しい。教育は若い子たちをそんなふうにしてしまったのだ。そこまで追い詰めてしまった。でも、友人はいう。

「そんな動機で来た子は全部断ります。それで成功した子はいません。全部、事務所がやってくれると思い込んでいて、努力しない。勉強が嫌だから、他のことで楽して認められたいという思い。芸能界で大手事務所に入ればテレビに出してもらえる。事務所の力は凄いとか聞き齧った。そんな甘いものではないのに、でも、そんな子が多いんですよ」

友人はその子たちを責めるが、そうだろうか? 考える力を育てようとしない学校の中で、考える力のない子供責めるのはどうのか? 与えられることをするだけの教育を受けて来た子たちは、芸能界でも何かを与えてくれると思うのは当然。気付ける訳がない。ただ、一昔前の会社なら就職すれば、あれこれ教わりながら給料をもらえた。が、今は即戦力が必要とされていると聞く。その子たちが会社員になっても、会社があれこれしてくれると思うかもしれない。

芸能界だけではなく、一般社会でも生きていくのが大変かもしれない。友人たちはいう。「最近の若い連中はダメだな」でも、教育がダメにしているのだ。僕らの時代は今ほどの管理教育ではなかった。だから、僕ははみ出し、勝手なことをして、それが今、生きている。でも、今の子供たちは学校が、社会が、親が、教師が、友人が、よってたかって部品になる教育に押し込んでしまう。子供に自主性に期待しても無理。大人がそのシステムを変えてやる必要があるのでは?そう思えている。


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