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LAに観光で来た友人たち=危険意識ゼロ。ここは犯罪都市だぞ!大統領選にも関連する心理? [トランプ問題]

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LAに観光で来た友人たち=危険意識ゼロ。ここは犯罪都市だぞ!大統領選にも関連する心理?

LA留学時。何人もの友人が遊びに来た。その時は事前に手紙で知らせるか、着いてから最初にレクチャーしたことがある。LAの犯罪事情だ。東京とは違う。犯罪が多い街だ。とても危険。日本と同じつもりでいると大変なことになる。それを伝える。例えば...

①買い物で支払いの時。財布を札を出してはいけない。②事前に幾らかのドル札をポケットに入れておき、全部ではなく、幾らかを取り出して、そこから払う③財布を出して現金を取り出すと、どのくらいの金額を持っているか?財布を開いたときに見られてしまう。④それを確認した店員、あるいは客が仲間に知らせる⑤店を出てしばらく行くと強盗、あるいは引ったくりに遭い財布を奪われる。

他にもいろんな注意点があり、それらをまず友達に理解してもらう。夜間に歩いてはいけない地区。昼間でも行ってはいけない場所。注意するのは犯罪だけではない。もし、スピード違反で警官に止められても、すぐに免許書を取り出してはいけない。銃を出すと思われて撃ち殺される。だが、友人たちの多くは、それらの危険がイメージできないようだった。

観光地でいきなりカメラを取り出して、パチパチ。とても危険。日本人でカメラなんてターゲットだ。その場で襲われなくても、人気のないところまで着けて来て....ということがある。セルフのカフェでテーブルにセカンドバッグを置いて注文に行くとか!LAでは絶対にやってはいけない。それを友人たちはやってしまう。注意しても「心配し過ぎじゃないの?大丈夫だよ〜」とか笑う奴もいた。東京と同じ気分なのだ。

彼らはハリウッド映画をよく見る。チャールズ・ブロンソンやイーストウッドが出ている犯罪ドラマを何本も見ている。が、映画の中で起こることは空想の世界であり、現実ではないと思っていた。厳しく言っても「分かった。分かった!」というだけで緊張感がない。現実に自分が危険な目に遭うという想像ができない。

通っていた大学では毎年、何人かの生徒が殺された。僕も強盗に銃を突きつけられた経験がある。日本人が行っては行けない街もある。そう話すと友人たちは「そこ行ってみようぜ!」「サバイバルツアーだ」とか言い出す。それは勇気ではない。サファリーパークでバスから降りてライオンの写真を撮りに行くようなもの。昔、そんな映画があったが、あれは勇気ではなく愚かなだけ。でも、彼らは現実のロスアンゼルスは映画で出てくるLAとは違うと思い、東京気分で行動していた。

彼らの心理。今の大統領選でトランプ批判する人たちと似ている。それに気づいた。アメリカの事情が分からない。知らない。トランプ=安倍と思い込む。日本の構図で理解しようとする。DSと言っても「映画の話だろ?現実じゃない」と思ってしまう。陰謀論で片付ける。自分の知っている狭い世界、常識や情報を別の国に当てはめてしまう。それでは現実は見えて来ないのが当然...。

残念だが、人は経験に基づかないこと、なかなか理解できないのだろう。きっとトランプの本質を見抜いた人は何か、近い経験があったのだ。例えば小沢一郎支持者で、西松建設事件を思い出したとか。映画ファンで「JFK暗殺」がダブったとか? その意味で安倍批判、反原発の人は、その構図をトランプに重ねてしまうので、真相が見えないのかも? なるほど、幅広い経験や知識が大切なこと。改めて感じる。


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