とりあえず菅総理? 次に担ぐのが石破!=それがあの人の計画ではないか? [A政権について]
とりあえず菅総理? 次に担ぐのが石破!=それがあの人の計画ではないか?
「菅は最低だ!」「石破は嫌いだ!」「岸田は操り人形だ」
「いや、菅になれば安倍より酷くなる!」
という声も聞くが、菅が安倍より酷くなる根拠は何なのか? 数々の酷いことをして来たが、彼は安倍の目標に共感して戦って来たわけではない。官房長官として総理を守るという使命を遂行。アイヒマンのような存在。安倍と出会わなければ、気難しい堅物でしかなかった。彼のために悪役を演じていたと想像する。
にも関わらずアベノマスク、コロナ感染による休校指示等の案件で彼は安倍から相談さえ受けていない。取り巻きである今井らの提案で、菅には告げられないまま発表されていると聞く。「ここまで盾となり支えて来たのに、この仕打ちは何か....」と感じていたはずだ。コロナ禍初期の頃だ。そこに接近した大物がいる。二階だ。その時期から安倍=取り巻き。二階=菅という構図が報道された。ここで二階の思惑を感じる。
そして安倍の体調悪化。限界を超えた(実は昨年末ですでに限界を超えていたと聞く)彼には気がかかりがある。憲法改正ができなかったことも悔しいが、一番の心配は逮捕だ。真剣に調べれば森友、家計、桜、どれも安倍がクロである証拠はすぐに出てくる。現在は総理なので、多くの官僚が忖度して動かないが、辞めれば止めることはできない。子飼いの黒川を検事総長にしたかったが、それは失敗。でも、手はある。息のかかった者を次期総理にすれば大丈夫。全てを抑えてくれる。
岸田を考えた。彼ならいいなりだ。その案で進めていたが、そこに入り込んできたのが二階。彼は以前「安倍総理は四期目もあり得る」という怖い発言をしていた。が、あるジャーナリストが「二階を攻撃したらアカンで。最後の希望や」てなコメントをしていた。鋭いものを感じるので注目。それから二階の動きを追った。日本会議ではないようだ。多くの閣僚が参加しているが、彼は所属していない。
そして安倍よりも先輩議員であり、力もある。その彼がなぜ安倍に従って来たのか? 疑問に思えた。思い出すのは徳川家康。天下を取った秀吉に逆らわず、配下になった。「今、秀吉と争っても勝ち目はない。従うように見せてチャンスを待とう」と考えたのだ。似たような話になるのだが、話を安倍に戻す。彼の持病はすでに公表されていたし、体調が最悪なことは昨年から多くが知っていたはず。ただ、国民にはひたすら隠していた。それを二階が知らない訳がない。だから、側近である菅が無視され始めた時に接近した。目的は想像できる。
そしてXデー。辞任が発表された。その時、安倍が一番気にするのは、先の通り「逮捕」だ。秀吉が死に際に一番気にしたは「跡取り」だから、配下の十奉行に「秀頼を頼む」と言い残した。家康は「お任せください。関白様。秀頼様を支えます」てなことを言った。その家康がその後、どんな行動を起こしたか? 歴史に詳しい人は分かるだろう。関ヶ原、大阪夏の陣、冬の陣。二階が考えているのもそれではないか?
ただ、安倍は今も総理。権力をまだ握っている。NHKにも「病気で志半ばで断念」という感動ストーリーで報道させた。そこで「あとは任せてください。つきましては後任は総理を支えて来た菅で行きたいと思います。逮捕など絶対にしません。ご安心を」と告げる。力あるものに任せないと、継承はうまく行かない。安倍はあとを任せた。その計画を菅はすでに理解している。無視され始めた頃から聞かされていた。「長年、ご苦労様でした。次はあなたが総理です。応援しますよ...」それに乗ったのだ。
が、二階の計画は先があるはず。彼は安倍の野望を引き継ぐ気はないだろう。改憲したり、戦争したりとは考えていないはず。これまでは最高権力者に逆らわなかっただけ。日本会議メンバーでもない。そして待ち望んだチャンスが来た。菅にはすでに渡りが付いている。これを機会に昔の自民党に戻そうと考えたのではないか? 彼に取って大切なのは安倍ではない自民党なのだ。
とりあえずは菅総理で行く。そして、安倍が完全に辞任したら、行動に出る。菅で選挙は勝てない。今後を考えると無理。野党共闘が完成しつつある。自民が勝つには強いカードが必要。そう、それが石破ではないか? でも、今、石破というと前総理が反対する。潰される。岸田が次期総理になってしまう。だから菅なのだ。
でも、ほとぼりが冷めたら石破を推す。実はかなり前から2人の交流はある。マスコミ報道もされている。そして消費税減税。そうすれば野党共闘も敵わない。枝野がトップでは無理だ。こうして自民は再び不動の地位を保つ。というのが二階の計画ではないか? 秀吉に従い、やがて豊臣家を滅ぼした家康。その姿がダブって見える。
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