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「コロナ感染の死亡者は少ないから大丈夫」という人=それちゃうで〜! [コロナウイルス]

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「コロナ感染の死亡者は少ないから大丈夫」という人=それちゃうで〜!

「コロナ恐れる必要なし」「大袈裟に騒ぐことはない」みたいな記事をあげている方をときどき見かける。その理由は「死亡者数が少ない。インフルエンザの方が圧倒的に多い。正月に餅をのどに詰まらせて死ぬ人の方が多い」というものだ。つまり、死者が少ないから恐れる必要なしということ。そうなのだろうか?

思い出すのは原発事故の後、自民党の女性議員の発言。「原発事故での死者はいない。原発推進を止める必要はないのではないか?」死者が出てないんだから「いいじゃん!」という意味だ。当時、この発言に対して多くの批判が集まった。直接的な原因ではないが、実際に亡くなった方もいる。また、原発事故は大きな事故が起きれば、何人死んだでは済まない。その町、その県が全滅。日本が住めない国になること有り得る。

にも関わらず「死者が出てないから推進」という発想はおかしい。専門家でも(もちろん御用です)「自動車事故の死亡者数に比べて原発事故での死者は少ない。車の事故で死ぬ人が多いから車をなくすことはできない。同じ発想だ」てなことを言ってた奴もいた。それと「コロナの死者が少ないから恐れる必要なし」というのは似た発想だと思える。

多くが死ぬから怖い。その発想は単純で分かりやすいが、一次的な考え方であり危険。原発事故の死亡者数が今はゼロだとしても(本当はゼロではない)次に起きた時に、数千万人、数億人になる可能性もある。それを止める絶対安全なシステムは開発されていない。福一の原因だってまだ完全解明されていない。津波ではなく、地震で全電源喪失した可能性も高いと言われている。

今後のことを考えた時に今、死者が少なくても危険度が高いなら対策をするのが政府や企業の責任。コロナに関しても同じ。感染率が高い。死に至る可能性がある。後遺症が残る。再感染する。何よりまだコロナについて分からないことが多い。最初は高齢者と持病を持った人が死亡すると言われたが、若い人でも死亡している。また、感染者が増えることで医療現場が大変なことになる。他の病気の治療ができなくなる。そのことで助かる命が助からないことも。医療崩壊の危機も有り得る。

特効薬はない。感染防止に努めるだけ。そのために経済が大打撃。店を閉める。会社が倒産するという事態も。つまり、死亡者の数だけでなく、医療、経済、社会、教育と、いろんなところで大きな問題が出てくる。だからヤバイのだ。それを死者数が少ないから「恐れる必要はない」というのは「死ななければ大丈夫」というのと同じ。後遺症が一生続くかもしれない。日本では言われていないが、感染した男性は生殖機能を失うことがあると海外では伝えられている。

まだまだ未知のウイルス。死者数だけで判断するのは「原発事故で誰も死んでいないから推進だ!」というあの女性議員と同じレベルに思えてしまう。それっていかんぜよ!

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