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困ったちゃんとは仕事をしない=大切なのは素晴らしい作品を作ること [映画業界物語]

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困ったちゃんとは仕事をしない=大切なのは素晴らしい作品を作ること

困ったちゃん。とは仕事をしたくない。と言っても「困ったちゃん」=嫌い。ではない。まず政治家で説明しよう。「この議員さん。好き」「あの大臣。嫌い」と言う人がいるが、意味が分からない。

政治家が好みの顔である必要はない。2枚目や美女である必要はない。それより仕事する能力が高いか?誤魔化しがないか?国民のためになる仕事をしてくれるか?が評価のしどころ。だから、有能か?無能か?で判断したい。映画スタッフも同じだ。

真面目に仕事をするか? 腕はいいか? 文句ばかり言わないか? ギャラに応じて真剣度を変えないか? 誤魔化しはないか? 嘘はつかないか? 隠し事をしないか? 大声で怒鳴らないか? そんなところを見る。僕の主張の全てにYESと言わなくていい。ただ、それなら自分なりのアイディアを出してもらう。よければ採用する。ダメなら却下。決定したら従ってもらう。監督は僕だ。

それらができれば、大酒飲みで記憶をなくす奴でもいい。宗教に傾倒していてもいい(他人を勧誘せねばね!)女好きでもいい(女優にチョかいださねばね!)風俗大好きでもいい。しっかり仕事をしてくれればOKだ。監督が1人でいくら頑張ってもダメ。優秀なスタッフがいなければ素敵な作品はできない。

しかし、先に挙げたように金に執着する。ギャラが安いと手を抜く、やる気をなくす。文句を言う。腕が良くても、そんなスタッフはダメ。周りにも影響する。先輩が手を抜くと、後輩が真剣にやりにくい。1人があれこれ文句を言うと、他のスタッフも文句を言い出す。文句を言ってギャラが上がるのならいいが、最初から出せる限りの額を出している。無理なら最初から参加しないでいい。

そんな風に困ったちゃんを入れると、他のスタッフの士気も下がり、仕事がやりづらくなる。不満を抱えると誰かに当たる。若いスタッフが目の敵にされる。やる気をなくす。現場の空気が悪くなる。何もいいことはない。

悪意がなくても、そのようなタイプは「小池する」いや「排除する」。「仲間だろ?許してやれよ」と言われるかもしれないが、映画製作は「仲良しクラブ」ではない。手抜きを見て見ぬ振りをすることではない。そもそも、そんな輩は「仲間」とは言えない。やる気のある者を入れないと素晴らしい作品はできない。

会社ではそうは行かないかもしれない。嫌な奴でも、困ったちゃんでも、チームであれば、一緒にやるしかない。でも、映画スタッフは違う。現場は学校ではない。困ったちゃんを更生させる場所ではない。大切なことは「素晴らしい作品」を作ること。それがチームであり、映画製作なのだ。

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