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今回の都知事選を総括。一体、誰が得をしたのか? なぜ、マスコミは沈黙したのか? [都知事選 2020]

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今回の都知事選を総括。一体、誰が得をしたのか? なぜ、マスコミは沈黙したのか?

小池勝利の一因。テレビ討論等をせず、他の候補をテレビに出さなかったことだろう。そのことで彼らを露出させず、都民に印象付けない。同時に討論で山本太郎や宇都宮健児に鋭い指摘をされて、反論できない情けない姿を都民に晒さずに済む。それよりも連日、テレビに出て英語を交えた能書きを垂れ、フリップを掲げる方が「知事、頑張ってるなあ!」という印象をアピールできる。そのためにテレビ討論を避けたのだ。

街頭演説をしないのも同様。それをテレビに取材されて、勢いある太郎候補や論客の宇都宮候補と並べて放送されたら、やはり見劣りする。しかし、テレビは制約があり各候補の放送は同じ分数、秒数でなくてはならない。演説をしない小池。彼女の映像無くして他の候補だけを映し出すと不公平。だから放送できないという事情もある。それでも初期は小池分だけはネット映像を使い放送したが、不公平感を指摘されたのか?すぐに見なくなくなった。小池作戦は機能したのだ。

そして多くのマスコミによる小池応援。読売、毎日、朝日、日経という新聞は全てオリンピック・スポンサー。万が一、太郎候補や宇都宮候補が勝ち中止にされたら敵わない。そこで直接ではないが、彼らのイメージを悪くするネガティブキャンペーンを行なった。こき下ろす記事を流した。さらに、マスコミ以外にも大手企業がスポンサー。テレビはそれらに気を使い、都知事選報道を自粛。ほんの僅かに触れる程度で終わらせた。

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そうすればスポンサーから睨まれない。同時に小池作戦を強く後押しするものである。そのため都民は候補者の街頭演説を聞きに行く、ネットで彼らの公約を確認するという努力をしなければ候補者の主張を知ることもできなかった。ネットの時代とは言われるが、まだまだテレビは強い。影響力はある。

そのテレビ。さらに新聞社等が一致団結。オリンピックのために(というより儲けるために)小池作戦に協力。他の候補を封じ込めたのが今回の都知事選である。ある意味で原発推進と同じ、多くの大企業やマスコミが束になって進め、マイナス情報を全て封印してしまう。国民は事態を知ることができず、一部の情報に誘導される。問題があることにすら気づかない。同じ構図なのだ。

もちろん小池勝利の理由はそれだけではないが、そこが今回の特徴と言える。ただ、面白いのはそこまでして大企業やマスコミが守ろうとしたオリンピック、中止になるだろう。1年後にコロナ感染が終息。ワクチンが開発されているはずがない。実はすでに中止は決定されているという情報もある。

なぜ、それを発表できないか?というと、スポンサーが莫大な投資をしている。大きな迷惑をかけることになる。多くの儲けを失うことになる。そのために時間をかけて小出しに中止を感じさせる情報を出し「やっぱ無理かな〜」という空気を作り、世論も「仕方ないよな」となったあたりで発表という段取りではないか? 

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だとすると、この都知事選とは何だったのだろう? できるはずもないオリンピックのために大企業とマスコミが一致団結し、都民のことなど眼中になり小池が当選。都民の生活を真剣に考える候補たちが落選。都民は詳しい情報を与えられることもなく、次の都知事が決まった。

さらに言うと、その知事=小池は次の国政選挙で知事を辞めて出馬する可能性が高い。多くの報道陣が「任期を最後まで勤めますね?」と質問したが(池上質問が秀悦だったが)小池は一度もそれに答えていない。あとで「嘘をついた」と批判されないためであり、やはり国政を目指すつもりだからだ。こうして彼女に投票した360万人は裏切られる。色々と考えることの多い都知事選だった。


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