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嫌われ者研究ー小池百合子はなぜ、支持されるのか?=その手法を分析、紹介する! [都知事選 2020]

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小池百合子はなぜ、支持されるのか?=その手法を分析、紹介する!

今回は今、話題の(?!)小池知事を考えてみる。昨日の感染者100人越えの記者会見。あれを見ながら小池知事を分析。僕は政治に詳しい訳でもなく、ジャーナリストでもない。が、演出家。いかにして俳優に物語を伝えさせるか?が専門。なので彼女の話法、アピール手法、表現方法について語りたい。

まず、小池は決してスピーチや演説。喋りはうまくない。それで言うと小泉純一郎、田中真紀子、山本太郎らの方が圧倒的にうまい。1時間の話を退屈せずに聴衆に聞かせることができる。対して小池はどちらかと言うと役人的な話し方。昨日の記者会見でも、コロナ感染者の人数、現状、背景等を延々と切れ目なしで説明する。

これは彼女の師匠(?)小泉純一郎とは正反対。小泉はフレーズが短い。分かりやすく話す。対して小池は長い。横文字が多い。専門用語も多い。分かりづらい。とするとスピーチに関しては、人気が高かった小泉に対して、小池は人気を得られないことになる。が、ここに小池の計算がある。

小泉の話は分かりやすいことで、庶民も理解、共感して支持された。小池はダラダラと切れ目なしに長くしゃべることで「やってる感」を出す。分かりづらいので庶民は「何か難しいこと言っているなあ」と中身や話の裏を考えない。「よく分からないけど、難しい言葉や英語を使っているから凄い人なのだろう」と言う印象を持たせる。女性なので「女だてらに偉いよな〜」と言う古い世代は好印象を持つ。「男はしがらみあるけど、女はこだわらないとこあるしなあ」とも解釈される。

そして、決め技! 小池はマスコミ時代に学習したフリップを使う。昨日で言えば”夜の街 要注意”と言うあれ。そのことで庶民は「よく分からないけど、夜の街に行くな。危険だ。と言うことだね?」と理解する。ここでダラダラ話も帳消し。「よくやってる」につながる。

ただ、感染が危険なのは夜の街だけではない。満員電車。学校。会社。いろいろある。そこで「夜の街」を標的にして「この種の人たちが感染を広げている」と言うかのように名指しすることで、その他の業種に目が行かないようにする目的もある。

夜の街=つまり、居酒屋、風俗、パブ、クラブ、と言う批判されがちな業種。店の売り上げが落ちるかもしれないと言う心配もしない。夜の職業に対する差別感も利用している。彼らを批判しても擁護する人は少ないとの計算もあるだろう。自分の責任を回避できる。

小池が今、一番怖いのは「コロナ対策は失敗だった」と言う事実を突かれること。幸い。オリンピック・スポンサーにはマスコミが多い。大手新聞社がいくつも入っている。彼女のマイナスになることは質問されないし報道されないと言う読みもある。全て計算づくなのだ。

決局、昨夜の会見でも、方針、対策は語られなかった。伝えたのは「悪いのは夜の街じゃ!皆、気いつけなアカンで〜」と言うだけ。にも関わらず、その会見を見た多くの人は「小池さん。頑張ってるなあ」と感じたはずだ。昨日の会見だけの手法かも?とも思えたので、4年前の知事選の演説も見たが、同じ。意見は少々。それも抽象的。キャッチフレーズを打ち出すが、中身なし。具体性のある山本太郎や宇都宮健児と一番違うところである。

話のほとんどは背景説明。あと、自身の経歴自慢。カイロ大学を首席で卒業もそうだが、前の都知事選では「元・防衛大臣」と言うのをアピールしていた。やはり、「何をやるか?」はどちらでもよくて、輝かしい肩書きが好きなのだ。そんな演説で支持する都民も非常にレベルが低く、騙されやすい人が多いと言うことでもある。ネットはやらない。有名人が好き。テレビしか見ない。多くのそんな都民は簡単に誘導されてしまうのだ。

本日も感染者100人とのこと。夜の街のせいではない。小池知事の対策が失敗したと言うことである。

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