なぜ、あの人はコロナ対策で補償しようとしないのか？②＝危機意識がない総理。いや、国民も同じだ？

なぜ、あの人はコロナ対策で補償しようとしないのか？②＝危機意識がない総理。いや、国民も同じだ？

今回のような未曾有の危機に直面しても、政府は国民救済のための補償を出そうとしない。スシローの寿司代とか、昭恵夫人の公設秘書３人の人件費、ネトウヨのアルバイト料が必要？と言っても、オスプレー１機の代金に比べれば安いものだ。次の選挙がヤバイので買収資金が必要？　官房機密費から出せばいい。となると金はあるのに国民の生活が破壊される寸前でも、補償しないのはなぜか？今朝の「モーニングショー」の玉川さんの意見が正しいと思える。

「国はまだコロナ感染を甘く見ていて、緊急事態宣言で凌げると思い込んでいる。だから、それで２週間ほど様子を見て感染が抑えられないようなら次の手を打つとか悠長なことを言っていられる。最初にドンと投入しないと、収束なできない。払うものは払って、店や会社を休んでもらわないと８割の接触減なんてできないんですよ」

記憶に頼って書いたが、ほぼこんな発言。つまり、ニューヨークやロンドンがあんなことになっても「日本は大丈夫だよ〜」と高をくくり他人事。「ま、やってみてダメなら、考えるよ！」と言う余裕がある。と言うより危機意識がないのだ。想像力が欠如している。

僕も経験がある。映画製作で「＊＊＊はヤバイ。今の内に外しておかないと！」と問題あるスタッフをPに報告しても「大丈夫だよ〜。悪い奴じゃないし。監督、心配症だから〜」と言われたが、事件連発。大変だった。「だから言ったでしょう！」と言ってもPは「今更そんなことを言っても始まらない」と責任逃れをするばかりでトラブルの収拾も出来てない。

総理たちはそんな感じなのだろう。カップラーメンの値段が５００円？と言う財務大臣。「お父さんの月給は５０万、お母さんはアルバイトで２５万...」なんて例題をあげる総理。現実も世間も知らない人ばかり。おまけに平和の国。ニッポン。新型ウイルス感染がどれだけのものか？未だに理解していないのだ。

彼らだけではない。「ずっと家にいると退屈！」と街に出てくる若者。朝からパチンコ屋に並ぶ大人たち。巣鴨の縁日に集まるお年寄り。総理と同じレベルだ。だから彼も「その内、収束するものに補償するのは無駄だよ。ま、様子見て考えよう〜！」というのだ。

バカとしか言えないが、批判はできない。「集団的自衛権」が強制採決された時も、国民の多くは抗議せず仕事を続けた。「戦争？そんなこと日本ができる訳ないだろう？　９条があるんだよ〜」と安心していた。あの人たちも同じ。危機感がない。想像力欠如の国民なのだ。あの総理にしてこの国民あり。と言うことなのか？