韓国映画「パンドラ」=「Fukushima50」より日本人はこちらを観るべきだ [Fukushima50を検証]
韓国映画「パンドラ」=「Fukushima50」より日本人はこちらを観るべきだ
3・11なので原発事故の映画を見ようと、Netflixで韓国映画「パンドラ」を見ている。日本では公開されていないいわくつきの作品。福島第一原発の事故をモデルに、もっと酷い状況になればどうなっていたか?という想定で作られた映画。
韓国も原発大国。僕が「朝日のあたる家」を作った時に、韓国のネットでも紹介記事が出た。その韓国での原発映画は非常によく出てきていて、金もかかっている。強い想いも感じる。あまりに辛い内容なので途中で休憩してし、この記事を書いている。
「朝日」を作る時、企業はどこも出資してくれなかった。市民の寄付だけで作った。なのに韓国では億単位の製作をかけて原発映画を作っている。かなり踏み込んだ描写がある。そのリアルな映像に圧倒される。物語も日本の原発事故を踏襲。電力会社は政府も隠蔽に走り、事実を伝えない。そのことで多くの被害を出す。
一方、日本。現在公開中の「Fukushima50」は深刻な被害は描かず、「悪いのは菅直人だ。悪夢の民主党時代の出来事。東電も被害者だ。現場は命がけで頑張った。日本を救った!」と嘘を交え、すり替えた物語を作り、それを多くの観客が感動。有名なコピーライターは「2時間泣きっ放し」とツイートする。この違いは一体何のか? 事故が起きたのは日本だ。なのに隠蔽ばかり。
まさにコロナウイルスと同じ。1日に1万人の検査をする韓国。日本はあーだこーだと理由をつけて、検査せず、今になり、ようやく、検査数が増えだした。その間にも何人もの患者が死に、死んでから認定する。原発映画と同じ。この日本という国はどうなっているんだ?映画もコロナ対応も韓国の方が数段進んでいる。なぜ、日本はこうなのか?悔しい。ほんに悔しい。
「パンドラ」を見ながら、福島もこうなったかもしれないと感じる。F50の活躍で大惨事を止めた訳ではない。彼らは爆発も止められず、様々な奇跡が大惨事を止めただけなのだ。それを描かず.....。英雄扱い。本当に情けない。韓国でこんな映画が作れるのに、日本は.....ぜひ、韓国映画の「パンドラ」観て欲しい。奇跡が起きなければ福島もこうなっていた。それが描かれている。被害があの程度で済んだのは決してF50のお陰ではない。
コメント 0