扇動されやすい日本人。デマでトイレットペーパーが売り切れ！ [コロナウイルス]
扇動されやすい日本人。デマでトイレットペーパーが売り切れ！
何か大きな事件があっても日本人は他人事であることが多い。その意味で今回のコロナ騒動は多くがその危険性を理解したこと。週末のショッピングモールで感じた。が、同時にデマに翻弄されやすい部分も強く感じる。
ニュースで「デマによりトイレットペーパーが売り切れ」という話を聞き、近所の薬局に行ってみたら本当に売り切れていた。その写真を掲載すると、九州や関西の人からも「こちらも同様」とコメントをくれた。
コロナウイルスが感染するので、人の集まる場所に行かないでおこうと考えることはいいことだが、「トイレットペーパーがなくなる」というデマを信じて、大量に買い込む人が全国であったこと。嘆かわしい。そのデマを安易に信じてしまったのだ。
それならテレビが「中国からミサイルが飛来します」と言えば、大騒ぎするのだろう。不安に襲われると冷静さをなくし、極端な行動を取る。その結果どうなるか？を考えない。そんな大切が「戦争」が可決された時も「集団的自衛権」とか「特定秘密保護法案」とか分かりにいく言葉にして不安を与えなければ、多くは騒がない。
なんとコントロールしやすい国民なのだろう。政権はそこをうまく利用して8年もの長期政権を続け、この国を食い物にして、やりたい放題やっているのだ。ただ、この議論をする時、注意せねばならないのは日本人が愚かというより、「考える」という教育をして来なかったことが背景にある。
与えられたことをするだけの学校教育。そこで「考える力」は育てない。コントロールしやすく、よく働く人材を作り上げるのが目的。まさにそんな日本人ばかりになったということだ。が、今回のコロナウイルスは「戦争法」とは違い、身を持って危険性を感じることができる。そのことでウイルスより現政権が危険であることに気づく機会にできるかもしれない。
「国民を戦争に駆り立てるのは簡単だ。他国の脅威を宣伝し、
それに逆らう者には愛国心がないと非難するだけで良い」という
ナチスのゲーリングの言葉・・・今の日本なら簡単に同じことが
実行できそうです。
”コントロールしやすい国民”・・・どこかの転売屋が犯人とすでに
判明している今回のトイレットペーパー騒動、すっからかんの売り場を見て、全く同じことをあらためて強く感じます。
憲法だとか、自衛権だとか、日常でピンと来にくいものには
反応せず、マスクやらトイレットペーパーという超日常的なこと
にはシャカリキになって反応するこの性質。
これを利用して何らかのキャッチフレーズをテレビで連呼すれば
この国の民は簡単に戦争へも駆り出せそうです。というより、
反中国、反北朝鮮、嫌韓キャンペーン、Jアラート乱発、と、
これを実行しようとしてきたのが、今の政権なわけですけど。
今回のウイルス騒動と、政府のお粗末対応（正体あらわ！）を
「身に降りかかる火の粉！」と感じ取って、有権者が投票行動に
結びつけてくれることを期待したいですね・・・ことに、棄権は
今起きているすべての「容認」 を意味するのですから、
それは、恐ろしい意志表明 とも言えます。
by 早田 快人 (2020-03-02 03:37)