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スコッセッシ映画の主人公は皆、精神障害を持っているように思える?=そこに何を描こうとしているのか? [精神病&精神障害]

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スコッセッシ映画の主人公は皆、精神障害を持っているように思える?=そこに何を描こうとしているのか?

マーティン・スコッセッシの映画を続けて見て改めて感じたのは主人公の狂気。「タクシードライバー」のトラビスも、「キングオブコメディ」のパンプキンも「レイジングブル」のラモッタも、どこかおかしい。どうにか日常生活を送ってはいるが、狂気を抱え、空回り。やがて暴走する。スコッセッシはそんな人物への興味が映画を作る原動力になっていると思える。

それとは違うかもしれないが、僕も10数年前に友人が奇怪な言動や行動をするようになって調べて以来、精神病を勉強している。精神障害を持つ人は意外にいることがわかった。多くが「あいつ変わっているなあ」とか「嫌な奴だな」といわれるのだが、病気だと気づかれない。ただ、彼ら彼女らには悪意があるのではなく、病気の症状による行動や発言。それが人を傷つけ、怒りを買うのである。

スコッセッシの映画の主人公たちも、そんな患者たちの症状がダブルものが多い。「レイジングブル」のジェイク・ラモッタはデニーロの好演もあって、かなり狂った感じがある。妻に対して嫉妬深く。ありもしない妄想をする。美しい女性なので夫としては心配なのは分かるが、弟とHしたとまで考えるのは病的。むしろ彼は妻を狙う男から守ろうとしている。これは「思い込みが激しい」という性格。そして「想像」と「現実」の区別がつかなくなる障害ではないか?

「キングオブコメディ」のパンプキンも同様(これは「ジョーカー」にも引き継がれている設定)思い込みが激しく、願望をいつしか現実と思いこみ。それが破れた時に怒り心頭となる。だから、周りは大変。何を怒っているのか分からない。これはストーカーの心理にも近い。「俺はこの子を守らなければならない。心無い狼が彼女を狙っている」という不安や心配を現実と思いこみ、女性を付け回す。手紙を開封して調べる。

異常でしかない行動だが、本人は「守っている」という意識なのだ。そんな妄想をスコッセッシは「キングオブコメディ」で現実と並列に描くことで、観客を戸惑わせる(同じ手法が「ジョーカー」でもある)パンプキンは「事務所に電話しろ」と有名コメディアンに言われただけなのに、友達感覚になり、番組の代役を頼まれ、休日に別荘で過ごそうと言われたとまで思いこむ。これも精神病にある症状だ。

境界性パーソナリティ障害の患者(女性が多い)も最初、男性に「あんたは素晴らしいです。応援させてください」と近づいて行く。そして「この人は私を理解し、救い出してくれる人だ」と思い込む。それがデートの誘いを断られたりすると「裏切られた!許せない。私を利用して捨てたのね!」と怒り狂い、報復を始める。先のパンプキンやジョーカーと共通するものがある。まだまだ、あるが、別の機会に書かせてもらう。


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