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どうすれば真相にたどり着けるのか?=コロナウイルスの場合。陰謀ありきで推理してはいけない。 [コロナウイルス]

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どうすれば真相にたどり着けるのか?=コロナウイルスの場合。陰謀ありきで推理してはいけない。

コロナウイルスについてのFacebook記事やツイートをあれこれ見る。細菌兵器説から人類削減計画。「いやいや、細菌兵器なんて馬鹿な話はない」や「単に政権がアホなだけ」と言う指摘までいろいろある。意見を言うのは自由だし、真面目に論じている人から冗談半分まで背景もいろいろある。

それらを読んで思うこと。もし、それを真面目て論じているのなら、思い込みに囚われ、整合性が弱いものが多い。アホとかいうのではない。その多くは情報通で、マスコミ報道を鵜呑みにしない、賢明な人たちなのだが、あえて言わせてもらえれば論理性に欠ける。思い込みが強い。論理の飛躍がある。

その背景にはやはり日本の教育がある。意見を述べる、伝えるという訓練をして来なかったこと。そんな機会を持つことがなかったという人が多いからだろう。自分の中で「絶対にそうだ!」と思えても、口に出して伝えると、自身で矛盾点に気づいた経験はないだろうか? そして、他人の意見を読む、聞くと問題点に気づくことで「私はこんなミスをしない」と思ったりしたことはないか?

例えば「コロナウイルスは宇宙人の仕業である!」という意見があってもいい。別に決定的な証拠がなくてもいい。推論でも、「なるほどそれならありえるな!」と思える論旨であればOK。だが、その手の多くは「宇宙人がいてもおかしくない」「そんなウイルスを作れるのは宇宙人だけ。だから、彼らの仕業」という勝手な思い込みがあることが多い。それでは納得できない。

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例えば「ディープス・テイツの攻撃」ということもありえる。だったら、目的は? どのようにして? なぜ今なのか? メリットは? それらの点で納得いく推理がなくてはその説は成立しない。

よく見かける意見は「人類削減計画」ビル・ゲイツがすでに実践していると言われる。ワクチンで世界の人口を減らすことで、良い社会にするという計画。これは筋が通る。ヒトラーも実践したことだ。酷い話だが考えるひともいるだろう。

だが、コロナウイルスは死亡率が低い。人類削減計画には不向き。潜伏期間が長いというのは、細菌兵器としてはプラスだが、死亡するのは高齢者が主。もっと多くが死なないと人類削減にはならない。そう考えると、秘密組織による人口削減計画というのは違うと思える。逆に「細菌兵器なんかじゃない」という意見。理由は「**国の科学者が否定している」それだけ。

それなら原発事故の時「放射能はニコニコ笑っていれば近寄って来ない」と言った科学者がいたが、あれは事実だったか? 科学者だって政治家だって嘘をつく。間違いを犯す。一つの発言だけで結論を出すのは危険。ミステリー小説と同じで、そのことで誰が一番得をするか? どんなメリットがあるのか? 動機は何か?を考えることが大事。

日頃から「宇宙人はいる!」「人類絶滅を狙っている!」と思っている人は、それに嵌るようにコロナ騒動を解釈しがち。それではいけない。日航123便事件も、原発事故も、そんな風に整合性を考えて推理すると、いろんなものが見えてきた。今回も同じ。そんな視点で考えていくならば、きっと真相が見つかるはずだ。


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