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映画館で三回目「ジョーカー」ドルビーシネマで=今回もダークサイドに引きずり込まれる [映画感想]

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映画館で三回目の「ジョーカー」今回はドルビーシネマ館。

初回ほどではないが、見始めるとダークサイドに引きずり込まれる。アーサーの人生に共感、共鳴する部分が数多くある。

そしてこの映画。単に金持ちと貧乏を描いただけの物語ではなく、精神障害をも描いている。通常は患者を可哀想な存在として見せるが、この作品ではその患者(アーサーの*)のために、彼が傷つき、歪み、人生が壊れて行く様を真っ直ぐに描いている。

「ジョーカー」の監督。単に「タクシードライバー」のオマージュとして、この作品を作った訳ではないだろう。アカデミー賞を獲った「パラサイト」とも共通する富裕層と貧困層の対比。黒澤の「天国と地獄」にも通じるテーマを感じる。

どうしようもない貧困。美しい言葉を投げかけるだけの金持ち。デニーロが演じる司会者もどこかで庶民を軽く見ている。監督の言いしれようのない「怒り」や「絶望」が物語から溢れ出したと思える。この監督の心の闇を知りたい。



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