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毎日、ブログ記事を上げる理由?=いろんな意味があるけど、一番はあれ! [映画監督のお仕事]

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毎日、ブログ記事を上げる理由?=いろんな意味があるけど、一番はあれ!

「昔の彼女に宛ててメッセージしているんでしょう?」

「あれこれ批評するのは評論家の仕事じゃないか?」

「最近は取材した記事が少ないですよ。努力が足りませんね〜」

とかコメントしてくる人がいる。その意味は「映画監督は作品で語るべき」「ジャーナリストなのに努力が足りない」であり、双方共に勘違いだ。

黒澤明も昔は一切マスコミに登場せず、インタビューにも答えなかった。「作品で語るべき」「宣伝は宣伝部がするべき」と考えていたのだ。が、晩年は積極的にテレビにも出て話をした。監督作をアピールするには監督自身が前に出ることが大事。そんな時代なのだと理解したからだ。「作品で語るべき」というのは映画黄金期1960年代の発想。

また、僕はジャーナリストではない。ただ、以前にはライターをやっており、あれこれルポルタージュも書いたし、インタビューもやった。メジャー誌でも何度か記事を掲載された。そのせいで文体からジャーナリスト?と勘違いする人もいるのだろう。でも、今は映画監督業をする者として、日常を綴る、あるいは考えを語るエッセイのようなものを書いているだけだ。

それと黒澤明も考えたように、作品をアピールするには監督自身が前に出て発言することは大事。現在では宣伝時、監督はあれこれキャンペーンする時代。ただ、映画公開がないときは発信しない。著名な監督はそれでいいが、僕のようなものが宣伝になってから動いても大して注目されない。テレビ番組で番宣もさせてくれない。

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そこで日頃からあれこれ記事を書き、アップすることで、関心を持ってもらおうと、10数年前にブログを始めた。そこにFacebookが加わった形だ。最初は映画業界を目指す人。映画ファンが関心のある映画関係の話を書いていた。が、「朝日のあたる家」で原発問題に取り組んだこともあり、社会派の話も書くようになった。

原発を勉強すると、政治、企業、報道、日米関係、戦争、電力会社、広告代理店、商社、と様々な背景や闇の部分が見えて来た。そして自身の映画のテーマである「親子に伝える大切なこと」は、そんな社会問題をも見つめないと答えが出ないことにも気づいた。今の時代。単なるエンタテイメントでは観客に届く作品ができないことも痛感している。

映画は時代の反映。80年代前半は「嫌な日常を忘れさせてくれる娯楽作品」が持て囃されたが、今は「もう一度、社会を見つめ直す」作品が必要とされているように思える。昨年大ヒットの「「天気の子」も「ジョーカー」も社会性を持った作品だ。社会問題を記事にすることで、そんなタイプの映画を作るヒントになることが多い。

「ネットで愚痴を書くな!」と叱られたこともある。が、愚痴をいくらアップしても問題は解決しないが、文章を書き、問題を考えると論点が整理され答えが見つかる。それが目的なのだ。そして基本は宣伝。文章を読んで「面白い監督だなあ」と思ってもらえれば、映画にも関心を持ってもらえる。公開直前では遅い。そんな思いで毎日、記事をアップしている。


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