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地方で起きた問題を考える=その街の問題ではなく日本が抱える課題だと分かる。 [my opinion]

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地方で起きた問題を考える=その街の問題ではなく日本が抱える課題だと分かる。

このところ、地方で聞いた、見た、体験した問題を考えている。それを「地方をバカにしている」と思う人もいるかもしれないが、そうではない。毎回、記事の最後に書いているが、突き詰めて行くと、地方の問題はその地方だけではなく、日本人の問題だと分かってくる。

どの地域にもいい部分もあり、問題点もある。が、今は「いい部分」ではなく「問題」を見つめることで、それが日本の問題であることに気付く。さらに海外と比較していけば今、日本人に足りないものは何か? 今後はどうすればいいのか?見えてくるはずだ。それが目的である。

昨年、シリーズで掲載したが「ムラ社会ルール」が今も強く地方には残っており、それは会社や政界でも蔓延っていて、新しい動きを潰そうとする。時代にそぐわない古い価値観を温存してしまう。その温床になっていることを紹介した。今はその「ムラ社会ルール」がなぜ、できたのか? 具体的にはどういう構図なのか?を考えている。

ただ、もしかすると、これは日本人だけではなく、狭い地域に長年居住し続けると生まれてくることかもしれない。日本人性ではなく、環境によるもの。日本でも海のある街は外部に対して寛容だと思える。それは港があり、外から多くの人が来るから。昔は新幹線も飛行機もなかったが、港と船は古くから存在する。

そんな何百年もの経験が街の人たちの社交性を育んだのだろう。よく言われるのが京都。信長の時代から、いろんな武将がやってきて街を収め。やがて、別の勢力が来て打ち倒す。そんな繰り返しなので、抵抗するより、受け入れる。誰に対して愛想よく振る舞う。そんな処世術が育まれたという話を聞いたことがる。

だから、京都の人は初対面でも愛想はいいが、三代付き合わないと本当に信用はしないと言われる。それも歴史の中で学び、会得したものだと思える。さらに気温にも左右される。暖かい地方は性格が穏やかと言われるが、確かに思い当たることがある。静岡、和歌山、沖縄で映画を撮ったが、街の人たちはとても明るく、大らかな人が多かった。アメリカでも寒い冬のあるニューヨークと、冬でも暖かいロスアンゼルスではアメリカ人もかなり違う。それも同じ背景だと思える。

ただ、そのような理由で作られた性格や習慣が、どのように発揮され、プラスになること。マイナスになることがある。すでに時代に逆行する習慣も多い。そこを様々な例から考えて行くこと。意味があると思えている。


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