SSブログ

忘年会でどんな話をしますか?飲みながら原発、基地、戦争について話しますか?それとも避けますか? [沖縄問題]

75456906_3256496834424598_1356181042343444480_n.jpg

忘年会でどんな話をしますか?飲みながら原発、基地、戦争について話しますか?それとも避けますか?

いよいよ今日で2019年が終わる。年末に忘年会は2件。それも1対1。内容は忘年会というより「打ち合わせ」だ。「原発映画をまた作るならどんな切り口が必要か?」「沖縄戦を劇映画にするには、何に注意すべきか?」と話した。世間話とか、噂話とか、一切ない。

僕はそんな性格だから、普通の忘年会に行っても面白くない。流行の話、消費税が上がって困る話、車を買い替えたい。誰かが結婚した。忘年会だとそんな話が多い。映画業界の忘年会でも大差ない。退屈なので断っていたら、誰からもお誘いがなくなった。どちらでもいいことを、あれこれ話すのは本当に苦痛。なぜ、みんなそんな話題で酒を飲んで楽しいのだろう? 

ただ、聞いていると本音を言うと嫌われるかも?という怖れがあり、あえて差し障りのない話をしているような感じもある。飲み会で「沖縄戦の凄惨さ」や「原発事故の惨状」を語る人はいない。そんな話をしようものなら

「あの人、左翼?」「活動家?」「思想的に問題がある」

とか思われるからだろう。だから、口にしない。基地問題や原発問題。戦争については触れない。一般の人の飲み会を見ているとそん感じがある。映画人の集まりでさえそうだ。

芸人が政権を批判すると「政治的発言」と叩かれるように、一般でもそんな話をしないよう自粛しているのだろう。そんな空気が日本中を取り巻いている。推し進めたのが現政権だ。テレビ局に政権がクレームをつけるのは報道を抑制するだけでなく、一般の人も萎縮させ、口を閉ざさせる効果がある。

政治発言=左翼や活動家ではない。が、それがいけないことであるような空気を作る。そのことで政権批判を抑えこもうという戦略だ。国民の多くはまんまとハマり、基地問題、原発問題には触れない。それら問題を知る機会をさらになくす。

沖縄戦も同じ。今回の「ドキュメンタリー沖縄戦」はそれを伝えるものだが、スポンサーが映画館公開を中止した。先の構図と似たようなものを感じる。現政権は日本を戦争ができる国にしてしまった。空気は戦争に触れないようにしよう...という団体が出てもおかしくない。忘年会を考えていて、そんなことを感じた。


中止2.jpg
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。