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「ドキュメンタリー沖縄戦」は平和学習が目的で制作されたのだが、なぜスポンサーは全国公開を渋るのか? [事件]

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「ドキュメンタリー沖縄戦」は平和学習が目的で制作されたのだが、なぜスポンサーは全国公開を渋るのか?

そもそもはスポンサーである団体が「平和学習」の一環として映像教材を作ることを企画。その監督を僕に依頼。宗教や思想は持ち込まず、純粋に沖縄戦の現実を考えるためのビデオということで引き受けた。

取材は3年がかかり、今年2019年3月に完成。かなりいいものができた。教材というレベルを超えて沖縄戦の全貌を1時間45分で把握することのできる。映画館で上映できるクオリティ。スポンサー幹部に提案すると快諾。その方向で進めたいとの返答を頂いた。

その後、「上層部が映画館公開はしないと決めました」との連絡が来る。「この作品は教材として作ったものであり、映画館公開を目的はしていない」というのが理由とのこと。お堅い組織であることは知っているが、意味が分からない。そもそも教材を作ったのは団体の関係者が沖縄戦を学ぶのことが目的。映画館で上映すれば団体以外の人たちも学ぶことができる。そもそも「平和学習」のための教材。広く活用すべき。

お堅い組織なので、映画館公開で何十万人が見ることを想像できないのかもしれないと思い、説明を続けた。そして沖縄での完成披露上映会。千人近い人がご覧になり、絶賛に次ぐ絶賛。観客の多くから「ぜひ、全国で上映してほしい」との声。デニー知事からも「映画館で公開して多くの人に見てもらいたい」という要請を頂いた。

そのことはすでにスポンサーには伝えられている。沖縄県民が、沖縄県知事が、そして沖縄県が、全国での公開を願っている。にも関わらず、スポンサーから聞こえてくるのは相変わらず「映画館公開は必要ない」という声。意味が分からない。沖縄からの希望に応える気持ちがないのか? 県知事の要請を拒否するつもりなのか?

沖縄で上映したから終わりでは全く意味がない。そこからがスタートなのだ。交渉を続ける。



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