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「マインドハンター」シーズン2 巨大組織の愚かさ。自身で未来を潰すFBIという役所? [映画感想]

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「マインドハンター」シーズン2 巨大組織の愚かさ。自身で未来を潰すFBIという役所?

見始めると1時間ドラマなのに、必ず3話続けて見てしまう。これまでにないタイプの物語。これまではFBIという巨大組織の中で理解されないながらも、凶悪犯罪者のインタビューをし、同時に地元警察に頼まれた難事件の解決を中心に描いて来た。シーズン1の終盤になりチーム崩壊の危機に見舞われる。

主人公の捜査官は犯罪者にまともな方向でインタビューしても、正直に答えない。真実が得られないことを感じ。彼らの言語。つまり、卑猥な言葉を連発して、半分脅かすようにして事実を引き出した。同僚の助言でその部分を書類から削除したことで、トラブルが起こる。捜査官にふさわしくない発言と調査部門から査察を受けることになる。

この辺、とても共感する。巨大組織のルールや価値観を別の、それも犯罪者に適用して効果が上がる訳がない。日本の価値観で中国で仕事ができないように、それぞれの世界、国にはそれぞれの価値観がある。FBI内でも評価の声が出て、成果も上がっているのに、そんなことを押し付け、査察して何の意味があるのか? とムカつくが、映画でも同じことがある。

役所の協力があると、あれこれ手続きに時間がかかり、結局撮影に間に合わない。街宣車があるのに「商業目的では貸せない」とか!地元の映画の宣伝に使うのだから、地元のプラスになるだろ!と思うけど、一部の市民からのクレームを気にして駐車場に停めたまま。とにかく公共機関が協力してくれない方がいい。下手な協力をされると何倍もの労力が必要になる。

ある時は映画上映が間近に控えているのに、宣伝費を出そうとしないスポンサーがあった。通常の宣伝は3ヶ月前スタートなのに2ヶ月を切っても金もでず、正式なゴーサインも出ない。バカヤローとしか言えない。上映が成功して一番メリットがあるのがスポンサー。なのに足を引っ張る。

「幹部のハンコが全て揃うまで、ゴーしないでください!」

と言い出す。いつ揃うの?と聞くと「3ヶ月くらいですかね」というので殴ってやろうかと思った。それでは期間内に上映会はできない。彼ら自身が決めた上映日は2ヶ月後だ。会社として決め事を守れないのは勝手だが、地元で協力してくれた人たちは楽しみにしている。このままでは確実に間に合わないので独断でスタート。現場の人間が全員自腹で動き、会場も自腹で抑えた。

ゴーサインが出てから会場探したら、完全にアウトだった。組織が腐っていることよく分かる。役所以下。ちなみのこの話は昔のことであり、現在進行しているものではない。決して今の話ではないので、よろしく!


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