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我が子を愛しているのに、ロボット工場に送りこむ愚かな親たち② 子供に何を言っていいか分からない父親? [日本の教育]

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我が子を愛しているのに、ロボット工場に送りこむ愚かな親たち②
子供に何を言っていいか分からない父親?

(2014年の記事から)

僕の高校時代はまさに「受験地獄」といわれた頃。親たちは戦後育ちで、日本がまだ貧しい時代を生き、結婚し、子供を生み、育てて来た。不安がいっぱいある中、子供たちの将来を案じ、安定した生活できる仕事を望んだ。

それに対して、今、受験生を抱える親たちは、そんな受験地獄を生き抜き、社会に出て結婚、子供を作った人たち。考えてみると、僕と同世代。それならば、親から「勉強、勉強」と言われて、辛かった高校時代を思い出し「そんな思いを我が子にさせたくない」と思わないのか? 疑問に思った。

学生時代から親しく、今は一児の父である友人に聞いた。彼も高校時代は「勉強は無意味だ」「親はうるさい」「大学なんて行きたくない」といって大学受験を拒否した奴。その彼が今、子供に何を伝えているか? 聞いてみた。

「とりあえず、勉強しろといってるよ....」

あれほど、勉強が嫌だ。無意味だといっていた友人がなぜ、そんなことを子供にいうのか? 

「だって、他に何を言えばいいんだよ。何をしたから生涯安泰なんてことはもうないんだよ。だから、とりあえず、勉強しろとしかいうことがないんだ...」

悲しい話だ。大学に行き。大手企業に子供が就職したとしても昔のように安定した生活が送れないことを理解しているのだ。なのに「勉強しろ」としか言えないのか....。


(つづく)



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