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バカがいるとプロジェクトで事件多発。でも、素人目にはトラブルが見えない?=悪徳も困るがバカも困る! [映画業界物語]

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バカがいるとプロジェクトで事件多発。でも、素人目にはトラブルが見えない?=悪徳も困るがバカも困る!

ビデオメーカーや製作プロダクションの若いPに多いタイプ。別業種の仕事をしていたが、映画界に憧れて転職してきた連中。大して経験を積んでないのに、先輩がどんどん辞めて行くので未熟な奴でも現場に送り込まれる。そのためにトラブルが起きる。

映画界の常識やルールは他業種。さらに世間とは違う。にも関わらず、彼らは通用しないルールを振り回し、スタッフを逆なで、怒らせる。また、「Pは偉い!」という勘違い。経験もないのに高飛車になる。また、バカでもPと言われるとスタッフは「また、仕事をもらうこともあるだろう」と下手に出ることが多い。そのためにバカPの勘違いがさらに進む。

脚本を書いたこともない。物語作りのノウハウもない。映画のあり方も知らない。そんな連中が自分の趣味でシナリオを指摘。直しを要求。悪徳芸能プロにチヤホヤされて、仕事のない俳優たちを押し付けられたり。映画製作の上で邪魔にしかならない存在となる。むしろいない方がありがたい存在だが、出資したビデオメーカーが送り込んでくるのだ。

映画製作の基本はあるが、臨機横柄に進めなければならない。台風が来れば撮影はできない。俳優が撮影前に怪我をすることもある。腕はいいが気難しいスタッフもいる。Pはその辺もカバーせねばならないのだが、むしろトラブルを生み出すばかりという奴と何度も仕事をした。必要のないことを勝手に始める。やらなければならないケアを全くやらない。そのために協力してくれる会社からクレームが来る。

なので僕は監督なのに、Pが起こしたトラブルの収拾に奔走。謝罪したり、根回しをしたり、それでもPの愚行は続くので、起こす事件を予測。先回りして手を打っていた。監督業だけでもてんやわんやなのに、そのPの対応、後始末までした。当時、血圧を測っていたらやはり200を超えていたと思える。挙句の果てに、そのPは約束のギャラを払わず。経費数百万を不払い。

なのにスポンサーはPの問題点に気づかず。「ま、大きな事件に至ってないんだから問題ないでしょう?」と言い出す。「俺が全て止めたから問題にならなかったんだろ!」と怒鳴りたくなる。Pのやらかしたことを全て暴露してやったが、スポンサーにはどれだけ大きなことか?理解できず、内輪揉めしているだけと解釈された。

その種のトラブルの原因は映画作りを知らない未熟なPが、あるいはアホな奴らがプロジェクト・リーダーとなり製作を推進するから。ただ映画界だけでなく役所や近所にもそんなタイプはいる。そんな頃から僕自身もプロデュサーという肩書きをつけるようにして、Pは入れずに僕がプロジェクトを推進することにした。それ以来、その手の事件は起こっていないのだが....結論まで行かなかったが、今回はここまで。


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