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どこの業界にも会社に巣食うウジ虫たちがいる?=映画界も同様だ。 [映画業界物語]

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どこの業界にも会社に巣食うウジ虫たちがいる?=映画界も同様だ。

監督業はクリエイティブだ。イメージやセンス。言葉にしづらいものを作品に持ち込み描き出す仕事。しかし、映画はそんな芸術的な側面だけでなく、通常のビジネスと同じプロジェクトでもある。会社で新製品発売プロジェクトチームを作り、推進していくような感じだ。

通常、映画の場合はプロデュサーがチームリーダーとなり、監督の希望を聞いて進める。スタッフ、キャストをどうするか? ロケ地をどこにするか? できる限り監督の要望に応えるようにPは努力する。ただ、監督が「クライマックスは大爆発の連続にしたい!」と言っても予算的にダメな場合、Pがあれこれ説得、代案を出したりする。

ジブリの宮崎駿監督と鈴木敏夫Pの関係をイメージしてもらえると分かりやすいだろう。監督というのは本当に気難しく、製作費のことなんて考えず、純粋に描きたいものを描こう!とする。対してPは現実的に予算や時間を考えて、完成後の興行や宣伝も視野に入れて、監督の希望に沿いながらも、時には止め役にもなり、プロジェクトを推進する仕事なのだ。

しかし、そんなPにはロクでもない奴が多いというのも現実。本来、ジブリの鈴木Pのように監督の思いを大切にするべき仕事なのに、立場を利用し、悪用し、私腹を肥やしたり、芸能プロダクションと癒着したりする連中がいる。予算はあるのに「もう、お金がありません。無理です」と言って製作費をかなり残して自社の収入にしたり、裏金をもらったプロダクションの俳優を監督の意志に反してねじ込んだり。

何より作品に対する愛情がない。「素晴らしい映画を作ろう!」とか、「大ヒットさせよう」という気持ちはゼロ。目の前にある映画の製作費から金を抜いて、飲み食いに使ったり。芸能プロに接待してもらったり、利権を作ったり。そんなことばかりしているウジ虫のような連中だ。先日見たドラマ「沈まぬ太陽」の舞台となる航空会社でも同じような連中がたくさん登場。

山崎豊子原作なので、モデルとなった日航には本当にあんな社員たちがいたはず。会社での立場を利用して出入り業者からマージンを取る。子会社の経費で買ったクルーザーを私物化する。裏金を作り政治家に取り入る。それでいて安全対策費を削り、大きな事故を招く。これは航空会社だけではなく、宗教団体でも、政治団体でも同じ。今の政権はそれを絵に書いたようなもの。政治の中枢に居座り、一部の人たちに莫大な利益を与えたり。加計学園とかね?

同じ構図が映画界にもある。ここからが書きたい話だったが、長くなったので、またいずれ!


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