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料理の写真をアップしなくなった理由。仮想空間であることを忘れて現実を持ち込む人たち? [FB問題]

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料理の写真をアップしなくなった理由。仮想空間であることを忘れて現実を持ち込む人たち?

昔々、その日食べた料理を写真に撮り、掲載していた。多くの人がよくやっていることだが、旅行先で地元の名物を食べた時だけでなく、日頃の食べる料理の写真を上げることで生活や仕事振りも伝わる。ファーストフードが続けば「仕事が忙しいんだな」とか、どんぶり物が多いければ「この人は丼物が好きなんだ」とか、文章ではなく、キャラや趣味も分かる。

ところが、それらの写真を見て「野菜が足りませんよ」と親のようなことを言い出す人たちがいた。心配してくれているのだろうが、大きなお世話だ。1日3食の食事全てをアップしている訳ではない。ランチでハンバーガーを食べても、夜はサラダバーの店かもしれない。なのに、その写真だけを見て「野菜が足りませんよ!」とコメントしてくる。次第に同じコメントをする人が増える。そこでこう書いた。

「その日の1枚の写真だけ見て、野菜が足りないとかいうご指摘は要りません。それは僕自身が一番理解しています。今は多忙で野菜サラダを食べる機会がないだけです」

と説明すると、逆ギレしたコメントが来た。

「あんな写真(ハンバーガー)を見せられれば誰だって心配になるのは当然でしょう!」

たった1枚に写真だけを見て「野菜不足ですよ!」と、会ったこともない相手にあれこれ指導、苦言コメントを書き連ねる。そんな人が多いことを指摘しているのに逆ギレして反論してくる。非常に思い込みが強く、自分は正しいという思いを感じる。

また、面白がって何を書いても「野菜が足りませんよー」とコメントする人たちまで出てきた。どんどん増えて10人20人となる。なので「野菜が足りませんーとコメントは要りません。いい加減うんざりです。その際は友達削除させてもらいます」と告知。(今でもその種のコメントがあれば削除します!)

もう10年ほど前の話。コメント主に悪意はない。が、面白がっている。親しみを持ってくれている。クラスの友達のような感覚だろう。しかし、僕はその人たちと会ったことはない。顔さえ知らない。何者かも知らない。彼ら彼女はギャグのつもりだったりするが、こちらからすると見ず知らずの人が毎日、意味もなく「野菜が足りません」とコメントしてくるのは、不気味であり、やはり大きなお世話。

そこにFacebookの問題点がある。

会ったこともない相手を現実の友達のように感じて、自分のことを相手は知らないのに、親密なコミニュケーションをしてしまう。覆面を被った人が近寄ってきてジョークを言うみたいなもの。それは不気味なだけで笑えない。議論をふっかけてくる人も同じ。互いのバックグランドを知ってこそ議論は成立する。相手の年齢も、知識も、背景も分からないと例題を出すこともできない。なのに、覆面のまま、あれこれ言ってくる。

それ以来、料理の写真は上げていない。食事というのは人の距離を縮める。だから、デートは食事なのだ。大統領が来日すれば美味しいものを振る舞う。料理の写真を上げることで「友達」はより親しくなったと思ってしまったのだ。今は料理の写真は基本あげない。が、また一つ新たな問題も感じ始めている。それはいずれ。


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