Netflixドラマ「沈まぬ太陽」見終わる。今回も魂が震える。 [映画感想]
Netflixドラマ「沈まぬ太陽」見終わる。今回も魂が震える。
全20話。20時間のドラマを最初は1日1話ずつ。この3日間は1日3話ずつ見て本日、最終回を見た。あれこれ思うことがある。山崎豊子原作ものは毎回「あーよかった」という結末ではなく、物語自体が「もう、やめてくれ!」と叫びたくなる過酷な現実の連続だ。
今回の舞台は航空会社だが、それにとどまらず他の業界にも言える物語(映画界も同じ)本当に大切なことを疎かににして、目先の利益に走る。そのために人命を危険に晒しても平気。利益に群がる人々。
政治家。銀行。商社。企業。魑魅魍魎たちの醜い争いが続く。そんな物語を通して、自分自身はどう生きるのか? 何を求めるのか?を考えてしまう。大切なものは何なのか? 何のために生きているのか? そんなことを考えながら、他人事とは思えない物語。最後は止まらなくなり3時間続けて見てしまった。
「國井会長には改革をやり遂げて欲しい」「恩地さんは報われて欲しい」「八馬さんには罰を!(演じるは板尾さんですが!)」「そして行天(渡部篤郎)はどんな結末となるのか?」久々に夢中になって見てしまった。しかし、山崎豊子さん。凄い。毎回、魂が震える物語。「不毛地帯」「二つの祖国」に並ぶ名作。原作もいずれ読んでみよう。
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