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「山本太郎は元俳優。演説が上手いのは当然。騙されるな!」と言う批判ー的外れであること説明! [れいわ新選組応援]

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太郎さんの演説。参議院選挙時。本当に心に沁み、何度も感動した。が、それをこう批判する評論家がいた。

「山本太郎は政治家を演じているだけだ!彼は元・俳優。演説が上手いのは当たり前。騙されるな!」

ふふふ、分かってないねえ。俳優という仕事を知らず、太郎を貶めたいという意図が見え見えの批判。僕は映画監督と言う仕事をしている。多くの名優、有名俳優と毎回仕事をする。なので、解説しよう。俳優は言葉を分かりやすく話す技術がある。ドラマで「何言ってんだか分からん!」と視聴者に思われてはいけない。滑舌がいい。言葉が明瞭。響きがいい。これは必要。演説が上手い。というのも俳優ならでは!というのはある。

俳優はシナリオをもらうと、

自分のセリフを把握。どこを強く読み、どこで止めて、どこで感情を込めるか?プランを立てる。その役の思いを明確に伝えるためだ。その意味で与えられた演説原稿を上手に読み、スピーチすることは俳優ならできる。アメリカのレーガン大統領も元俳優であり、スピーチもうまかった。

先の批判をする評論家もそう感じて批判したのだろう。だが、やはり素人。分かっていない。感動的なセリフがあったとする。それをプロの俳優が言葉にすれば、誰でも感動するか?というとそうではない。映画を見ていて、こう思ったことはないか?

「とても感動的で、素敵なセリフなのに全然伝わってこない!」

テレビドラマで新人俳優が大事なセリフ。なのに悲しみや憤りが感じられない。と言う経験はないか?その俳優がセリフの意味を理解していない。似た経験をしていないから。そして、そのセリフが伝えていること。中身に対する共感や賛同がないから。

どんな名優でも、本当にそのセリフを理解、共感していなければ観客を感動させることは出来ない。だから、僕がシナリオを書くとき、俳優をイメージし、その人が真剣に思っていること。感じていることを織り込む。前作の「明日にかける橋」でも戦争時代を語る老社長を宝田明さんが演じてくれたが、彼は戦時中に苦労をされた経験があるからこそ。その言葉が観客に重く伝わった。

「朝日のあたる家」

も原発事故の悲しみを伝えるセリフとして太郎さんに用意したが、彼がいい役者というだけでなく、真剣に原発問題と子供達のことを考えていたから、その言葉に多くの観客が涙した。つまり、俳優本人が賛同、共感していない。本当に願っていないセリフは、どんなに技術を使っても人を感動させることは出来ない。何年も政治家やってる連中の演説。心に染みないよね。本心じゃないから。

対して街頭演説で山本太郎の言葉に感動したのは、彼が真剣に願っていることを訴えたから。その意味で「俳優だから」「政治家を演じている」は全く当たらない。俳優という仕事を理解してない人がイメージダウンを狙っただけ。技術ではない。真剣な熱い思いこそが人の心に届くのだ。

朝日のあたる家」の一場面。本気だから感動させられる=> https://cinemacinema.blog.so-net.ne.jp/2019-07-19

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早田快人

役者のはしくれとして、強く同意致します!
試しに、太郎さんの演説内容を他の俳優、必ずしも、れいわに共感していない人に語らせてみれば、役者の技術だけで感動が生まれはしないことは、簡単に証明されると思います。

俳優の訓練をあるレベルまで経験すると、演技以外でも、人の言葉が本当かウソか、ということに敏感になり、テレビや政治家のウソや意図がすぐにわかるようになりますが、太郎さんの言葉には心からの、この国に住む人たちへの愛と共感が存在しています。
by 早田快人 (2019-08-27 02:25) 

萩谷良

山本太郎さんを誹謗中傷するのは要するにゲスの勘ぐりです。彼の語る言葉には浮いたものがないと思います。彼の支持者はアベや維新の会を支持する人たちとはわけが違います。

by 萩谷良 (2019-08-27 19:52) 

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