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「とくダネ!」はなぜ「モーニングショー」を超える50分枠で山本太郎ナマ出演に踏み切れたのか?=フジテレビの熱い思いを推理する? [れいわ新選組応援]

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「とくダネ!」はなぜ「モーニングショー」を超える50分枠で山本太郎ナマ出演に踏み切れたのか?=フジテレビの熱い思いを推理する?

後先になったが「とくダネ!」について考える。政府応援団とも言えるフジテレビがなぜ? 天敵である山本太郎を生放送に出演させたのか?を以前に推理した。が、先に太郎さんを生出演させた「モーニングショー」と比較すると、もっといろんなことが見えてくる。

まず、太郎さん。「モー」のとき、せっかくの地上波出演。1回きりでは終わらせたくない!という思いがあったはず。街頭演説ではテレビ放送不可能という爆弾発言の連続だが、彼は純粋まっすぐ君ではない。「新撰組」というより「黒田官兵衛」と言った方がいい戦略家。だから「モー」出演も非常に慎重に言葉を選んだ。むしろ、進行の玉川さんの方が太郎さんを煽ったくらいだ。

それを見たフジテレビ。

「生でも大丈夫かも?」と思った。「れいわ」旋風。出演させれば高い視聴率が取れ、多くの支持を得られる。でも、それだけだろうか? テレビ朝日が一番といのは分かるが、2番手がフジ。それも「モー」以上の時間枠驚異の50分。その背景を推理する。

フジテレビは1980年代には3冠王を取り、もっともパワフルな局だった。「THE MANZAI」「ひょうきん族」でお笑いブームを巻き起こし、たけし、さんま、紳助、B&Bという人気タレントを輩出。「笑っていいとも」は超寿命番組となり、タモリも国民的存在となった。当時のキャッチコピーは「楽しくなければテレビじゃない」そして「おもしろ王国 フジテレビ」だ。

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90年代は「東京ラブストーリー」

「愛という名のもとに」「101回のプロポーズ」と月9とトレンディドラマを生み出し、30〜40%を超える驚異的な視聴率を稼いだ。さらに「踊る!大捜査線」映画化も大成功。メガヒットを連発した。

少し戻るが昭和のAKBと言える「おニャン子クラブ」アニメの「うる星やつら」「Drスランプ」「ドラゴンボール」そして実写ドラマ「スケバン刑事」シリーズと多くのメガヒットを出し時代の先端を走り続けた。それが2000年代に入ってから不調。月9の視聴率が一桁を記録。テレビ東京にも抜かれることもあった。社長交代。「笑っていいとも」終了。力を入れた番組が皆、低視聴率。

その後、面白いことが起こる。

事務所を辞めて地上波から消えたSMAP独立したメンバー。先日「事務所からの圧力?」と報道されて話題となったが、フジの番組にはメンバーが少しばかり出ているとの記事を読んだ。「どうせ視聴率が取れないなら、あとがないのに事務所に忖度しても始まらない。数字が取れるのなら!」ということらしい。もしかしたら、同じ構図ではないか?

これまで忖度してきた大手芸能事務所に忖度しない。政権にも忖度してきたが、それを今回はしない。そのことで視聴率が取れる。多くの支持を得る。以前は時代の流れをどこより早く察知し、番組に反映して来たテレビ局だ。「れいわ」が時代を変えていくであろうこと。感じているはず。それらを背景に「とくダネ!」の山本太郎生出演が成立したのではないか?

逆はあり得た。

本人を呼び、徹底的にこき下ろす。政権は大喜びだ。が、先の開票番組で「れいわ」をバッシング。物凄いクレームを受けた。逆なら凄い支持のはず。やってみよう。安易な気持ちにでやってないのは分かる。事前にコメンテーターにも根回しただろう。あのスシローまでが好意的なコメントをしていたのがその証。


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ただ、彼の発言を良く聞くと分かるが、太郎さんを評価しながらも、政権批判は一切していない。あとで寿司が食えなくなると困るから。だが、番組の意図も理解している。ここは褒めないと、次から番組に呼んでもらえなくなる。番組か? 寿司か? その両方を失わない絶妙のコメントをしていた。評論家として生活するのも大変だ。特筆すべきはキャスターの小倉さん。演技ではなく、本当に感動していたように見えた。表情に嘘がなかった。

「先進国ほど弱い者にお金をかけるんだよね...」

素晴らしいコメントふなごさん、木村さんに対して「介護費を個人で払え、特別扱いするな!」という批判が出ている。が、小倉さんの言葉が全てに答えている。さらにいう。

「こういうことを選挙前に放送しなきゃいけなかったんだよ」

番組を見ていると、出演者は思ったことを勝手に喋っていると思いがちだが、ほとんどは番組側が意図していることの代弁。それに沿って発言しないと、降ろされてしまう。その意味で小倉さんの言葉は番組の本音とも言える。視聴率も大事だ。でも、テレビとしてやるべきこともある。報道マンたちの熱い良心を感じる。

その思いがあるから、大奮発の50分。それも障害者問題だけでなく「消費税」にまで踏み込んだ。ただ、本来なら15分くらい放送して、評判良ければ第2弾というのに、なぜ、大胆な放送をしたのだろう? これも別の角度から見れば分かる。

最初に放送した「モー」は「山本太郎ナマ出演」という事前予告が番組で流された。が、「とくダネ!」はその日になって発表。前日の告知はなかった。山本太郎のTwitterでさえ、その朝の6時18分発信。僕も放送直前に知った。

これは出演者である山本太郎に

その朝、依頼が来たか? 告知をギリギリまでしないで欲しいと言われていたか?だ。早めに告知すると潰される!危険性があったのではないか? だから、15分枠で小出しにして、評判がよくてもクレームが来て2回目はなしになるかもしれない。それなら、止めることができない当日発表で50分枠でしっかり見せる。15分では伝えきれない。大きな支持があれば次に繋がるはず。

もちろん、一部社員がゲリラ行動をしたというのではない。局をあげての行動。ただ、外部に漏れて外からの圧力を恐れたのではないか? そのために告知なし。とするとフジテレビも大きな賭けに出たということ。そして大反響。今頃、官邸から文句が来て困っているかもしれない。次は僕らの出番だ。「フジテレビ素晴らしい」「とくダネ!最高!」賞賛を伝えよう。忖度しないテレビ局。応援をしよう! テレ朝、フジテレビ、きっと3つ目の局が立ち上がるはずだ。



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