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サラリーマン・ロボット製造教育②=与えられなければ何も出来ない若者たち? [日本の教育]

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サラリーマン・ロボット製造教育②
=与えられなければ何も出来ない若者たち?

大手企業社員の友人。何年も前から入社試験の面接担当をしている。彼が言うには、

「マークシート方式が導入されてから大卒のレベルが急激に下がった。言われることしか出来ない若者ばかり。自分で何も考えない!」

と言う。その辺りで「与えられたことを疑わずにを確実にこなす」人材を育てる教育システムが完成したのだろう。(詳しくは「日本人は考える力がない」シリーズ参照)別の会社で面接官をする友人も怒っている。

「最近の若い奴は何がやりたい!ではなく、会社が自分の長所を見つけて伸ばしてほしい。と言う奴が多くてムカつく。会社は啓発セミナーじゃない。自分の能力を発揮する場所だろ!」

それも教育システムの成果だ。自分から何がやりたいか?考えない。与えてやらないと出来ない。友人は怒るが、完成された教育成果を感じる。芸能関係の友人。タレント事務所のマネージャーもいう。

「俳優になりたい。歌手になりたい。タレントになりたい。何も希望がない。何でもいいから有名になりたい。事務所に入れば、手取り足取り、レッスンも全部やってデビューさせて、テレビ局に売り込んでくれると思い込んでいる子が、90%! それでは芸能界は生き残れないのよね」

こちらも成果。もともと、芸能界に進みたいのは個性が強く、はみ出しがちで、融通の効かないような型破りなタイプが多かったのだけど、そんな「はみ出し者」のカテゴリーの若者たちさえ教育が行き届き、自分の考えを持たない。与えられないと何も出来ない。成績がよくない子が目指すのが芸能。「与えられたことを確実にこなす」当然、その子らはその能力が低い。最悪のパターンになっていると言う。

ある意味で犠牲者。訓練すれば伸びる才覚や素質があったかもしれないが、学校教育ではそれを探さないし、伸ばさない。別の言い方をすれば、野球ばかり教えられた。バレーボールなら選手になれる素質があったのに、野球しか認めないというのが日本の教育なのだ。「与えられたことを確実にこなす能力」のみを鍛え、優劣を付け、選別する。

そこから漏れたら落伍者、落ちこぼれ、負け組と呼ばれ、3流、4流の会社に振り分けられる。今もそんな教育が続いている。それで日本がもう一度、経済大国になるならいいが、無理。これから必要なのは与えなくても自分で考え行動する人材だ。

でも、今までの教育ではそんな逸材は育たない。新しい教育を初めても、人材が育つのは20年後30年後だ。日本はそこまで衰退し続けるしかないのだろうか?


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