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素人でも真実を見抜くことは出来る!②=映画製作会社の場合 [映画業界物語]

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素人でも真実を見抜くことは出来る!②=映画製作会社の場合

日航123便墜落事件について、真相はどうなのか?を追求した本を続けて紹介した。そして、それらの本を読むときに書かれていることが真実か?を見極める方法も記事にした。というのも、映画監督業をする僕は、同じ方法論で映画製作も見つめなければいけないからだ。

低予算映画とはいえ数千万円の制作費がかかる。それを狙って、映画界のウジ虫たちが寄ってくる。皆、笑顔で近づいてくる。

「いやー監督の熱さに打たれました! ぜひ、お手伝いしたい。うちの会社で制作しましょう」

実は金目当て、制作を会社で請け負えば制作費を自由に使える。映画以外のことにも使ってしまう。あとで名目だけつける。いい映画を作ろうなんて思わってない。でも、最初は笑顔で近づいて来て、いい人を演じる。結果、監督料も払わず、制作費を抜きまくった会社もあった。

とにかく、「感動しました」「打たれました」とか褒めてくる奴は信用できない。それを見抜いて本当に思いのある人たちを集めるのも監督業の大事な仕事だ。

先の123便本の記事でも書いたが、いろんな角度から人物を見つめて判断する。Pなら、どこの会社か? その会社がどんな映画を過去に作っているか? それらはヒットしているか? 制作費はいくらか? そこから制作会社の取り分が計算できる。その会社がどこにあるか? 広さは? そこから家賃が計算できる。

社員は何人いるか? アルバイトの割合は? 月給と社員数、家賃で月の支出が割り出せる。現在、受けている映画の本数。規模。儲かっているか? 赤字?が見える。赤字なら、それを埋めるため、借金を払うためのカモになる映画を探す。そしていい加減な作品を作り大半を赤字解消に使う。

あと、評判。ギャラの払いが遅い。後になって額を値切る。払わすに逃げ回っている。そんな会社は結構多い。会社自体は都心のビルに入っていても、実は火の車ということがある。そんなところに制作を任せたら大変なのことになる。特に会社を持たない、フリーのプロデュサーは要注意。大物俳優の名前を上げて

「ああ、あの人ね。彼とは親しいから、声をかければ出てくれますよ」

すごい人だなと思ったら、全く繋がりがないこと。よくある。有名俳優、大手テレビ局、大手俳優事務所等の名前を実名で上げて語るPはたいてい怪しい。そして繋がりはまずない。この辺は詐欺師と同じ。自慢話が多い人も注意。あるPは超大作映画の現場の話してくれた。

「へーすごいなあ」

と思ったが、会うたびに、その話をされる。つまり、それ以降は大作どころか人に語れる映画に参加できてない。多分、その超大作でトラブルを起こして、あと仕事ができなくなったのだろう。それでフリーを続けている。これは映画制作会社やPの場合だが、テレビ局や新聞社も同じだ。

扱う記事や番組内容から、いろんなことが分かる。それらの傾向を調べれな儲かっているのか? 赤字か? だから、***のような番組を作り、その種の怪しい団体を喜ばせているのか...と見えて来る。まずは背景を探ることが大事。


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