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物事を見抜く力+新しい情報。今の時代を生き抜くのに必要なのはこの2つ?! [my opinion]

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物事を見抜く力+新しい情報。今の時代を生き抜くのに必要なのはこの2つ?!

先日、あるバラエティ番組を見て????と感じて、久々にテレビを付けたまま仕事をしてみた。放送される内容は本当にどうでもいいことばかり。タレントが街を歩いて一般の人と交流する。タレントの若き日の話を聞く。若い女性たちが異性の嫌いな部分をスタジオで討論。人気のお店紹介。日本はこんなに素晴らしいと海外の人に賞賛させる。

恋、旅行、スポーツ。食べ物。ま、健康バラエティは多少、役に立つとは思うけど、これからの人生を生きて行く上で必要なものはなく、どこからもクレームが来ないネタで、題材をスタジオで安易に話し合うというスタイルが多い。

退屈しのぎに見る分にはいいし、テレビはタダ(本当は違うが)なので、嫌なら見なければいい。ただ、怖いのは以前からも言われている通り、

「長時間テレビを見ていると、考える力が失われて行く」

確かに…….と改めて感じた。テレビで放送されることで、全てを知った気になる。ニュース番組を見たことで日本の情勢が分かった気になる。でも、全てのニュースが報道される訳ではなく、局が選択したものを、ごく一部を放送しているだけなのだ。

当然、スポンサーである企業に都合の悪いニュースは自粛。大本営的な局は政府のマイナスイメージになることは放送しない。が、テレビをずっと見ていると、全てが放送されていると思ってしまうところがある。北朝鮮のテレビは自国に都合の悪いことを放送しないことで有名だが、日本のテレビもそれの拡大版のような報道になっている。ネットが普及してよりその思いを痛感する。

確かにテレビ新聞が報じないニュースも流れている。が、それらが真実ではないことも多い。「えーそんなバカな!」と思うことでも実は現実だったりする。

その真偽を見抜くには鋭い目。物事を見抜く力が必要。しかし、最近でこそ若者のテレビ離れが言われるが、今の大人=特に50代以上(僕も含む)はテレビッ子と言われるほど、1日何時間もテレビを見ていた世代。

おまけに「考える」より「覚える」ことが中心の教育を16年も受けて来ているので、与えられた情報をすぐ鵜呑みにして、特にテレビ、マスコミの情報をすぐ信じてしまい、浮かれたり、怒ったりしてしまう。そんな世代が何でもありのネットの世界に踏み込んでは、何が正しいか? 分からないで混乱するばかりかもしれない。

僕も偉そうなことは言えない。で、ある2人の人物の話をする。1人目は誰もが嫌っていると思ったら、さにあらず。2人目も誰もが嫌っていると持ったら....実は?という話だ。自分が事実を把握できてなかったか?を痛感した経験だ。1人目の人物。身の回りにいる友人知人は全員口を揃えていう。

「今の総理はダメ」

日本人のほとんどが同じ意見だと思っていた。しかし、ネットで情報を探ると「総理がんばれ!」という人たちもいる。最初はある種の人たちか? 雇われた応援団だと思っていたが、どうも真剣に応援。経済が活性化していると信じている人たちも、数多くいることが分かって来た。それらが政権を支えている。FacebookやTwitterをしていると、同じ趣味志向の人ばかりが集る。その中にいると誰もがあの人を嫌っていると思えたのだ。

友人たちがもう1人。嫌っている人がいる。だが、僕はもう、かなり前から、その人に興味を持ち情報を集めていた(といっても本を読む程度)。本当に噂通りの人なのか? 詳しい人に話を聞く。情報通から教えてもらう。すると、その政治家は世間で言われているような人ではないことが分かって来た。

では、なぜ、嫌われるのか? 「火のないところに煙は立たない」などと無責任なことをいう人もいるが、情報通の知人によると、大企業が集まり、敵対する政治家が後押し、膨大な金額を使ったネガティブ・キャンペーンが密かに行なわれたからだという。で、多くの国民から嫌われるようになった。

ネガティブ・キャンペーン。アメリカの大統領選では毎度行なわれる手法。相手候補の悪いところを、マイナス面を攻撃。それをコマーシャルにして放送したりもする。

「この候補はこんな失態をしている!」「この人は信頼できない!」

過去を穿り返し、事実を拡大解釈してでも宣伝する。それどころか裏では根拠のないこと、ねつ造したスキャンダルまで流して、相手候補を貶めようとする。その日本の政治家は同じことを裏でされた訳だ。

なぜ、彼は攻撃されたのか? 本当に酷いことをしたから?そうではなく、政敵からとても邪魔な存在だったからだ。巨額の資金を使い、貶めようというのは、相手にとって本当に危険な存在だったから。その相手とは誰か? 敵対するグループは何をしようとしているのか? その辺を知ると答えが分かる。もうひとつ、おかしなことがある。例えば友人にその政治家のことを聞く。

「**さんをどう思う?」

「大嫌い!」

「どんなことをしたから嫌いになったの?」

「え? うーーーーーーんーーー」

誰も答えられない。つまり、イメージだけ。何か悪いことをしているような感じ。顔が怖い。そんなことで嫌っている。なぜ、そんな印象を持つ人が多いのか? それがネガティブ・キャンペーンの効果。マスコミがことあるごとに、その政治家のマイナス部分をアピール。イメージの悪いことを報道する。怒った顔や怖い顔をあえて選んで報道する。そんな積み重ねで、友人たちだけでなく、多くの国民は「怖い」「嫌い」「イメージ悪い」という印象を刷り込まれてしまったようだ。

この手法は広告業界ではよく使われる。CMで「スッキリさわやか!」というイメージで飲料水を売り出したり、「体にいい。健康のため」というキャッチコピーで、そんな映像を使ったものをバンバン放送し、それを視聴者が繰り返し見れば、簡単にそれらイメージが刷り込まれてしまう。

体によくない製品でもイメージで信じてしまう。CM業界では当たり前の手法。その逆をやれば嫌われるイメージを浸透させることができる。それ以外で多くの人が揃って「嫌い!」という反応を示すことはまずない。

では、彼は何をしようとして敵対されたのか? その先にある目的とは何か? と考えて行くと、ある種の人たちがとても困ることだと分かって来る。しかし、その背景をテレビは報じない。一部のマスコミしか伝えない。だから国民は知らないまま。その背景を知れば、大きな変革が起こるかもしれない。

もう1歩進めて考えてみよう。例えば、いろんな事実。それを国民が知らないことで、得をする人たちがいる。今後も国民は考えることをせず、与えられることだけ(つまり、自分の仕事をしっかりやる)をして、テレビを見て「食べ物」や「恋」や「スポーツ」のことだけ考えていてくれればいい!と願っているのではないか? 映画「ゼイリブ」の世界だ。こう言って笑う人もいるだろう。

「そりゃ陰謀論だよ。好きだね〜。そんなことあり得ないよ」

だが、戦中の日本人もあれこれ国が流したウソ八百を信じて「進め一億火の玉だ」となった。オウム真理教の信者は尊師麻原を支持。地下鉄でサリンを撒いてしまった。同時に「サリン事件は陰謀。オウムはやっていない!」と信じていた信者もいた。どれも同じ構図。人は簡単に信じてしまい、先導されてしまうもの。今の時代に戦時中と似たようなことは行なわれていないと言えるだろうか?

あなたはテレビの情報を鵜呑みにしていないか? 考える力を駆使しているか? 昨夜のキャスターの言葉を自分の意見のように、友人に伝えていないか? ネットで「***が酷い」と流れると「それは許せない!」と一緒になって攻撃してはいないか?その情報は本当に事実なのか? 

それをまず考えること。ネット情報ならすぐに自身に降りかかえることはない。しかし、生活、仕事、政治、経済は自身の問題になってくる。間違った情報を信じると、我が身に被害が及ぶ。情報を疑うことが大事だ。そして裏を考える。他の情報と比較する。

僕も昔はテレビ新聞を信用していた。が、「朝日のあたる家」で原発問題を取材して、電力会社の実態を知り驚愕した。今では多くの人が知っているが、原価総括方式なんてことを自由競争社会でやっているとは想像もしなかった。しかし、テレビの最大手スポンサーである会社の問題。事故が起きるまでは、どこも指摘しなかったのだ。

肝心な情報が隠され、都合のい情報だけ流されると、人はそれを信じてしまう。でも、これからの時代に大切なのは、多くの情報に触れ、それも新しい情報に触れ、そこから真実を見抜くこと。考える力が大切だと感じている。



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