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【今回の知事選を総括。思い込みだけで判断してはいけない!私の推理を紹介】 [都知事選16]

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【今回の知事選を総括。思い込みだけで判断してはいけない!私の推理を紹介】

「落胆……………」当選確実の速報を聞いたときの第一印象だった。都民はここまでバカか? 今夜、やけ酒だ!と考えたが、ちょっと待て。いつもこのFacebookに書いている通りに、表面だけ見てものごとを判断してはいけない。自身で書いているのに、自身が実践してどうする?と思え、あれこれ考えた。いろんな人の記事や発言を読み、答えを探した。

今回の知事選。鳥越さんが当選すると思えた。知名度は抜群。クリーンなイメージ。党に所属する他の2人を両方で遥かに超える。では、なぜ、その鳥越さんが三位なのか? 一説には不正選挙という声もある。「そーだ。おかしい! 不正選挙に間違いない!」と結論付けてしまうのはいけない。何か確証が必要だ。裁判ではないので、証拠を提出することはないが、それなりの整合性が必要だ。「鳥越さんは人気があった。なのに3位はおかしい。だから、不正選挙だ」それではダメ。まず、背景を考える。

不正選挙があったとしたら、それはあの党だろう。だが、その党から今回2人の候補者が出ている。もし、不正選挙をするなら、推薦した方を当選させるだろう。なのに、当選したのは党に反旗を翻した方。そう考えると不正選挙ではないように思えて来る。こういう人がいるだろう。「最初から出来レースだった。本命は女性候補で、男は当て馬だ。それに皆嵌められたんだ」と。これは僕も疑っていた。あの女性議員は党の反対を押切って出馬。党は「応援したものは家族でも除名」と宣言。彼女は後ろ盾なしに戦う孤立無援のイメージを作った。


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自身でジャンヌダルクを引き合いに出したりして、それを多くの人が支持した。が、おかしいのは応援すると党員は除名なのに、本人は除名されていない。離党もしていない。これは党推薦の候補がダメなのとき、女性候補に乗り換えようという目論みではないか? さらに「男性候補はダミーで、党の本命は女性ではないか?」と多くの人が指摘したのだ。おまけに女性候補は危ない組織や宗教団体がバックにおり、本人もかなり過激な発言をしており、非常に危険な政治家だという指摘も多い。

そう考えると、男性ダミー。本命が女性という作戦ではないか? 党に反対する人たちも取り込んで勝利する。そういうシナリオだ。ーしかし、この考え方もおかしな点がある。整合性がないのだ。まず、同じ党から2人も候補が出ると、党支持者の票が割れる心配がある。前回の都知事選でも反原発を主張する候補。細川、宇都宮で票が割れて、舛添候補が当選した。先の2人の票を足せば、舛添にかなり迫れただけに無念だった。同じように、票が割れたらどーするのか? 党は考えたはずだ。それでなくても、第三の候補は人気抜群。イメージクリーン。無党派層は確実に支持する。

さらに野党共闘。鳥越候補を応援すれば、その党から出た候補2人ともが落選という可能性もある。そんな危険なシナリオを書くだろうか? そもそも、その女性候補は安倍総理ではなく、軍事オタクの議員を支持して、政権から遠ざかっている。それも事前のシナリオなのだろうか? その時点から都知事選を考えていた? それはありえない。舛添知事失脚はそのあとで起きた事件だ。


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だとすると、その女性議員はどう考えて出馬したか? 党内では避けられている。おとなしくしていは冷や飯を食わされる。そこで一発逆転。都知事選に出馬。だが、彼女がしたたかなのは離党せずに出馬したこと。これは何を意味するか? ここが今回の謎を解く一番肝心なところだろう。この答えは選挙結果で分かった。同党で推薦のある男性候補に投票したのは40%。女性候補は49%だ。ほぼ二分している。応援した者は除名とまでいわれたのに、半分近い支持者が彼女に投票している。

もし、この状態で鳥越候補が無党派層を取り込んで野党共闘の票を独占すれば、両候補共に落選しただろう。だが、なんと民新の支持者の28%。無党派の51%までが彼女に投票したのだ。その意外な展開によって当選した。では、なぜ、与党支持者が党公認でない候補に投票したのか? なぜ、野党支持&無党派が彼女に投票したのか? ここに答えがあるように思える。

まず、野党&無党派。これは先の参議院選挙でも感じたことだが「自民は絶対ダメ。だけど、民新も信用できない。他もダメ。だから選挙に行かない!」そんな人は多くいた。或は「どこもダメだから、好きじゃないけど共産に一票」という人。そんな人が自民に反旗を翻して、孤立無援で戦う女性候補に好感を持ち、投票したのではないか?彼女の背景がいかなるもので、どんな発言をする政治家なのか? そんなことを全く知らずに、その戦う姿に教官。投票してみようと感じたのだろう。


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そして、与党支持者だ。なぜ、応援したら除名処分とまで言われた候補に49%も支持者が投票したのか? これは党を支持しながらも「今のままではいけない」「安倍政権ではダメだ」という思いを持つ人がかなり増えているという現れではないか? 他の党の支持はしない。でも、変わらなければならない。そう考える支持者が多いということではないか? その思いを反映したのが女性議員だと思える。離党はしないが、党には従わない。

与野党の支持者。そして無党派の人がそれぞれの理由で女性候補を支持したことで、当選。これが背景ではないか? 論理的に考えると、鳥越さんはイメージ=クリーン。知名度は抜群。僕も確実に当選と思っていた。が、野党を支持する人たちも与党支持者と同じで、「今のままではダメだ」と感じており、党が押す候補を素直に応援しなかった。また、ネガティブキャンペーンを素直に信じてしまい、投票しなかった。

そして無党派層は「与党も野党も支持できねえ!」というところで、党に逆らって出馬した女性候補に共感したのではないか? こう考えると、よく言われている構図がさらに明快になる。「自民は支持できない。野党はもっと支持できない。投票したい党がない」だから、あの女性候補ならいいかも? それがまさに反映されたのが今回の選挙だと思える。ここで終わりではない。では、この先どうなるのか? 当然、党は彼女を除名せずに取り込もうとする。冷や飯を食わせることもなくなるだろう。

だが、党の命令を聞かず行動し、当選までした人が出て来た。次第に、上の指示を聞かない人が出てくるだろう。すでに小池新党という声も聞こえている。現政権に対する不満、反感が広がり、これまでの体制が崩れつつあるのではないか? それが表に出たのが今回の知事選だと思える。というような記事を書くと「考え過ぎじゃないですかー」というコメントがよく来るが、その種の無神経な指摘は無用!単なる個人の意見ですから。


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