「向日葵の丘」シナリオはどんなペースで何ページずつ書いたか? [向日葵の丘]
撮影現場の記憶というのは、何年経っても覚えているのだけど、シナリオ書きの期間の記憶というのは意外なほど思い出せないことが多い。何だか、楽々書いていたかな〜と思い気や悪戦苦闘の連続だったりする。
そこで本日のランチに、「向日葵の丘」のときはどーだったか? ログを見直す。「シナリオ」のカテゴリーを見ると、結構詳しく記録している。
夏に依頼があり、秋に公開の3作目の宣伝が終わり次第に執筆開始。だったのだが、その作品が映画館で大ヒット。ロングラン。次々に舞台挨拶や記念イベントが決まり、地方に何度も行ったりしてなかなかシナリオに書かれず。結局、書き始めたのは翌年の1月だ。開始から毎日、どのくらい進んだか?記録があった。
*A4サイズの原稿用紙で執筆ーその日何ページまで行ったか?
1月 9日 7p
16日 17p
24日 28p
25日 36p
26日 41P
27日 47p
28日 51P
30日 59P
2月4日 73P
12日 ラストまで
リライト(原稿をシェイプアップして)
18日 完成 68P
(B5の通常シナリオにすると136P)
執筆スタートから1ヶ月と9日。
あー何だか、悪戦苦闘の連続〜。
でも、これがシナリオ執筆。何でもいいからページ数を稼げばいいというものではない。
心に突き刺さる台詞や設定をあらゆる角度から考えた上で
書かねばならない。
早ければいいというものではない。
今だから言えるが、シナリオができない内に、ヤング3人組のオーディションをしている。
ま、ストーリー自体はかなり前にできていたので。
しかし、改めて、シナリオ執筆の大変さを思い出す。
書くというより、魂との対峙。人生を正面から見つめる作業
映画の全てはここで決まるのだ。
2016-06-24 15:03
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