原発事故から5年目の311。自身のこの5年を振り返る。 [2016]
また、3月11日が巡って来た。
5年前。東日本大震災の日。僕は2作目の監督作「青い青い空」を4年がかりで完成させ
過労で倒れて、自宅入院状態だった。
東京にいたが、本棚がぐらぐらと揺れ、棚の上のレーザーディスクが落ちる。
でも、外に逃げる元気はなく、「ああ、このままアパートが倒壊して、潰されて死ぬのかな?
と、ベッドの上で思っていた。
そのあとも寝た切りで、ずっとテレビで原発事故報道を見ていた。
それから2年後の311。
僕は原発事故を描いた「朝日のあたる家」を撮影。
そのクランクインの日だった。
それから、3年。それが今年である。
仕事で渋谷にデータを届けに行って、昨年暮れから続いた仕事がようやく完結した日だった。
いろいろと感じるところがある。
311がなければ「朝日のあたる家」は作らなかったし
そうなると「向日葵の丘」も生まれていないかもしれない。
その311から5年目。「朝日のあたる家」のDVD が5月に発売される。
いろいろと感じるものがある。
そして、僕はこの先、何を掲げ、何を主張していくべきか?
考えて行かねばならない。
2016-03-12 09:13
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