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双極性障害を勉強中!① あの人もこの病気だと思える? [双極性障害]

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 以前に「統合失調症」と「境界性パーソナリティ障害」について勉強した。今、興味があるのが、「双極性障害」。特に躁状態。数年前から機会あるごとに勉強しているが、先に2つに比べて文献が少なく、なかなか学ぶことができない。Wikipediaを読んでも、説明が分かりにくい。文章の中で興味を引くところを挙げて見る。

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双極性障害 躁状態

躁状態とは、気分の異常な高揚が続く状態である。躁状態の初期には、患者は明るく開放的であることもあるが、症状が悪化するとイライラして怒りっぽくなる場合も多い。自覚的には、エネルギーに満ち快いものである場合が多いが、社会的には、離婚や破産など種々のトラブルを引き起こすことが多い。

アメリカ精神医学会によるガイドラインDSM-IV-TRによる躁状態の診断基準は、以下の症状がAを含む4つ以上みられる状態が1週間以上続き、社会活動や人間関係に著しい障害を生じることである


●気分が異常かつ持続的に高揚し、開放的で、またはいらだたしい、いつもとは異なった期間が少なくとも1週間持続する

●自尊心の肥大: 自分は何でもできるなどと気が大きくなる。

●睡眠欲求の減少: 眠らなくてもいつも元気なまま過ごせる。

●多弁: 一日中しゃべりまくったり、手当たり次第に色々な人に電話をかけまくる

●観念奔逸: 次から次へ、アイデア(思考)が浮かんでくる。具体的には、文章の途中で、次々と話が飛ぶことなども含まれる

●注意散漫: 気が散って一つのことに集中できず、落ち着きがなくなる。

●活動の増加: 仕事などの活動が増加し、よく動く。これは破壊的な逸脱行動にも発展しうる。

●快楽的活動に熱中: クレジットカードやお金を使いまくって旅行や買物をする、逸脱行動に出る。


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 これだけでは何のことか?分からないが、これこそ。あの人が患っている病気ではないか? それによって多くの問題が起きている......多くの人が困惑することになっている。と思えている。実は、専門家にそのことを聞いたことがある。「そうですよ。あの人はこの病気ですよ」と断言された。

 やっぱり......でも、実名を上げて、そのことを関係者に指摘しても、多くは「誹謗中傷」としか思わないだろう。「そんな訳ないだろう? ありえない」と言われるはずだ。だが、それは違う。夏目漱石、太宰治、宮沢賢治、リンカーンも双極性障害だったと言われている。何度も書いたが、精神病は錯乱して包丁を振り回す人ではない。一般的な生活を送りながら、数々の問題を起こしてしまうことが多い。

 その意味で、政治家でも、芸能人でも、大学教授でも、精神病の患者は存在する。実際、僕の周辺にいる人物がある種の精神病で、問題を何度も起こしている。ただ、それが病気のせいと説明しても、多くの友人は理解できない。それどころか「精神病だなんていうのは、お前の方がおかしい!」という友人さえいる。

 人は精神病に対する畏怖を持っているようで、とにかく触れないように、知らずに済ませようとする。でも、その人物が病気だからこそ、トラブルが起き、多くの人が迷惑する。原因が病気であることが分からないので「許せない」「裏切られた」と感情的になり反撃。事態は悪化していく。本来、解決法は患者が治療することなのだ。

 そのための出発点はまず、その精神病について知ること。そして、その人物が本当に病気かどうか?を検証することだ。ただ、精神病は人権に関わる。テレビで***さんは***病とは絶対に報道しない。事件を起こした人も、精神病だと分かると名前は伏せられ、以後、報道されなくなる。素人が、いや専門家でも、公にその人が病気であることを指摘するのは極めて困難だ。

 誤解のないように断っておくが、その人が精神病であることを指摘したい訳ではない。その人の常識を超えた言動や行動が病気に起因するものであることを確かめたいのである。そのためには、まず病気を詳しく知ることなのだが、「双極性障害」に関して書かれた本は非常に少ない。でも、何とか勉強していきたい。

 それと「朝日のあたる家」の取材をしているとき、原発問題を友人に語ると、だいたい嫌がられた。白い目で見られ、「こいつ変だな?」という顔をされた。事故直後、原発問題を訴えるツイートに対して「プロ市民」とか「黒く汚い奴」とかいう批判をよく見かけた。原発問題に触れること自体が「おかしな奴」という一般の目が数多く存在した。が、次第に原発の問題点が広く伝わり、かなり一般の意識も変わった。今、ツイートで「プロ市民」なんて批判する者はほとんどない。

 精神病問題も同じ。「何か怖い」「考えたくない」「知らない方がいい」「関わりたくな」という思いが強いが、その患者がいかに、多くの人の人生を振り回しているか? そこに原因があることが分かれば、原発問題と同様に意識が変わって来るはずだ。

 映画化するとか、スクープを狙うとかいうことではなく、いつも興味があることを勉強していくと、思いもかけない答えが見つかる。だから、勉強したい。

 
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