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原発事故の悲劇を描いた「朝日のあたる家」ー映画としてのクオリティが低いから静岡の映画館が上映拒否したと言う人? [「朝日」DVD発売ー再掲載]

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 2014年4月9日の記事より


 ”朝日のあたる家”ー以前にも書いたが、圧力はなかった

(あったかもしれないが、届かなかった?)一番多かったのは、クビを捻るような批判である。そのほとんどが映画本編も見ていないのに、あれこれ文句をつけてくるもの。

 原発反対支持者に対する批判も似たようなものが多い。デモに参加する人たちのことを”あいつら電車に乗って来て、デモに参加するんだよな。電気使ってるじゃねえか?”と言う人がいる。

 だが、彼等は”電気反対”ではない。

”原発反対”なのだ。さらに、現在は原発稼働ゼロ。原発による電気は一切使われていない。つまり、何も知らないで、当て外れな批判しているのだ。要は人と違うことをしたり、何かを批判する人がいると、背景も状況も分からず、とにかくムカつくという人種がいるということなのだろう。


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 僕のところにも”朝日”への批判がよく寄せられる。

 つい最近、ブログに書き込まれたコメント。公開されることを知って書き込まれたものなので紹介する。静岡の映画館で上映拒否があったことを伝えた記事に寄せられたコメントだ。

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 本編を見ていないのでそうと断定は出来ないのですが、なぜ単純に「映画としてのクオリティの問題で(朝日のあたる家)上映を拒否された」という考えには至らないのですか?この文章を見る限りだと、自分の映画が上映拒否されている事の言い訳として「原発映画だから」という言葉を使っているようにしか見えません。

 自分はその某静岡の映画館をよく利用します。大好きな映画館で、頑張っている事もよく伝わってきます。

 なので、身勝手な憶測で「情けない」だなんて書かれているのを見て、非常に腹が立ちました。恐らく劇場側も気を悪くしている事と思います。

 もう少し謙虚に自分の作品を売ってみてはどうでしょうか。

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 身勝手な憶測ではない。

 映画館側は6ヶ月も前に試写を見せている。もし、クオリティの問題なら、その時期に断ってくる。何度連絡しても”上映はしません!”とは言わず、返事を渋ったのは、他の地区での映画館興行が気になったからだ。

 「ヒットすればウチでも上映しょう。コケたら止めよう」でも、全国各地でヒット。その映画館の近隣地区では記録的な大ヒット。それも伝えた。が、浜岡原発の再稼働申請があったとたんに「上映はしません!」と返事があった。

 そんな記事を書いたのだが、なぜ上記のような批判に繋がるのか? 理由として考えられるのは、記事をしっかり読まずに批判した。或いは、記事の内容を理解せずに批判したか?だ。

 おまけに”朝日”を見ていない。

 観た上で「クオリティが低かったので、拒否されたのは当然だ」ならまだ理解するが、見ていないでなぜ「***ではないか?」なんて、わざわざ推測で批判コメントしてくるのだろう?


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 いずれにしても、状況を理解せず批判する人たちはとても多い。もちろん、僕がウソを書いていることも想定して記事を読む必要はある。別の理由でその映画館を批判したくて記事を書いたと疑うことも大事だ。だが、ウソを書くと必ず整合性が崩れる。論理性がなくなる。

 それを記事から見つけ出せばウソだと指摘できる。

 だが、批判コメントをくれた人は「好きな映画館」だから「そんな酷いことをするはずがない」という感情。映画本編を観ていないのに「クオリティの問題」で拒否されたと推測で批判している。僕の記事が提示する事実や流れも理解していない。理解できていない。

 繰り返すが、「クオリティが問題」で拒否なら、上映依頼をした6ヶ月前に映画館側は拒否するはず。クオリティの低い映画を上映するか?しないか? 6ヶ月も悩むのはおかしい。そして半年後に「浜岡再稼働申請」がされたとたんに、なぜ断って来たのか? その事実を繋げれば、上映はしたいが、電力会社等からのクレームや圧力に怯えた。様子を見た。儲かりそうだ。でも、再稼働申請。タイミング悪い。と断って来たと考えるのが自然である。

 大事なのは真実を見抜く目だ。

 日本人は長らく「電気は友達」「原子力は安全」と言われ、それを信じて来た。そのために大きな犠牲を払うこととなった。その裏で電力会社が何をしてきたのか? 気付かずに来た。福島の原発事故をきっかけに、日本の問題点がはっきりして来た。記者や学者でなくても、ネットやテレビを見てるだけでも、ウソやフェイクを見ぬく事はできる。大切なのは真実を見抜く目。整合性や論理性を見つめればある程度は見えて来るはずだ。


 この記事の続きはこちら、その映画館に抗議に行った人の話=>http://cinemacinema.blog.so-net.ne.jp/2014-08-23-6



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