SSブログ

「境界性パーソナリティ障害」⑩ 知能犯ともいえる行動?ー病気と思えないから大変 [境界性パーソナリティ障害]

10806322_768615713212735_3177736147433098315_n.jpg

 「境界性パーソナリティ障害」の記事。

 10回近くに渡り連載してきたが、今だにアクセス数が高く、コメントも頂く。「まさか、あの人が! 考えてもみなかったけど、症状を知り納得です」というものが多かった。そう、多くの人が気付かないだけで、精神病の患者は身のまわりに存在する。統合失調症は100人に1人。パーソナリティ障害は50人に1人と言われる。

 だが、ほとんどの人は「私のまわりにはそんな人いないけどなあ」と言う。それは精神病とはどういうものか?知らないだけのこと。症状を理解すれば、「あーあの人。よく問題起こしたけど、そういうこか!」と分かってくるだろう。何度も書いたが、精神病というのは、頭がおかしくなり、理解不能なことを叫ぶものではない。日常生活も送り、常識的な発言をし、素人が見てもなかなか病気であることを見抜くのは難しい。

 以前、仕事でトラブルばかり起こす人がいて、

いろいろ調べると双極性障害の可能性が高いことが分かった。が、同僚たちからは「そんなことないよ。彼より監督の方がよほどヘンだよ」と言われた。そんな同僚たちは精神病について何も知らない。映画監督は僕を含めて非常識な人が多いが、それと精神病は別。計る尺度を間違っている。そして「自分のまわりに精神病患者などいるはずがない!」という強い思い込みを持つ人が多い。

1459077_748574461883527_2351640005126903234_n.jpg

 精神病=見るからに変! 目つきがおかしい。

妙なことを口走る。そんな間違った印象を持っている。パーソナリティ障害も、大学出のサラリーマンにもいるし、有名人や芸能人にもいる。決して特別なものではない。特徴としては男性より女性の方が多い。そして、知能犯とも言える行動が多く。ウソもうまい。(正確にいうとウソを付いている意識はなく、妄想を信じているということらしい)だから、一般の人はコロッとダマされて、ターゲットにされたり、取り巻きにされたりする。

 最近もパーソナリティ障害の話を友人にしたが、理解し辛い面が多いようだ。やはり、病気というと、体調が悪い、頭が痛い。という思いがあり、精神病というと狂っている=日常生活を送れない。という先入観があるからだ。また、一言で説明できない。長々と説明しても、病気とは思えず。単なる嫌な奴。知能犯としか思われないことも理解し辛い点だ。

 ただ、この病気に関しては、ほとんどの患者が同じ行動パターンを示す。ターゲットを探して、急激に距離を縮め、相手の心に取り入り、取り憑く。逆らおうとすると、事前に取り込んでおいた「取り巻き」に攻撃させ、自分が犠牲者であるように振る舞う。ふとしたことで、あれほど親愛の情を示していた人が手のひらを返すように攻撃を始めるというのもこの病気の特徴。かと思うとまた親しげに寄って来る。僕も、その種の患者から被害を受けたことがあるが、同様の行動パターンだった。

 病気であることを認識して、

 対応しなければ、トラブルはどんどん拡大して行き、自身の社会的信用を失ったり、罪のないまわりの友人知人をも巻き込み、傷付けることになる。その意味で、僕が経験したケースも、早く気付いたことで最悪のケースを回避した。ただ、大事件にならなかっただけに、友人の中には「本当に病気だったのか?」と疑いを持つ奴もいる。精神科の先生にも確認したら「典型的な症状です」と言われたのに、それでも「とは限らないじゃん?」とか言っている。


10590523_717140765026897_9086723805496836844_n.jpg

 ま、その友人こそ、患者により「取り巻き」に仕立てられていた1人なのだが、それにも気付いていない。やはり、自身が酷い目に遭わないと分からないのだろう。もし、あなたのまわりでも問題を起こす人がいたり、何か引っかかる人がいた場合は、精神病という方向でも考えてみてほしい。精神病にもいろいろあるが、そのどれかに該当すれば、それなりの対応ができるはずだ。

 患者には悪意はない。

 攻撃されて反撃しても日に油を注ぐだけ。全て病気による反応。そんなときはまずは、症状を把握して、該当するものがないか? 調べてみることをお勧めする。

 つづき=>http://cinemacinema.blog.so-net.ne.jp/2016-02-17

IMG_9591.jpg
nice!(0)  コメント(1) 

nice! 0

コメント 1

まさき

はじめまして。
40代女性、フリーランスです。

実は、この一週間で、何十年も苦しめられていた出来事、妹の暴力や癇癪がボーダーだったと理解しました。
いろんな記事を観てここにたどり着きました。

もう、何十年。想像以上の暴言、誹謗中傷、癇癪、大暴れの末の幻聴幻覚。
何故、暴れるのか、どうしてそんなに大声を出すのか、ものを壊すのか?
本当に理解できず。「キャラクター」と思っていました。

精神科に入院歴もありましたが、「キャラクター」で診断は終わり2週間の精神科の入院でしたが、退院してしばらくすればまた元に戻。。。


わたしは長女、彼女は4つ下の妹。
母親はわたしが7歳の時に他界。そう、彼女は母親を知らないのです。
それが全てとはいいませんが、環境はそんな感んじ。

とにかく、気が狂ったような暴言。こちらがうつ状態になるほどの。
そして、暴れ仏壇を壊す、電化製品は破壊。彼女41歳の時。

もう、何十年も苦しめられてきた家庭内暴力。

しかし、社会生活は送れるのです。
頭がよく、そつなく仕事はこなすので、派遣を転々として食いつなぐ。


今回、ようやく彼女が病気だと気付きました。
遅いと思うかもしれませんが
家族は気付きにくいかも。

こんなに被害を受けた私ですら、「母親がいなくて寂しい」そんな妹に同調
しかも、要求に言いなりでした。
ますます。。。いえ、現状はいつになっても変わらず。

抑えられない自分がいるのか、わたしの仕事中に全くお構いなしで
電話をしてくる。しかも何回も。
相手の都合は全て無視。抑えられないのかどなり散らす。
わたしが入院中も。。。

言われたことがありました
「愛情で癒してあげてください。彼女を認めてあげてください、抱きしめてあげてください」

きれい事です。
この苦しみは家族がターゲットになり、周囲からはわたしが加害者にされ
ボーダーの言うことを鵜呑みにする人たちの冷たい視線を感じたものにしか理解できないでしょう。

昨日暴れても、今日はご機嫌。
それはわたしが土下座したからです。
殺されると思いました。口げんかから始まって。
謝って、なんとか切り抜けないと。。。
そのくらいの剣幕です。

怖くて仕方ありません。でも
彼女とは別居中ですが、先ず、自分を守る方法として
掴まれた時のあざやひっ掻き傷に診断書を取りました。


一瞬、自分を責めます。
わたしが悪かったのかと。





by まさき (2017-07-19 01:29) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。