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患者が病気に見えない。被害者が加害者に見える?ー記事が大きな反響があった理由? [境界性パーソナリティ障害]

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 境界性パーソナリティ障害についての記事

 その後もアクセス数がかなり高い。通常このブログは1日に1000件アクセスくらいだが、このところ3−5000アクセス。凄い反響だ。感想で多いのは「私のまわりにも全く同じタイプの人がいて、迷惑しています」「なるほど、そーだったのか!」というもの。多くの人のそばに患者がいたということだ。この病気は人口の2%と言われているので、日本人が1億人として、2%で200万人。つまり、

 「50人に1人。患者がいる確率だ」

 友達が50人いれば1人は患者ということになり、誰のそばにいてもおかしくない。が、何度も書いたように境界性パーソナリティ障害の患者は「病気」とは思われず、変な人。嫌なヤツ。というふうに思われる。或いは全く気づかずに付き合っていることが多い。これも何度も書いたが、一般の人は「精神病」というと、「錯乱状態で包丁を持って暴れる人」とか「私は神の使いだ!我を崇めよ」というような人だと思っているからだ。

 前者は覚醒剤中毒であることが多いし、

 後者は統合失調症の可能性が高い。そして精神病にもいろいろあって、おかしなことを口走るのはある種のものだけ。境界性パーソナリティ障害の患者は通常の生活を送り、コミニュケーションもできる。むしろ、まわりから「いい人。いい子」と思われることが多い。なので、まず、精神病だと思われることはない。

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 ただ、あるきっかけで親しい人に攻撃を始めるのだが、それも一般の発想の範囲内なので、「怒っている」とか「嫌なヤツ」という印象しか持たない。だから、相手も一般の人に対するのと同じ対応をしてしまいがち。反論したり、批判を返したりするが、次第に泥沼に嵌って行くことは、これまでに説明した通り。

 つまり、患者だということが分からない。

 「変だ」「許せない」「卑怯だ」「人間性の歪んだヤツ」という解釈をしてしまう。また、患者は取り巻きを作る。「明るいいい子」の顔を見せ、被害者であることをアピールすることで、周りの人たちは信頼、同情してしまい、知らない内に「取り巻き」にされるので、さらに病気であることに気づかない。

 が、「取り巻き」作りこそが、境界性パーソナリティ障害の患者がよく行う行為のひとつなのだ。病人の行動というより、知能犯としか思えず、ここでも病気であるとは思われない。でも、そんな患者が日本には50人に1人いるといわれている。

 病気というのは、基本的に本人が苦しむもの

だが、境界性パーソナリティ障害はまわりの人たちを巻き込むところが怖い。それも患者の思い込みで、何の罪もないまわりの人たちが、互いに傷つけ合う。批判、中傷をしあうという悲しい事態となってしまう。全ての元凶は患者なのだが、そこに問題があることを理解する人は少ない。

 たまたま僕の記事を読んだ方が「あーーー私のそばにもいる!」「あの人。ほんと許せない!と思っていたけど、病気だったのねー」と驚いたり、気づいたりすることが多かったようだ。

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 僕のまわりでもそうだが、精神病の話をすると...

 皆、沈黙してしまう。意見を言わない。質問もしない。とにかく触らないでおこうとする。中には精神病の話をすることで、「お前が病気じゃないか?」という視線を投げかける人もいる。興味を持って話題にしても、そんな冷ややかな反応で、話をしなくなる人もいるだろう。

 そんな環境が正しい情報や知識が広がるのを止めてしまい。事態を解決するきっかけをなくしている。また、よほどのことがないと、精神病に興味を持つこともない。僕はたまたま映画監督業という仕事で、いろんなことに関心を持つことこと。過去に友人がおかしくなった経験もあったので、そこから勉強を始め、いろいろ調べたが、通常は精神病を学ぼうとは思わないはず。

 だから、患者と揉めても病気と気づかないことが多い。

 それどころか、まんまと患者の思惑に嵌ってしまい、事態を悪くしてしまうことになるのだ。その意味で、多くの人が境界性パーソナリティ障害に関心を持ってくれたことは、嬉しいことである。最後に付け加えるが、患者には悪意はない。症状が騒動を起こすのだ。問題は病気。そこが大事なところである。

 詳しくはこちら=>http://cinemacinema.blog.so-net.ne.jp/2016-01-11


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