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「境界性パーソナリティ障害」についてー いくつかコメントを頂きました。 [境界性パーソナリティ障害]

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 「境界性パーソナリティ障害」について勉強したことを

 何度か記事にしてきたが、驚くほどの反響があり、コメントもいくつか頂いた。これまで「嫌なヤツ」と「許せない人」と思っていたのが、記事を読んだことで「病気ではないか?」と気づいたという。

 僕自身、同じ経験をしている。「なぜ、この人はこんな酷い誹謗中傷をしてくるのか?」と思って、いろいろ調べていて、専門家に聞くと「あーそれは典型的な境界性パーソナリティ障害ですよ!」と言われた。

 さらに調べて行くと「あーーそれそれ!」

 という記述が次々に見つかり、「なるほどーそういうことななのかー!」と納得の連続。まさか、精神病とは思わなかった。こちらが何かした訳ではないのに、今までの好意的な態度から180度違う攻撃的なった理由が分かった。しかし、その症状はとても病気とは思えない知能犯ともいうべきもの。また、見事なくらいに、腹立たしい攻撃をしてくるので、やはり病気とは思えず、驚きを隠せなかった。

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 「どーすればいいですか? 本当に許せない。モンスターです」

 というコメントも頂いた。専門家に聞くとこういう。「賞賛も批判も相手は喜ぶだけ。自分に関心を持っていることを知り喜びます。唯一苦手なのが無視されること。相手は必死で怒らせようとしますが、とにかく無視すること。怒って反撃すれば相手の思う壺」

 とのことだった。この病気の症状は取り憑いた相手をサンドバックのように、感情をぶつけズタズタにするもの。原因の多くは幼少期の虐待や愛情の欠乏があるといわれる。そんな経験により子供時代に傷ついた心を癒すために、自分の思いを120%受け止めてくれるターゲットを求めてしまう。その相手を探し、取り憑くために、日頃から餌巻きをする。

 元気で健気ないい子をアピール。

 ターゲットを見つけると賞賛し、急激に近づいて行く。そして、自分の辛い体験なんかを告白して(妄想が伴う場合もある)相手の心を開き、懐に飛び込んで行く。最初は「私なんかの話を聞いてくれてうれしい」と健気だが、次第に相手の都合に構わなくなり、仕事中でも「今すぐ会いに来て!」などといいだす。気に入らないことがあると、手のひらを返したように激怒し、攻撃を始める。

 同時に、ターゲットのまわりにいる人にも取り入り、「取り巻き」というべき存在を育てる。その人々に対しては健気でいい子を演じ続け、礼儀正しい常識ある行動を取る。そんな人たちに「酷いことをされた。死にたい!」とターゲットから攻撃を受けたということをウソ(妄想)を交えて吹聴する。取り巻きはコロッとダマされて「それは許せない!」とターゲットを攻撃するのである。

 つまり、自分に逆らえないような構図を作り上げて、

 ターゲットを逃げられないようにして、思う存分、自分の思いをぶつける。無理難題を相手が応えることで「私は愛されている」と実感し、幼少期の心の傷を癒す。これは患者本人は意識しておらず、無意識下での反応。本人はそうとは知らずに、「この人は私を分かってくれる!」と思い込んだり、ほんの些細なことで「裏切られた!許せない」という怒りに刈られて行動しているだけなのだ。


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 この種の患者は二元性が強く。両極端。だから、ターゲットが「明日の朝は早いから」と電話を切ろうとするだけでも「嫌われた!」と思い込み、攻撃的になる。しかし、そんな状態を知ると「愛を求めているのだから、愛で応えてあげれば分かってくれる」と無理難題に応えようとする人もいるが、患者の要求は次第にエスカレート。生活や仕事に支障を来すことになる。単なるワガママ、寂しがり屋ではなく、常識を超えた要求や攻撃にさらされ人生をボロボロにされることにもなる。

 愛や恋の問題ではない。

 が、そんな患者を受け止めようとして多くを失った友人もいる。専門家に聞くと対処法はないので、とにかく関わらないこと。逃げること。無視することだという。愛がある肉親なら病院に連れて行くことが大事だという。そこまで出来ないなら(当然、患者は自覚していないので大変な騒ぎになる可能性が高い)関わらないことだ。

 しかし、あれほど応援していた相手、或いは親しくしていた人が手のひら返しで攻撃をしてくると、特にいろんな人、友人知人にもウソをいい触れ回り、信頼を落とされたりすると、こちらも怒り心頭。何とか反撃して思い知らせてやりたい!と思うのが人の心理でもある。その種のコメントも頂いた。

 それらを読んでいて感じたことがある。

 ここまでは、自身で勉強した文献や専門家から聞いた言葉を紹介して来たが、次回は映画産業に関わるクリエーターとしての個人の意見を書かせてもらう。


(つづく)

 続き⑨はこちら=>http://cinemacinema.blog.so-net.ne.jp/2016-01-27-2


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